「伊藤 ゆたか」の日々の生活、考え方、まちの情報などを、随時お送りいたします。伊藤ゆたかは、市民の目線を失わずに、強いものに取り込まれず、是々非々を貫きます。
 
2010/10/09 22:23:19|その他
平塚市議会の改革の行方は
先の9月議会で、ちょっと古い資料を用いて、平塚市の行政サービス度は全国の中で205位ですと言ったら、答弁で、そんな古い数字を用いて悪さを強調するのではなく、良い数字もあるので、そういう事例を挙げてもらいたいというような主旨の答弁がありました。

時間に詰まって言葉足らずだったので補足しておきます。

2005年の調査資料の後、子育て環境や高齢福祉などに対して、努力されている事を百も承知の上で、今調査したらもっと数値は上がっているとの答弁もありました。

古い資料をあえて持ち出したのは、その後の平塚市の施策が社会保障の分野での進展が見られるものの、交付団体に転落したような赤字財政では、何にもならないことを言いたかったのです。

民主党政権が言っているように、強い経済・強い財政・強い社会保障をバランス良くつくって行かなければならないのです。

強い社会保障に向かって半歩前進しても、後世につけを残したままの赤字財政、それを支えるための強い経済、強い経済をつくるための行政の経営感覚のなさについて、言いたかったのです。

誤解を与えたお詫びに、議会改革について書きます。

今、平塚市議会の活性化検討委員会では、議会の一問一答方式の導入について議論しています。議論を聞いていると、まったく実現の予感がしませんが。

議会改革度を調査した資料があります。これは今年の調査です。この中での平塚市議会の位置づけは、全国で235位、神奈川県内で12位という状況です。


どげんかせんといかん !







2010/10/08 0:38:10|その他
平塚の教育が危ない
平塚の教育は、危機的状況だ。平成21年全国学力調査によれば、小学6年生の神奈川県の平均点は、全国の中で21位。中学3年生は、全国38位です。大阪府の橋元知事が、教育委員会をたたいたことは、マスコミにも数多く取り上げられたが、大阪府は小学6年で33
位、中学3年で45位。大阪よりましだと言う事で片付けましょうか?そうは行きません。

県内他市と比べて見ると、上位は鎌倉・横浜・川崎市で、人口比で58%を3市で占めていますから、平塚などの県内他市がいかにレベルが低いかと言う事です。

平塚市の小学6年生の点数が、237.4点ですから、橋元知事が怒った大阪府の平均点249.9点よりはるかに下で、ビリの沖縄県とビリ前の北海道の間に位置しています。

平塚市の中学3年生の点数が259.6点です。ビリ3位の大阪府とビリ4位の岩手県の間に位置しています。

同じ教育がされていて、県内トップの鎌倉市の小学6年が263.8点、中学3年が287.7点なら、平塚の子どもの能力や家庭環境に問題があるのだと、あきらめてしまうのかもしれません。古都鎌倉という風土を考えると、妙に説得力もありますが、県平均のトップは、秋田県や福井県なのです。

まだチョッピリですが下がいるなんて言う、慰めが言えないほど、平塚の教育は危機的な状況です。保護者との懇談をすれば、保護者の一番の関心事は子どもの学力なのです。

僕は、議会でもずっと、教育に投資をすべきだと言ってきました。こんな批判的な記事も書きたくありません。先生の職場環境の整備もするべきです。何故なら、平塚の明日を託す子どもたちのためなのだから。










2010/10/06 22:31:41|その他
平塚市議会の改革は市民の声から
今日のクローズアップ現代、ご覧になりましたか?

議会改革の話題だったのですが、僕は今まで名古屋の河村市長や鹿児島県阿久根市の竹原市長が、議会との対立でマスコミの話題になりますが、議会とのリコール合戦の裏側に、マスコミにはのりませんが、この市長たちは行政との関係もうまく行ってない事を、読み取らなければならないと言ってきました。

まさにこの番組が物語っていました。

河村市長は地域主権の象徴として、市民税10%の減税を打ち出しました。そこまでは良かったのですが、行財政改革で職員の給与の削減で財源としました。名古屋市議会は否決したのですが、何故か。市長の支持政党である民主党も反対していて、ねまわしが足りなかったので対立したと言っています。これまで、ねまわしは市職員が行っていたが、わが身を切るねまわしを市職員が行わなかった。ねまわしと言うとイメージが悪いのですが、情報公開とか事前の話し合いと理解して下さい。

一回目の否決の後、市長は鉾先を変えて、議員報酬の半減の800万という議会改革案を提出し、これも否決され、その後に議会の解散を提案し、リコール運動へと発展して行ったのです。

さらに悪いのは、解散後の選挙で議会に市長の支持議員を集めるとしている事です。議会の存在価値が大きくなっている時代に、仲間を集めて大政翼賛会的議会をつくろうとしているという事は、民主主義の否定ですし、議会の存在をも否定してしまっているのです。

市民の皆さんは、市民税減税という施策で市長を支持されるかもしれませんが、名古屋におけるこの騒動、市長にも議会にも問題があります。地域主権を考える時、減税はそのまちの選択として、正しい施策です。

その後が問題で、僕は今まで、議会と行政・首長の車の両輪は、決して離れる事もなく決して交わることもないのです。と、言ってきました。議会と無益な対立をしたり、大政翼賛会的に交わることも、あってはいけないのです。

平塚市議会は、地方主権の時代にふさわしい議会を目指して、変わろうとしてきました。議会が変わろうとする時、いつも抵抗勢力は行政でした。市民の皆さんは、あたり前だった行政主導という仕組みを考える時です。市民の皆さんの声が、このまちを変えます。







2010/10/01 10:43:53|その他
祈る坂本龍馬
色々な反応や解釈がありますが、このまちに坂本龍馬のような先見性と、このまちのためとこのまちの市民のために、命がけのエネルギーを発露させる人材が必要です。祈っていても坂本龍馬はあらわれません。坂本龍馬は、市民がつくり出すのだと思います。







2010/09/27 11:46:02|その他
平塚に龍馬はいるか?
昨日の龍馬伝は、面白かった。長州が幕府軍に勝った後、この勢いで武力をもって幕府を倒そうとする桂に、大政奉還をもって戦わずに国を変えるべきと唱える龍馬。

もし、この時代に武力で討幕が行われていたら、長州と薩摩が争い、明治は生まれていなかったかもしれない。

大政奉還に至るのには、山内容堂も尽力したかもしれない。無血開城には、勝や西郷のお蔭かもしれない。

無血革命を成し遂げ、明治を生む原動力として、維新の時代に確実な船中八策に見られるような、明治の時代のビジョンを持っていた龍馬は素晴らしい。

明治の自由民権運動は明治7年からであるが、板垣も土佐藩士であることは偶然ではないと思うが、自由民権のルーツは坂本龍馬にあると、昨日の大河ドラマは語っているのである。

このまちを、この時代に置き換えてみる。4月に向かって、ある人は絶対降りない。駄目でもやると言っている。ある人は、ネガティブキャンペーンを張っている。ある人は、選挙だからしょうがないと言う。こうして戦うことが、まちのためにと言いながら、まちを壊すことになる事を誰も考えようとしない。

市民主権の時代をつくるという事は、明治に自由民権を唱えた板垣より、大政奉還という戦わずして国の形を変えようとする、坂本龍馬のようなリーダーがこのまちにも必要なのである。