この前 田舎に帰った時、希望する新幹線の乗車券が取れなかった。過疎が進む二戸市のバス路線は新幹線の停車回数よりもバス本数が少ない。
案の定、東京から3時間で二戸駅13時52分に着いたのだが、ちょうど50分の浄法寺行バスが出たあとでこのあと16時35分まで2時間45分もバスが無かった。
どうしようかと考え(いつもなら実家まで20分程で2,500円のタクシーに乗るのだが)今回の帰省は山登りの準備はして来たもののどこにも行けそうにも無く、途中まで歩く事にした。二戸駅から晴山という部落を庭や道端の花の写真を取りながら旧浄法寺街道沿いを歩きながら大崩崖の下の明神ケ渕へ歩いて行った。
明神ケ渕には直木賞受賞作家の渡辺喜恵子の碑がある。小説「馬淵川」は渡辺喜恵子の母の故郷である福岡町(現在の二戸市)に疎開中に執筆した福岡町を舞台として、盛岡藩の御用商人の後妻となった士族の娘・さと子を主人公に、幕末から関東大震災までの四代70年に渡る、みちのくの女たちの悲しい愛の物語です。
ここは旧県道で20年位前までバス通りだったが男神、女神の崩落の危険がありパイパスが出来、人が通らなくなった。真上にいつ崩れるか知れない男神岩・180m、女神岩・160m(直下の川 よりの高さ)がそそり立っている。
1時間程歩いて安比川との合流する合川という村で路傍の花にカメラを向けていたら突然、携帯が鳴った。「が!どこにいるのよ。」「すぐ、後ろに車を止めているよ。まだ歩いていくだばいいけど乗って行くか。」と幼少期を一緒に過ごした事もある従姉の声である。
買物の帰りに昼日中に歩く変わり者に見えた私を見つけたそうで、私は実家までの県道を三分の一位を歩いたところで暑く疲れても来たので写真も撮れたしちょうどよかった。
写真は上から倒木の倒れる馬淵川沿い旧県道、渡辺喜恵子歌碑、男神、女神の全景と男神岩です。明神ケ渕など写真は沢山、撮りました。