続人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。                かすみ食へどまだ仙人になりきれず
 
2016/01/30 15:29:00|自作 漢詩
三寒の風雨の激し風呂日和






地球の天候が乱れている。

人の世の天候も乱れている。

吾輩の天候も乱れている。

人の心が乱れるのは生きている証である。

吾輩も生きている。


こんな日は湯船に浸かり

坐禅を組むにかぎるのである。









「 寒 変 化 暖 之 季 節 」

           詩 はぐれ雲



 ye lai feng yu jiang han yan

  夜 来 風 雨 降 寒 延◎

 bian hua tu ran nuan qi xian

  変 化 突 然 暖 気 鮮◎

 xi cao wei feng hui ying shui

  細 草 微 風 輝 映 水

 san han si nuan jin chun tian

  三 寒 四 暖 近 春 天◎




(訳)

夜来風雨の寒さが続き

突然天気は暖気に変わり

細草は微風によって水に映じて輝き

三寒四温春に近ずく

(日本の季節の変化は人の

心のようにデリケートで

悩ましいもので御座います)

近年はますます越来越激烈になりました

な〜



延(イエン)鮮(シエン)天(ティエン)

が韻を踏んでおります。◎

詩型は 七言絶句です。




三寒四温

四温日和、三寒の日、四温の夜、四温光

四温晴、等等、、、

冬の季語となっています。



三寒の風雨の激し風呂日和





















2016/01/25 21:06:00|自作 詩
赭顔皓歯の老人囲碁はじめ



昨日は


「第14回 湘南ひらつか

地域対抗囲碁大会」 に参加した


崇善地区、金田地区、とも対戦した。

囲碁はほとんどが

各公民館でやってるようである。

吾輩は崇善公民館で中国語

金田公民館では俳句 

をやっている。

そんなわけで両対戦相手とは

そんな話にも花が咲きました。


北極の寒気団が流れ込んでおり

偏西風が南向きに蛇行していることから

寒気が九州や台湾方面へ

雪が降って喜んでいるように

みえましたね〜


あめりかの東海岸方面では

大雪の非常事態宣言大変なことの

ようです。


ところが平塚では快晴でしたな〜

されど、なれど、しかしながら

吾輩の囲碁の成績は1勝3敗と不調

されど、なれど、

チームの成績は2勝2敗だったので

されど、責任を感じるのである。


責任を感じ過ぎて

恥ずかしくて南口の赤辛鍋で

新年会をやっちゃったのであります。



赭顔皓歯の老人囲碁はじめ  




今朝は寒さのためかこの温暖な

纏の里も凍ったようで

外部に在る風呂湯沸かし給湯器の

水がでなくなっていましたね〜







「あるじぇりあのほし」

     2013.1.27.

            はぐれ雲



みずのありかが ゆれている

ながれていれば さざなみが

ちょろりちょろりと しゃべりだす



みずのありかが たゆとうて

ぐるりめぐりて いざようて

ゆらりゆらりと さだまらず



みずのありかは たぎりおつ

いきょうのなみだ すなにしむ

ほとばしりいでて すなにしむ



ほししたたりて あかいくも


なんにもいえない

くやしいできごとでした


なにごともなかったごとくふゆのくも








(後記)

田舎のほんいんぼう さま!


しばらくでございます〜

こんど酒飲んで迷人戦をやりませんか?

すでに飲んでおれば

よろけることもないと〜

おもいますので〜

都合が良い時にご連絡ください!

セットしますよ〜

温泉にでも入って

昔ばなしでもしながら

いっぱいやりながらどうでしょうか〜

ただしその時には

自転車で来るのだけは

やめてくださいね〜


おまちしておりますで〜

          大都会の迷人より














2016/01/20 21:04:00|自作 詩
穴の中なにをしている冬の蟻





「いまどきの蟻」


いまどきあの働き者の蟻たちは

いったいなにをしているのであろうか?


穴の中で

俺とおなじように

ぐ〜たらしているのであろうか


それとも卵や蟻の子たちを

一生懸命そだてているのであろうか


たぶん暖房は入らないだろうし

こんな雪模様のあめのなかではね〜

たまらないだろうな〜


こんな日には

他人事ながら心配するのである


夏に蓄えた蜂蜜を舐め舐めして

小説でも読んでいるのかな〜


吾輩はいまテレビをみている

プライムニュースを

聞くともなく聞いている

なんか電力自由化の話をしているようだ


株はどんどん下がっているし

ガソリンや電気代が少しぐらい

下がっても

大勢に影響ないように感じるがな〜




穴の中なにをしている冬の蟻  





吾輩の生き方も程度の悪い

蟻の一匹と

同じようなものなのかも知れないな〜

いやいや

それ以下なのだろうな〜








「 蟻のいきざま 」

        2013.9.9.

             はぐれ雲



蟻はねむるんだろうか

蟻どうしには言葉があるのだろうか

蟻は永遠に疲れないのだろうか

金目川の土手に生えている

いちじくの実に蟻が三匹たかっていて

なにか作業をしながら相談している

吾輩にとっては 

なにか違うと思われる 

理解を超えた世界が

あまりにもたくさんあるのです

蟻はねむるんだろうか

寝不足と言うことはないのだろうか






さて風呂に入って

はなでもひねろうとしようかな〜



















2016/01/18 22:15:00|漢詩 訳詩
春濤のうねりに酔ひてしまいけり





「太平洋低気圧」


大雨が降っていた

早朝目が覚めてトイレに行ったら

凄い音がしていた


我家には階段の踊り場の処に

窓があって

網戸になっていて

シャッターはあるのだが

ほとんど開けっ広げにしてある


階段を上がったら

大雨が降っていた網戸から家の中へ

急いでシャッターを降ろした

よくあるたまにはある事なのだが


階段がびしょびしょだあ〜

滑らないように注意して

いいかげんにふいて〜

布団にもぐりこんだ


寒かった寒いのだだんだん寒くなる

布団の中へ電気行火を入れてSW ON

時計をみたら4時代だった


雨はまだ降っているようだ

吾輩は風呂の湯船に浸かり

雨音を聞いているのが好きだ

雨音だけではなくて風のたてる音も

まして寒いのだ

要は風呂が好きなのだ


風呂のSWをいれた湧くまで3〜40分


湯船の中で冬の嵐のわめく音を聞く

手足を伸ばして沈んでいれば

それらの音が癒してくれるのである




春濤のうねりに酔ひてしまいけり







「叠纸船的女孩}

          (現代)汪 国真


他长大了

认识了一个

喜欢叠纸船的女孩

那个女孩喜欢海

喜欢海岸金黄的沙滩

喜欢在黄昏里的沙滩漫步



有一天

那个女孩漫步

走进了他家的门口



晚上,妈妈问他

是不是有个女孩子来过了

他回答说

没有,没有呵



妈妈一笑

问那个纸船是谁叠的







「折り紙で船を折る女の子」



         (訳詩)はぐれ雲



男の子は大きくなって

可愛い女の子の友達ができました

折り紙で船を折るのが大好きな女の子

女の子は海が大好き

きらきらきらきら海の砂浜が大好き


ある日のことでありました

女の子はぶらぶらと

男の子の家へ入りました


その日の夜母さんが

男の子に聞きました

今日女の子がきたでしょう

男の子は応えました

来ていない来ていない来ていないよ〜


母さん笑って言いました

それじゃあ

あの紙の船は

誰が折ったのでしょうね






源氏物語にもこのような場面が

でてきてもよさそうだが

ないようである。

しいて言えば「若紫」の最初の頃が

すこしだけ。。。かな

紫式部に余裕がなかったのか

もしや読者に

余裕がなかったのかもしれない。

















2016/01/15 20:56:00|漢詩 訳詩
春淡し吹抜屋台のなかにいる




「衰える」


目が疲れる

長く本を読んでいられない

いろいろな意味で持続力が衰える

生きることいがいに

長続きさせる意欲がなくなって


目が衰えたからと言って

意欲が無くなるのはいかがなものか

むかし鑑真和尚という人がいた


目だけではなくて

去年から歯に支障をきたして

歯医者通い

入れ歯の相性がよくなくて

種々改善を企画している

かれこれ一年ちかくなる

歯医者に行きはじめてから

ほぼ10キログラムほど痩せてしまった


体力の衰えが精神力に影響を及ぼし

そうして

精神力が萎えてしまうことを

一番怖れるのである


まあそういうこともふくめて

いろいろかんがえていることは

そうそれなりに考えていることが

吾輩はまだけっこう健全に生きている

のだという証なのかも知れない




春淡し吹抜屋台のなかにいる





明日は玄鳥俳句会の

新年会へ行く







「只要春天还在」

        
        (現代)汪 国真



只要春天还在

我就不会悲哀

纵使K夜吞噬了一切

太阳还可以重新回来



只要生命还在

我就不会悲哀

纵使陷身茫茫沙漠

还有希望的绿洲存在



只要明天还在

我就不会悲哀

冬雪终会悄悄融化

春雷定将滚滚而来





「春がなおありさえすれば」


         (訳詩)はぐれ雲



春がなおありさえすれば

悲しむことはなかろう

よしんば

闇夜が全てを飲み込んでしまっても

太陽はまた戻ってくる筈だから


命がなおありさえすれば

悲しむことはなかろう

よしんば

吾身が果しない砂漠の中に置かれようと

希望のオアシスはまだ有る筈だから


明日がなおありさえすれば

悲しむことはなかろう

よしんば

冬の雪が

すっかり融けてしまったとしても

やがて春の雷が轟き渡る筈だから