皆さんこんにちは!
食道楽の食卓、5月放送は肉料理です!!!

フーカデンはフランス語のfricandeauが元で、明治41(1908)年発行の『海軍割烹術参考書』にもビーフフーカデンとして、ひき肉に玉ねぎを混ぜて丸め、セージとタイムで香りをつけ、ゆでの卵を入れて焼くレシピがあります。
こちらは、たまねぎとバターが入っているだけのシンプルなレシピです。というのも、柔らかいひき肉は、食欲の細い病人や高齢者、子どもの栄養食として紹介されているからです。
焼いているうちに脂分が落ちるので、あっさり、バターの香りがよく食べやすいのがポイントです。『食道楽』には魚のフーカデンも登場します。
つけ合わせのじゃがいものマッシはクリーミーで、消化にも良く、ソース代わりにもなります。
じゃがいもは、皮ごとゆでてから作るのが多嘉子夫人のお決まりで、皮と身の間にあるうま味と栄養が守られます。
当時の肉は食べ慣れていない上に硬いこともあったので、メンチ(ひき肉)は珍しい料理でした。
ただし、ひき肉は売っていないので、自分でひきます。木のまな板で叩くと木屑が入るのでひき肉器を使いましょうと道具好きな顔がのぞきます。ブレンダーがあればひき肉は簡単に作れます。時にはブロック肉をみつくろって、ひき肉から作ってみませんか。
豚肉の代わりにパンを水につけて絞り細かくして入れてもよく、これはお好みで。
たんぱく質、ビタミンA、ビタミンC、必須アミノ酸などをバランス良く含み、体を元気にします。
冷めてもおいしく、つくりおきに、お弁当におすすめです。
是非ご覧くださいね!!