「伊藤 ゆたか」の日々の生活、考え方、まちの情報などを、随時お送りいたします。伊藤ゆたかは、市民の目線を失わずに、強いものに取り込まれず、是々非々を貫きます。
 
2010/11/20 12:08:53|その他
日本人は富士山が好き
富士見の庁舎という記事を見つけた。東京都は、過去40年近く富士山の観測をしているそうです。

現在は、都庁31階フロアの一角にカメラを固定し、毎日午前9時に自動でシャッターが切れるようにしているそうです。

平均84.1日見え、最もよく見えたのが1999年度で111日だったそうですが、だからどうだというような調査がされている訳でもなく、観測され続けているそうです。

江戸の時代から、富士見という地名がいくつもあり、富士山が見えるという事に特別な感慨を持つ、日本人的でいいじゃないかという記事でした。

僕の家からも、毎朝出かける時に、門からバス通りに出る時に、真正面に富士山が見えます。

今計画中の市役所新庁舎からも、8階の西側に計画されているラウンジから、四季折々の富士山や箱根や丹沢の峰々が、展望できるものと思います。











2010/11/16 10:47:22|その他
二番じゃぁ駄目なんですか
一番じゃなければ駄目なんですか?二番じゃ駄目なんですか?
蓮舫大臣の事業仕訳での名言です。

昨日の新聞に、中国製スパコン世界一とショッキングな記事がのっていました。一秒間に2566兆回計算できるそうです。

アメリカは6年間守ってきた首位の座を明け渡し、2位となり、一秒間に1759兆回の計算速度だそうです。

3位も中国のスパコンで、一秒間に1271兆回の計算速度。

4位に東京工業大学の開発したツバメ20というスパコンが入り、一秒間に1192兆回の計算速度なのだそうです。

二位じゃ駄目なんですか?ではなく、機能は世界一の半分以下で4位がやっとの状態なのだそうです。なぜなら、日本製のスパコンがトップ10入りしたのが、4年前に9位に入って以来のことなのだそうです。

二位じゃ駄目なんですか?じゃなくて、トップ10入りしなきゃ駄目なんですか?と、言いなおしてもらいたいと思います。

日本の科学技術が心配です。日本がどう生きて行くのか、日本の舵取りに国民の将来がかかっています。

このまちでも、将来に対する投資が大事です。備えが大事です。将来を見通す力が必要です。将来ビジョンを描く議論が必要です。










2010/11/14 11:42:06|その他
東郷平八郎の生き方は
しばらくのご無沙汰の間、たくさんのコメントを頂きましたこと、心からお礼申し上げます。

東郷平八郎を引き合いに出されたコメントがありました。どのような生き方をされた方か、つぶさには存じ上げませんが、日露戦争においてロシアの極東海軍にバルチック艦隊が合流することを、極東海軍は203高地を落とすことで壊滅し、日本海開戦によってバルチック艦隊を撃破し、日露戦争を勝利に導いたそうです。

小が大に勝つ兵法として、例にあげられたりもしますが、そんなに格好良く現代に収まる訳でもありません。

若林栄四さんの紹介もありましたが、僕は投資はやりませんのでよくわかりません。バブル時代、近所の農家の人たちが寄れば株の話をしていた頃から、僕は手を出しませんでした。投資のできる余裕がなかった、とも言えますが。

色即是空については、もっとわかりません。僕は結構抹香くさい奴なのですが、これがわかると仏教を理解し、仏道を成就したことになるのでは。

仏教的に言うと、因果は縁によるそうですが、僕は今まで原因があって結果がある。良い結果を導くために良い原因づくりをしよう。と、言ってきました。原因と結果の間に因縁という目に見えない力が働いて、全てがうまくは行かないが、と言ってきました。

だから、仏教的には間違ったことを言ってきたことになります。ゆえによくわかりません。

APECが開催されていて、TPPのことが議論されています。開国か鎖国かと問われれば、開国に決まっています。幕末に黒船が来航したような、蒼然たる議論が必要な時です。

資源を輸入し工業製品を輸出する事によって、国の発展を支えてきた現実をふまえて、この国の長期展望を描く時です。グローバル経済の中で、日本の経済を考えるべきです。

経済を優先しすぎて、国民の生活を置き去りにしてもいけません。お金があってもレアメタルのように、物が買えないことも想定しなければなりません。農業もその範疇に入ると思います。

だから関税によって、国内農業を守るという話でもありません。GDPで4兆円、1.5%の日本の農業、パナソニック一社と同程度の日本の農業。米の関税が778%、5キロで300円の米が、国内で2500円の販売価格になっている現実。これまでの農業施策は、どこか変だ。

かつて農水省のお役人と話をした時、農水省に、都市農業という言葉はありません。と言われたことを思い出す。










2010/10/23 0:03:02|その他
平塚のぬるま湯行政パート2 
地方分権と言われて久しいが、まだ過渡期ではあるが本格的な分権社会に備えて、地方自治体の模索がなされている。

名古屋市や川崎市などの大きなまち以外に、小さな村においても懸命な努力がされている。

今日、長野県阿智村の記事を見つけた。数年前、平塚の子どもたちが夏休みを自然の中で過ごしていたので、2年続けてお邪魔した。阿智村の横川部落という限界集落で、横川の人たちが平塚に見えた時にも交流させてもらった。役場の水上さんと、温泉に入ってまちづくりについて熱く語り合ったり、懐かしい所である。

記事のタイトルは、自治会になった村です。1956年に3村が合併して阿智村ができたそうです。当初は、3村の融和と平準化を目指したそうです。僕が訪れた頃も、観光事業や今で言う6次産業化に努力されていた。

平成の大合併に、住民意向調査の結果、当初は自立の道を目指したのだが、周辺2村を編入したことをきっかけに、かつての3村の融合策を解体し、自治会づくりを始めたということである。いわゆる自治社会づくりである。

もうひとつ例をあげると、高知県馬路村である。ここの事をテレビで見て、どうしても行ってみたくて、今年の5月に行ってきました。

高知市から車で2時間はたっぷりかかる、柚子と杉林しかない山間村で、一人のJA職員の村の活性化に対する10年にも及ぶ努力が実を結び、ごっくん馬路村というヒット商品を生み、産業を興し雇用を生み農家を元気にした。

そうなると、村もほっておかない。株式会社経営に乗り出し、杉間伐材を使った産業起こしを始め、あるいは、特別住民として申し込むと住民票を送ってき、全国に応援団をつのり、村長室に行けば記念撮影をさせるのである。

平塚市役所では、こんな取り組みについて鼻で笑うかもしれない。しかし、最初に書いたように、大きな市でも小さな村でも、分権社会における自立した地方自治を目指して、懸命な模索をしているのである。











2010/10/19 23:40:10|その他
平塚のぬるま湯行政、いつまで続くぬかるみぞ !
今、地方が面白い。

面白いと言っても、先日書いた名古屋の河村市長や鹿児島県阿久根市の竹原市長などは、面白おかしくマスコミにはのるが子どもの喧嘩のようで論外です。

今日、阿久根市長が議会の答弁を拒否したそうだ。理由は、質問通告書に要旨が具体的に記載がないからだそうで、これなどは、名古屋の場合にも書いたが、議会との対立ばかりがマスコミで取り上げられるが、行政との関係も壊れている証拠である。

何故なら、阿久根市の議員が、市長は答えやすいものだけ答えたのだと思うと、マスコミにコメントしているが、平塚でも市長は市長が答えるべきものや答えたいものについて答弁する。あたり前の事だ。市長が答えないものは、各部長が答弁する。だから平塚ではもめたりしない。

阿久根市では、議員の質問に対する面談と称する聞き取り調査が不実で、議場内でも市長以外に執行部側の姿が見えない。じっとワンマンな市長の失脚を、息をひそめて何もしないでいる行政の姿が見え隠れする。

面白い話に戻そう。

川崎市は、神奈川県と政令市とで、権限が二重構造になっているとして、制度を見直し特別市の創設を提言しました。県に包括されない独立した自治体として、わかりやすく言えば、日本国川崎県を目指すものです。

又、大阪府の橋下知事は、大阪都構想を大阪維新の会から発表しています。大阪府が東京都と同じ自治体構造を目指すものです。

大阪市には区が存在していても、横浜市などもそうですが、区には自治体職員しかいません。東京都の区は、区長も区議会議員も選挙で選ばれます。

ようするに、大阪市という政令指定都市を解体して特別区を置き、大阪府に権限の一元化をはかろうとするものです。

川崎市も大阪府も方向は違うが、地方が自立して行くために、懸命に模索しているのである。こんな、まちや県の根幹を揺るがすような議論を、市民を巻き込んでする事によって市民の民度も高まってくるのです。

平塚のぬるま湯行政、いつまで続くぬかるみぞ !