民主党は、後期高齢者医療制度の廃止を論議していますが、75歳以上のお年寄りたちの医療費1割負担が、高齢者いじめかどうか、慎重な議論が必要だと思います。
日本の医療費33兆円のうち、後期高齢者の医療費11兆円。1割の1兆円の負担を軽減して現役世代の3割負担に上乗せなら、許されるのか。熟慮が必要と思います。
よく考えて欲しい。以前、診療所がお年寄りのサロンと化し、薬漬け医療によって社会問題となっていたのを。
障害者自立支援法の見直しでは、1割の負担が重荷になり、自立支援のサービスが受けられない障害者が出ると、非難の声が噴出しました。
この論議では、家庭の収入によって負担割合を見直そうと、議論されているようです。
後期高齢者の論議も、同じ議論が必要です。本当に1割の医療費が重たい負担となっているお年寄りへの対策が、講じられるべきと考えます。
医師会などの思惑が、国民の知らない所で影響を及ぼさないことを願います。
このまちの小児医療費の助成は、家庭の収入や財力には関係なく、平等に無料です。
私たち国民、あるいは市民は、この国の税についてもっと知るべきです。年収370万円以下の人には税がかからないという、課税最低限度額が、世界で一番高いという現実。消費税は世界で一番安いという現実。
納めるのはイヤ、生活は保障して・・・そんなバラ色の現実はあり得ないので、子どもやお年寄りや困っている人が安心して暮らせる国のカタチを、しっかりとつくるべきです。 |