幻塾庵 てんでんこ

大磯の山陰にひっそり佇むてんでんこじむしょ。 てんでんこじむしょのささやかな文学活動を、幻塾庵てんでんこが担っています。
 
2014/04/24 11:47:04|年譜
室井光広 年譜 42〜52歳
平成9年(1997) 42歳
 
八月、小説『あとは野となれ』を講談社より刊行。
十月、岩波文庫別冊『世界文学のすすめ』に「創作者としての読者」を執筆。
 
 
平成10年(1998) 43歳

「群像」一月号から二年間、「キルケゴールとアンデルセン」を連載。
四月から立教大学で「英米文学特論」の講義を担当(半期のみ、2000年まで)。

 
平成11年(1999) 44歳
 
7月、第1回ボルヘス会シンポジウムに参加、「現代文学とボルヘス」を発表(「ユリイカ」1999年9月号収録)。

平成12年(2000) 45歳
 
五月、S・ヒーニー『プリオキュペイションズ』の翻訳(佐藤亨氏との共訳)を国文社より刊行。
九月、『キルケゴールとアンデルセン』を講談社より刊行。

 
平成13年(2001) 46歳
 
慶應義塾大学・久保田万太郎講座「詩学T」の講師となる。その講義録「対話的思考のすすめ――詩学入門」を「三田文学」秋季号より連載(全3回)。
四月から、早稲田大学政治経済学部で(ほぼ同時期に、同大文学部文芸専修コースでも)文学関連の講義を担当。

 
平成14年(2002) 47歳
 
岩波書店刊『21世紀文学の創造』(全9巻、別巻1)の第8巻に「生口か死口か――なかじきりのための12片」を執筆。考古学(的思考)への熱が一段落し、精神分析(的思考)への関心が急激に強まる。
偏頭痛の激化を伴う抑うつ状態となり、メンタルクリニックに通う。
以後一年三か月ほど抗うつ薬を服用。

 
平成15年(2003) 48歳
 
W・ベンヤミン論「一方通行とパサージュ」を執筆(「群像」11月号)。
 
平成16年(2004) 49歳
 
T・S・エリオット論を執筆(共著『ポッサムに贈る13のトリビュート』[英潮社]所収)。
セルバンテス論――「『ドン・キホーテ』私註」を執筆(「群像」11月号)。

 
平成17年(2005) 50歳
 
季刊文芸誌「三田文学」夏季号より「プルースト逍遥」連載を開始(2008年夏季号まで全13回)。
10月、日本T・S・エリオット協会第18回大会で講演「聴覚的想像力について」を行う(T.S.Eliot review No.17収録)。

 
平成18年(2006) 51歳
 
四月、東海大学文芸創作学科准教授となる。
 
平成19年(2007) 52歳
 
11月、『カフカ入門――世界文学依存症』を東海大学出版会より刊行。
 
 







2014/04/18 8:55:22|幻塾庵てんでんこ
文学塾てんでんこ 公開講座
文学塾てんでんこ主宰、聖ステパノ学園後援の公開講座が開かれます。

参加希望の方、詳細を知りたいという方は、てんでんこじむしょ宛に、
「メッセージを送る」からメールでお問い合わせください。


 

 
文学塾てんでんこ公開講座
 
文学の居場所
 
 
日時 2014年7月6日(日) 13:30〜(開場13:00)
会場 聖ステパノ学園講堂 海の見えるホール

     (JR東海道線大磯駅前 改札口正面の丘の上)
 
プロローグ 朗読                吉田文憲(詩人)他
 
第一部 小説の現在           講師 田中和生(文芸評論家)
 
 法政大学日本文学科で教壇に立ちつつ「毎日新聞」の文芸時評を担当する文芸評論家が、二十一世紀の文学作品の課題についてわかりやすく語る。
 あらゆる文学の冒険とあらゆる文学の遺産を継承して、少しでも自由な方向へ近づくために、小説がいかに書かれるべきなのか、についての具体的・実践的な指標などのレクチャーも予定。
 
第二部 柳田国男入門          講師 井口時男(文芸評論家)
 
 柳田の民俗学は近代文学との深い交渉から誕生したのであって、その中心に、近代文学と同じまなざしを共有している。いわば、柳田の民俗学は近代文学の隣人である。(略)
 今日、近代文学はもう終ってしまったのではないか、というささやきがしきりに聞こえる。この「終焉」の時代に、「誕生」の時からの助言者であり批判者であった隣人の言葉に耳を傾けてみてはどうか。
(井口時男編『柳田國男文芸論集』講談社文芸文庫「解説」より)
 
討議と質疑応答
            司会 室井光広(作家、文学塾てんでんこ主宰)


*参加費1000円(当日)


 

講師紹介
 
吉田文憲 1947年秋田生れ、早稲田大学第一文学部卒業。詩集に『原子野』(晩翠賞)『六月の光、九月の椅子』(山本健吉文学賞)『生誕』(高見順賞)、評論集に『宮沢賢治』(宮沢賢治賞)など。
 

田中和生 1974年富山生れ、慶應義塾大学経済学部、文学部仏文学科卒業。
「欠落を生きる―江藤淳論}で三田文学新人賞。法政大学日本文学科教員。
毎日新聞文芸時評を担当。著書に『江藤淳』『新約太宰治』『吉本隆明』など。

井口時男 1953年新潟生れ。東北大学文学部卒業。神奈川県立高校国語科教員、東工大教員を務める。「物語の身体―中上健次論」で群像新人文学賞。
著書に『悪文の初志』(平林たいこ文学賞)『柳田国男と近代文学』(伊藤整文学賞)など。

 







2014/04/14 6:32:36|てんでんこじむしょ
てんでんこじむしょ 事務長
「事務の方!」

どこかで呼ばわる声がする

「どいつも Jim! と

呼び捨てでいいぜ」

―事務長の歌―







2014/04/14 6:29:36|てんでんこじむしょ
てんでんこじむしょ 事務長
見回り業務







2014/04/14 6:28:20|てんでんこじむしょ
てんでんこじむしょ 事務長

窓口業務