昔カッコいい飛行機野郎が、歳を取ってジジイになったから?【ヒコ爺】
 
2022/04/25 20:33:39|飛行機関係
ナルケアシュラー70の改修 【その4】塗装下地作り

 全体の細かい修正が終りましたので下地作りに入ります。
バルサの目止めにタルクを入れたシーラーを全体に刷毛塗りします。 下地作りは結構嫌な工程です。
乾燥後にシーラーを#240番のペーパーで磨き落とし、更にもう一度シーラーを塗って研いでバルサ目を埋めてしまいます。
 も一度シーラーを研いで表面をツルツルにしておきます。

 次に絹貼りです。
薄めたシーラーで絹を胴体に貼り付けて行きます。
 胴体全体を一度に貼ろうとするとシワの要因になるので中央部、前部と2分割で貼っていきます。
 重なった部分は後工程の研ぎで平滑にしていきます。

 絹貼後にシーラーを2回程塗りと磨きを繰り返し絹の目止めをしていきます。

 絹目が埋まったところで次にサーフェサーにタルクを入れて刷毛塗りします。
 ここでも絹を削り過ぎないよう磨きを掛けます。
更にサーフェサーを塗り、#240~#400番で磨きを繰り返し表面をつるつるにしておきます。
 この工程もサンディングの粉塵が出るので室外での作業です。

 磨きが終わり、表面を綺麗に拭いてウレタンの白を軽く吹きつけて色付けの準備です。

 白を吹きつけると表面の凹凸や小傷が良く判るのでこの工程で最終補修しておきます。 

 下地が完了したら軽く#800番程度で表面を磨いて上塗り塗料の足付けをしておきます。











2022/04/21 20:43:10|飛行機関係
ナルケアシュラー70の改修 【その3】

 
 修理した基盤にジュラ脚を取り付けてみます。
足の出口も整形しておきます。
 シャキッとしました。(`・ω・´)b






 次にモーター仕様にするためにエンジンマウントは不要なのでカットしました。
 マウントのエンジンを載せる部分はノコギリで切り落としましたが、カウル部分に沿っている部材はリューターで削り落とし少しだけカウルの補強として残しておきました。 








 キャノピーも内部が汚れており、人形もチョット斜めについていたので外して清掃、人形の位置直しもしています。




再度キャノピーを接着しておきます。
この後は縁をパテ処理して段差を取ります。
 パテ処理は削りカスも出ますし結構時間もかかりますね。







2022/04/14 12:34:59|飛行機関係
ナルケアシュラー70の改修 【その2】

 胴体のフィルム全体を剥がした状態です。
ノーズ部分はグラス製で塗装が施してありますのでとりあえずそのままです。


 側板は軽量化の為に肉抜きがしてありますが絹貼り塗装にするために2oバルサで埋め込みます。


 部品の切り出しは側板にバルサシートを当てて反対側の穴からケガいて切り出しました。
 取り付けは内側から沈み込み(段差)防止の為にチップを数カ所取り付けてます。
 結構神経使いながらやりましたが、やはり隙と段差が出てしまいますね。


 こちらはこの機体のメイン修理!!
脚の基盤が付いていた箇所の接着剤を綺麗に除去して4oのベニヤ板で枠に合わせながら切り出して取り付けます。
 前後の胴枠が破損していなかったのが幸いです。
手作業でホゾをカットするのは結構面倒でした。




 更に基盤の上に2o厚のベニヤ版で底板を貼ります。

 最後に1o厚のカーボンシートで補強しておきました。
内側も基盤の部材の接着面をカーボンロービングで補強しておきました。
 












2022/04/12 13:13:02|飛行機関係
ナルケアシュラー70の改修 【その1】

 前記パイパーカブの製作が終わり、一段落したので以前に知り合いから頂いたナルケホビー製の「アシュラー70」の改修を始めました。
 ぱっと見、普通の中古の機体で何処も痛んで無いように見えますが、フィルムはかなり劣化して剥がれや破れ等が散見します。

 数を飛ばせば痛んでくるのも当たり前ですが、着陸時のダメージでペリーパンのヒビ割れや脚の取り付け部が基盤ごと破損していますね。
 これでは”もう要らない”となってしまいますね。

 画像のペリーパンはヒビ割れ箇所をガラスクロスで裏打ちして修正した状態です。


 脚の取り付け部の破損状態は基盤はおろか、底板も無い状態で引き取りました。
 これでは結構修理に気合入れないと…。です。(◎_◎;)
 引き取った時はエンジン仕様で飛ばしてましたが、その前のオーナーは電動仕様で飛ばしていたみたいです。リポホルダーのベルトが付いていました。


 今回の改修は胴体のフィルムを剥がし、絹貼り塗装に変更し、主翼や水平尾翼はキズ、破損部のみの小幅で修理していきます。

 まず、フィルムをヒートガンで炙りながら剥がします。
フィルムの種類によっては色素がバルサに残るものもありますが、このフィルムは綺麗に剥がれました。しかも糊残りが少なくほぼベタ付がありませんでした。
 (フィルムの良品?粗悪品?)
 とにかく綺麗に剥がれたのでまずまずです。







2022/04/03 16:59:30|飛行機関係
パイパーカブの製作…その9(初飛行編)

 いよいよ初飛行に挑戦です。
飛行は3/27(日)にIHCの大会があり、これで参戦するつもりです。
 天気をみて3/24(木)に行いました。
やはり、大会に参戦するN村会長のエンジンカブも練習に持ってきていましたので記念写真です。
 (この時からお互いに心の中では俺が勝つ!!と思っている。)

 いそいそと機体を組みたて、恒例のクラブ員のあ〜じゃねえ、こうじゃねえ〜とか洗礼をうけます。
 そんな事はよそにTAKE OFF〜ッ!!
機体は電池込みで1,130gで軽く仕上がったので少しの滑走で軽々と上昇していきます。

 初飛行は重心位置がやや後気味だったせいもあるかも知れませんが、機体の特性もありパワーを入れると頭をあげてしまいます。
1/3位のスロットルで飛ばせばおとなしく水平で落ち着いてますが…。
 2回目はノーズに25gの錘を取り付けとエンコンにエレベーターダウンのミキシングを入れて飛ばしてみました。
最初より上空は良くなりましたが、着陸アプローチで沈下が少なく伸びてしまい定点着陸には難があります。

 更にノーズに25gの錘を載せて再トライ!!
今度は適当な沈下で着陸コースに入ってくるので飛ばし易くなりました。

 後日、主翼の迎角を減らし、フラップ(フラッペロン)を下げて進入すると更に着陸しやすくなりましたね。

 暇つぶしのお遊び機体の製作編でした。(チャンチャン!!)

画像はIHCK木広報班の画像です。
いつもかっこいい画像有難うございました。


 追伸:春の大会はタッチ&ゴーで着陸時に水たまりに足を取られて途中リタイヤでした。(´;ω;`)
 タイヤもワンサイズ大きくしなきゃ!