欧州人権裁判所(ECHR)は9日、スイスの気候変動対策が不十分だとして市民が国を訴えた裁判で、市民の主張を認める判決を言い渡した。訴訟を起こしたのは、多くが70代の高齢女性たち。年齢と性別により、気候変動による熱波の影響を特に受けやすいと訴えた。ECHRは、排出削減目標を達成するためのスイスの努力は、極めて不十分だったと結論付けた。ECHRが地球温暖化について判決を下したのは今回が初めて。今回の判決には拘束力があり、イギリスを含む欧州46カ国の法律に影響を与える可能性がある。世界各国の政府は、温室効果ガスの排出量を大幅に削減する目標を掲げている。しかし、科学者や活動家たちは、その進展はあまりにも遅く、世界の気温上昇を工業化以前と比べて1.5度未満に抑えるという重要な目標を達成するめどは立っていないとしている。以上のような、内容でした。日本も、もっと本腰を入れなければ、ならなくなるでしょう。