北海道旭川市の木工会社で働く和田翔馬さん(34)は、工場で処分される不良材でアクセサリーや置物などを制作、販売するアート作家として活動している。コンセプトは「欠点こそ、美点」。節が抜け落ちてできた穴の断面や、乾燥時に生じた割れを金や銀で修飾し、新たな一面を引き出す。「個性をねじ伏せず、生かしたい」と語る。
制作は、大きさも見た目もさまざまな不良材をじっくりと観察することから始まる。