1市2町ごみ処理広域化実施計画の骨子案が発表された。3自治体が一斉に意見を募集しますとのことだ。意見を言わせていただく。
情報が意図的に開示されないなかで、向う20年、30年は続くことになる
ごみ広域化の諸施設が本当に十分な協議を経て、結論に至ったものなのか
骨子案を読んだ。
H19年二宮が広域から離脱したときのそれぞれが引き受ける施設はどこからみても大磯の負担は二宮より軽くみえる。
極めつけは、平塚に処理を委託する可燃ごみを大磯から二宮に持って来て、二宮で大型車に詰め替えて平塚に運ぶという事。
最終処分場も厨芥処理施設も挙句の果ては詰め替え施設も二宮に負担せよ。2:1の多数決でこの案を飲むように迫られ、二宮は離脱を選択せざるを得なかった。(当時の二宮町広報による。)
応分の負担とはなんだろう。
二宮と大磯を比較すると、大磯の面積は二宮より約2倍、人口は3500人ほど多い。高齢化率は二宮より4%ほど高いにも拘らず、自主財源比率はH21年度二宮よりも10%も高い豊かな町である。
平塚市は21年度まで地方交付税不交付団体。面積は二宮の7倍 人口は8.5倍 標準財政規模は9倍のおおきな市である。
平塚 大磯 二宮それぞれのJRの駅を重ねてみて欲しい。
二宮は住宅密集地の中にすべての施設を作らなくてはならないことを理解してもらえるだろう。財政的負担も重すぎやしないだろうか、税収の落ちこんでいく時代に。
広域化は県の方針で進められているのに、県には調停の意思はなかったようだ。5万人未満の人口の自治体には施設建設に補助金も出さないという。われわれも県民税払っているのに。なんて不公平であろうか。
今度の広域化骨子案は前回よりさらに負担が大きくなってしまった。
仮に剪定枝処理の施設の土地がみつけられても、処理後の産物を引き受けてもらう約束はできていなさそうだ。生成物の需要をみながら進めていくとしているが、施設を作ってしまい、剪定枝の収集をスタートさせてから様子をみるとはどう言う事か。
野積みにしておいて大丈夫か。心配だ。なにしろ30万余の規模の人口の出す量だ。リサイクルセンターの土地の確保もしなくてはならないし、不燃物処理 すなわち不燃残渣を処理する最終処分場も計画期間開けH32年度以降に用地を手当てしなくてはならない。
二宮が平塚に可燃ごみの処理を委託できるのは、H28年からとなっている。
大磯の分は25年からだ。これも理由が分からない。28年まで、土地の買い入れ 周辺整備 施設の建設に加え従来の処理費用5億円を負担していかなければならない。
二宮町の説明では従来の処理費用が減る分で十分新施設整備に対応できるとしているが、処理費用が減らないうちにいろいろ施設整備が必要になる。
骨子案には各種の表があるが基礎となる数字の分子分母がくるくる変わるので、なかなか比較も出来ないし、分かりにくい。また骨子案では全体像が書いてありそうで、実はよくわからない。
各自治体で分別方法も異なり最終的にどのごみがどこにどれだけの量運ばれ処理されようとしているかわからない。 京都議定書もCOP10も我々の生活と無関係ではない。
大気は繋がっているから、人にも自然にも安全な設備が求められるし、その責任は重大だ。永い時間で展望した資源の温存も重要な課題だ。自然から得ためぐみは自然に還さなくてはならない。燃やすものは最低限にすべきである。
厨芥ゴミがごみではなく立派な肥料になり得るなら、し尿の汚泥も処理方法によっては肥料になり得る。来たるべき食糧不足に備えて豊かな土壌を保っておかなくてはならない。どうすれば循環が完成するか今の機会をとらえて考えてみてはどうだろう。
豊かな自然 元気な農業 おいしい食べ物 素晴らしい街づくりにつながるのではないだろうか。そして国が後押しをしている日本の優れたインフラ技術輸出に循環型のごみ処理システムが加わったら 持続可能な社会 平和な世界を作ることにも貢献できるのではないだろうか。
二宮町富士見が丘 Dさん