続人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。                かすみ食へどまだ仙人になりきれず
 
2016/01/11 19:58:00|その他
半眼の眩しき海や山眠る







「エアコンの風が紐を揺らしている」


電灯のSWから垂れている紐

ものぐさな男は

手を伸ばせば届く処に垂れていなければ

このやろう!


何でもそうなのである

気に入らないのである


テレビを見たいと思ったら

手元にリモコンが無ければ

気に入らないのである


音が大きい

小さすぎて聞こえない

番組がつまらな過ぎる


何をやるにも

手元にリモコンが無ければ

気に入らないのである


寝ながら本を読むのも好き

だから周りに積んである

さがしても、ない場合が多い

どうしても読みたいときもある

そんな時は家じゅう探し回るのである


さいきんはタブレットという

インターネット端末機器がある

これは便利だ

ダウンロードしておけば

いつでもどこでも読めるのだ


無料の本はかなりダウンロードしてある

源氏物語、奥の細道、枕草子、草枕、

三国志、水滸伝、、、、、などは

そのほかのも無料本でダウンロード

できるのがかなりある


基本的にものぐさだけでなく

本質的にけちでもあるのである

だからダウンロードするのは無料本

がほとんど有料の電子本は数冊のみ


だからそれでも、寝るときは

タブレットを抱っこしているのである

安心できるのかもしれない

それでもときどき本を探し回っている


ここのところ多くなってきたのであるが

冷蔵庫のところへ行って

開けてみてから、さて何しに来た?

思い出せない時が

しょうがないからビール缶を一個

持ってきてお茶を濁すのである


冷蔵庫のドアに紐をつけても

リモコンで引っ張ってきてもね〜

思い出せなきゃあね〜

このやろ〜 っといっても

隣の猫に笑われるだけだからな〜



海が見たくなった

行ってみた

湧きあがっていた

サーフィンの玄鴉が群れていた


遠くの浜では凧揚げをやっている

凧が4〜5凧群れ遊んでいる

浜には電線がないからな〜


近間では2〜3人が釣りをしている

吾輩の散歩コース金目川の河口だから

たぶん鯔を釣っているのだろう


江の島の塔が近くに見える

箱根の山はあいかわらず眠っている如し


眩しいのである

すこぶる眩しいのである

直視できないほど眩しいのである

眼が潰されそうなほど眩しいのである

三時半頃かな〜

湧き立つ海面がすこぶる

眩しいのである

眼をつぼめてみれば伊豆半島が長々と

山々はまだ黒く眠っているようである



半眼の眩しき海や山眠る






おとこにはおとこの故郷がある

いまだに行ったことのない故郷がある

そこへ行ってみたいのであるが〜















2016/01/05 9:02:34|自作 詩
独り酌む焼き芋一本チーンして






今朝は早く起きた

古味を持っておいてきた。

鴉が電柱のてっぺんで

吾輩を看視している。

この古味はおまえにやるものではない

あの黄色い網の下へ入れることに

なっている。

夜明け前

鴉はカア〜っと一声のこし

かすかな朝焼けの方へ

飛んで行った。

今日も天気は良さそうだ。



独り酌む焼き芋一本チーンして


吾輩は断捨離のできない男

だが感心なことに

古味だけは捨ててくる

ルールにのっとって


たしかにシベリアには日本人の

祖先がいるようだ。


先日みんなde集まって

新年会をやった

どうしても最年少が主役になるようだ!





1963.10.18.


      はぐれ雲


孤独

小学生が騒ぎながらあるいていく

おれはひとりで歩いていく

寮でブリッジをしてさわいだ

馬鹿話でわらいあった

かってなことを言い合った

でもひとり

おれはひとり













2016/01/01 0:23:17|その他
初詣焚火の顔を張張と





初詣焚火の顔を張張と




八坂神社で初詣をして

八股大蛇とスサノオノ尊と新年会を

してきました!


ことしもよろしくおねがいいたします!


       2016年元旦

















2015/12/30 22:06:00|その他
酔いどれて見上げるそらにオリオン座





吉永小百合は俺よりも 

ん歳も二歳も若かったのだ。

あれから七十数年今でも二歳若い。


洗濯物 どうでもいいでしょ〜

噴火したんだから


遠い空の下 

心もとなくて

未完成 そうそう簡単に完成するものか


忘年会からかえってきた

かなり酔っている

自分でわかるくらいだから

たいしたことはない


空を見上げてみた

おかしいな何も見えない

ひるまあんなに天気がよかったのに

月さえも出ていない


まあいいさ

吾輩は空想夢想妄想がとくいなのだ

目をつぶってそらを見上げれば

すばらしい星空ではないか



酔いどれて見上げるそらにオリオン座



そのうちには月も星も太陽だって

でてくるでしょう

なにしろあそこにあることは

あるのであるから



日短やもう一杯と冬の月



今夜はとてもとても

静かな夜でございます!


(注記)

写真と文章の日付は一致しません

大勢に影響ないとおもいますが

一応そんなところです。















2015/12/26 21:09:04|自作 詩
冥加かな今年最後の囲碁に勝





ほどよい甘さのこしあんを

やさしく包んだ上品なあじわい!




長編小説は拾い読み



橋姫の心を汲みて高瀬さす

       棹の雫に袖ぞ濡れぬる


さしかへる宇治の川長朝夕の

       雫や袖をくたしはつらん



弁は泣く泣く、薫の生まれたときのこと

もよく覚えていて話して聞かせた。




吾輩には静かに石を打つ音が

千年の時を越えて

聞こえてくるのでございます。



冥加かな今年最後の囲碁に勝








「 雲と海とエトセトラ 」

       2014.1.2.

            はぐれ雲



近くの雲は

千切れ千切れに ばらばらに

太陽光を浴びている

遠方の雲は 水平線と平行に

海から 湧き出し靄ってる

海は鏡面 どこまでもどこまでも


冬日燦銀色の海果てしなく


冬日射す心の翳を暖めて




波打ち際で砕け散り白波となる

淡き色が緑色に変わり

さらに 深い深い青色となり

大海の色へとなっていく

白雲の向こう はるかに続く

太平洋はここ東伊豆からはじまる


冬麗の三色の海東伊豆


年の暮れ太平洋の端にいる




まあるい丘の上 真っ白な浮雲

座頭市の唄が聞こえる

まあるいそ〜ら〜にしろい〜くも〜

世の中けっこう明るいじゃあないか〜

空は空色 空気の色さあ〜


ぬくし冬丘に寝そべるはぐれ雲


冬の日の漱石の空羊雲




白雲が棚引く何本も何本も

広い空を縦横無尽に

目には見えない冬の風が

ありったけの空を使い切って

海は黒く 空は空色


鰭酒や棚雲満ちる東伊豆


酒雲海の水の変態ふゆうらら