一般にあまり知られていない消防隊の生々しい東日本大震災における活動報告、被災者救援体験を聞く機会があった。
10月16日、県総合防災センター(厚木市戸田)で開かれた「かながわ防災フェア2011」の特別企画講演「東日本大震災における活動報告」で川崎市消防隊員(後藤義文氏)が報告をされた。
川崎市消防航空隊は3.11震災直後、防災ヘリ「そよかぜ」を飛ばし市内を巡回、火災を発見し、また千鳥町の津波(1,6m)の避難対応等、対策を取った。
そして同時に千葉県コスモ石油、コンビナート火災に指揮支援隊を派遣し消火活動にあたった。液化石油タンクが燃え一時は100メートルの火柱が上がるほどであった。
25日には、東京消防庁、横浜市消防局と連携し福島第一原発3号機の放水作業にあたった。被爆線量が高い中での放水量は約450トンに上った。
また一方で宮城県の被災地にも救援に向かった。余震が続き津波警報が出ると瓦礫の中に残った2階の家の屋根に避難したりした。
生存者を助け出しだしている映像やヘリから撮った津波が押し寄せてきている映像、山林火災の消火活動、被災地の土砂くずれ現場、地割れの見える東北道上に設置された対策本部の映像、福島原発事故で防護服に包まれての作業や東電の作業員が除染で体を洗う現場の様子などその映像と命をかけた救援活動は胸に詰まる者があった。
後藤氏は「与えられた役割を果たしこれからも人命救助にあたりたい。」と講演を結ばれた。会場からは「ありがとう。」の声や質問や感想が寄せられそれにも答えてくれた。
写真は(上から)講演会会場と防災フェアのテント村の給水車や展示されていた防護服(他に放射線量測定器なども)、特殊ハシゴ消防車。
防災フェアでは救急体験、液状化実験等や水道局、NTT、ドコモ等の震災時対策、備蓄用品や防災用品の展示、販売がされていた。私も体験コーナーで(防災力を高めるために)地震体験、風水害体験、煙避難体験、伝言ダイヤル等を体験して来ました。