義手でバイオリンの弓を持ち、バイオリンを奏でる演奏家がいるということを知りました。
さっそく、ネットで調べてみたら、以下のお話がありました。
ネット上の文書を、多少かっとしてあります。
2歳上の姉、5歳下の弟を持つ次女として育った伊藤さん。3姉弟の誰かが病気になるたびに慌てる母親を見て、幼心に「看護師としてお母さんを助けたい」という思いを抱くようになった。幼い頃の夢をかなえるべく、看護科のある高校に進学。その後、看護専門学校に進み、夢に向かって邁進する日々を過ごしていた。そんなある日、事故は起こった。実習先の病院にバイクで向かう途中にトラックと衝突。右腕がタイヤに絡んでしまう大事故だった。
水泳により肩甲骨を鍛えたことが、のちに伊藤さんの財産となる。実は伊藤さんには、神戸で入院していた頃から、もうひとつの野望があった。7歳の頃に始めたバイオリンをもう一度弾いてみたいという夢だ。
「子どもの頃はバイオリンの練習が嫌いで、やめたくて仕方がなかったんです。でも、右腕を失った時に、母がぽつりと『バイオリン、弾けなくなっちゃったね』とつぶやいたんです。母はさだまさしさんが好きで、いつか『精霊流し』を弾いてほしいと言っていました。どんな姿でもいいから、母のためにもう一度バイオリンを弾きたいと考えるようになりました」
そこで、看護師用の義手が完成したあとで、バイオリン用の義手を製作してもらうことにした。しかし、いざバイオリンを構えてみると、肩甲骨で義手を動かしながら弦を鳴らすのはことのほか難しく、しばらくは家の中でこっそり弾いていたそうだ。
現在は病院を退職し、講演活動とともにリサイタルの開催や音楽フェスへの参加などバイオリニストとしての活動が多くなった。気になる『精霊流し』だが、自身の結婚披露宴で演奏したそうだ。
家に帰れば、小学校1年生、4歳、1歳の3姉妹の育児に奮闘するママの顔になる。