フランス厨房 ル パスポート

 
2025/03/19 10:55:56|その他
テング鯛‥湘南フレンチ奮闘記・・
寒いですね、丹沢山の山々は雪が降っているところもありました
もう少しで春!です、辛抱をしましょう
 
写真は以前にもご紹介しました、小田原の魚「天狗鯛」です
結構大きくて元気に泳いでいましたので、手に入れました
 
身の厚さは体系からして、たいしたことはありませんが、  それでも肉付きは良い方でした
後方は花鯛、これからが旬を迎える魚です
この魚はオードヴルの握りずしのネタになります
 
相模湾の漁獲も、約一か月ほど遅れているようで、皆美味しい魚を集めるのに四苦八苦の状態です
 
4月の半ばには、市場は魚で溢れる・・・はずですが、心配です・・・
 







2025/03/18 10:33:08|その他
カンゾウ‥湘南フレンチ奮闘記・・
今朝は河岸の帰りに里山へ行ってきました
お目当ては、野生化したアップルミントとカンゾウです
 
朝晩は冷え込みますが、日が差せば春が感じられます
今、里の斜面や川の土手にカンゾウが生えています
 
今回の新芽は柔らかくてアクも少なく、お浸しや天ぷらで美味しく頂けます
春が終わりますと、茎が伸びオレンジ色の花を付けます
ユリ科なのでしょうか、百合の花とよく似いて、これも食用になります
中華の食材で「金針菜」と呼ばれるものです
 
今の時期使えるのは若葉で、今回はスープに使用します
 







2025/03/17 14:48:13|その他
山椒の芽‥湘南フレンチ奮闘記・・
雨が降り気温が上がりましたので、山の山椒の芽が開き始めました
山の山椒の木は二種類あり、香りが良い山山椒と犬山椒があります
食用に利用されるのは山山椒の方で、見分け方は幹に生える棘です
 
左右対称に生えるのが山山椒、段違いに生えるのが犬山椒・・・わかりやすいでしょう
 
写真は先週のもので、あれから雨も降り気温も上がりましたので、さらに芽吹いているはずです
 
4月の声を聞く頃には、葉は開ききり皆さんが見かける木の芽になります
そのころの柔らかい葉を大量に摘み、佃煮を仕込みます
 
枝を外しサッと湯通しし、冷水に放したあと煮付けます
その時ソーダカツオで仕込んだ鰹節も加えて、優しいい味に仕上げています
 
主に握り寿司に使いますが、直前に炭火で炙ったゴマを加えて、香ばしさと食感を出します
 
そのころには花も咲きますし、直後に青い実を付けますので、これも採取してウナギの山椒の粉を仕込みます
 
ただこの頃は、野生の茶葉摘みの真っ盛り!時間配分が難しい時期になります・・・
 







2025/03/16 10:03:24|その他
野生のワサビ‥湘南フレンチ奮闘記・・
冷たい雨が降っていますね、これも自然の流れと受け入れなければならない事なのでしょう
この寒さや暖かな陽気を繰り返しながら、季節が変わるのですから
 
先日秦野市の里山の沢から、ワサビの葉と茎を少々採取してきました
根の方は採りません、群生地ならば多少は頂くのですが、パラパラ生える所から採ってしまっては、絶えてしまう可能性があるからです
 
神奈川県では花が咲くのは5月の声を聞いてから、茎ももう少し成長しますので、そのころは茎も少々頂きます(用途はピクルス用です)
 
今回は細かく刻んでスープの薬味、ですから沢山は必要ありません
 
山や里からいろいろな物を頂き、料理を組み立てますので、いくら欲しくても根こそぎ採ることはありません
 







2025/03/15 10:27:54|その他
最高級のアカムツ‥湘南フレンチ奮闘記・・
朝晩はまだまだ肌寒い陽気ですね
今朝の小田原魚市場の魚の入荷は少なめで、これは!と言う魚種もなかったです
その中で大磯からアカムツが運ばれてきました
 
出荷漁師は2人、いつもの漁師でしたが、太りの良いアカムツが並びました
早速セリで落としてきましたが、値段は高値安定で一向に下がる気配のないまま、終了しました
年が明けてから魚の高騰が続いていて、例年の相場と言うのが通らなくなってきています
 
市場の魚も米の値段と一緒で、一度上がってしまうと下がるのは、難しいのでしょうか
確かに人権費やら諸々の物が値上がりしましたし、まだまだ上がる気配ですから、例年の魚価では、市場側も漁師もやっていけないのでしょう
 
それでも小田原の魚は品質も良く安いそうで、東京に収める卸業者が集まってきます