新聞記事で、ジェット機の機体に、サメ肌のフィルムを貼ることで、燃費が1%改善するというのを読みました。 素人考えでは、機体が滑らかな方が、空気抵抗が少ないのかと思っていましたが、そうではないんですね。 1%の改善では、大したことはなさそうに思いますが、エンジンがフル回転した時は、消防自動車のホースで水を流すほどのガソリンがいるそうですから、これは相当の量が節約になるのでしょう。 この新聞記事の中に、「再生航空燃料」という言葉がありました。 これまで知らなかった言葉なので、さっそくネットで調べたら分かりました。
世界的に脱炭素が意識される近年、「SAF」と呼ばれる、廃棄物や再生エネルギーから精製する持続可能な航空燃料に注目が集まり、「すてる油で空を飛ぼう」というプロジェクトは、CO2排出量の削減を目指して、ご家庭から出る廃食油を活用し、飛行機の燃料とする資源循環の取り組みで、すてる油で空を飛ぶ試みは、未来の空へと着実につながっています。 「『SAF(サフ)』とは、持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel)のことで、原油ではない資源から作られた航空燃料です。廃食油や間伐材などの植物に由来する資源を利用することで、従来の化石燃料に比べて、CO2排出量が大幅に削減できる燃料なのです」 「SAF自体は従来の航空燃料と同じように、燃焼時にはCO2が排出されます。しかし製造の過程においてCO2の排出量が少ないことがSAFの大きな特徴です。 家庭で出た廃食油をボトルに入れて、スーパーなどに設置した回収ボックスに入れていただくのです。 このように、てんぷら油で飛行機が飛ぶというのは、ロマンがありますよね。
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