続人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。                かすみ食へどまだ仙人になりきれず
 
2016/03/22 15:21:00|その他
夢よりのやっと生還万愚節







夢の中というのは本当に自由が効かない

もともと夢はあまり見ない方なのだが

はっきりしない夢は見るようだ

大きな集まりがあって講習会か実習か

集団旅行か目的があいまい

一泊するのであるが

決まって自分の履物が見つからない

自分の部屋がどこかもわからなくなる

帰り道にまったく自信が持てない

自分の車がみつからない

何処へかえるのかというと

基点となるのは

どうも実家の方なのである

または今の纏の棲み家なのでもある

そうして夢の中では足が不自由で

記憶も不自由で

はっきりしなくてとても不安なのである

そうしてほとんどの夢が

解決されずに

不安のまま目覚めるのである

かならずさいごは夢は覚めるのであるが

たまには孫悟空にでもなって

自由自在に天空を駆けたいのであるが〜



夢よりのやっと生還万愚節




もうすぐ万愚節(四月馬鹿)ですね〜

















2016/03/21 16:01:01|自作 詩
保育園卒園したら新入生











保育園を卒園したそうな

小学校の入学式は4月5日だという



保育園卒園したら新入生





目つきもすこし成長したかな

しぐさも少し女の子らしくなって










「晩春の風」

      2013.4.26.

            はぐれ雲



うすら緑の吹きわたり

うっすらあせばむ肌のうえ

なでていく日ややよい空


空色と水色の境目は

金目川の色と纏の空の色


晩春の緑が川面に映り

流れる空気が風となり

吾が素肌をなでてゆけば

体内の水分がかすかに気化して


心地のよさのきわまりぬ



















2016/03/20 1:20:00|俳句関連
玉響(たまゆら)の音をさがしに春の海





庭に出るとかすかに春雨が降っている。

白木蓮の花びらに雨粒が着いて、

木瓜の花にも水滴が付いて、

膨らみかけた桃の蕾にも

霞の集いのような春雨が玉となっている。



玉響(たまゆら)の音をさがしに春の海




玉響(たまゆら)とは

玉が触れ合ってかすかな音を立てること

から、ほんのしばらくの間とか一瞬、

あるいは、かすかなことを言う。



折口信夫の万葉集に現れた古代信仰

(たまの問題)   によると、

古事記、日本書紀、万葉集には、玉が

触れ合う音に対する、古人の微妙な

感覚が示されている。

玉を通して霊魂の所在を考えている、

玉の発動する場合の深い聯想があり、

その音を非常に美しく神秘なものに

感じている。玉が音を立てて触れ合う

とき、中から霊魂が出てくると

信じていたそうである。霊魂の貯蔵所

としての玉、それが装身具の玉となり、

玉は単なる装飾とは考えていなかった

とか、

即ち玉は霊魂の在りかでもあると。




荒波により来る玉を枕に置き、

吾ここなりと、誰か告げなむ

         (万葉集 226)

(訳)

荒波に寄せられてくる玉を枕にして

私がこの浜辺にいると、誰が告げて

くれたのであろうか。


寄りくる玉

実際は海辺に打ち寄せられた石や貝。

次の歌の柿本人麻呂になり代わって

詠んだものか。



鴨山の岩根しまける我れをかも

知らにと妹が待ちつつあるらむ

         (万葉集 223)

柿本人麻呂、石見の国に在りて

死に臨むときに自ら傷みて作る歌である。


(訳)

鴨山の山峡の岩を枕にして

行き倒れている私なのに、

何も知らずに妻は私の帰りを今日か

今日かと待ち焦がれていることで

あろうか。
























2016/03/18 19:37:00|自作 詩
可惜夜(あたらよ)を酒を酌みつつ西行忌





可惜夜(あたらよ)を

        酒を酌みつつ西行忌





可惜夜 ke3xi1ye4 クーシーイエ

 書き下し文で 惜しむべき夜

やまとことばで あたらよ と言う。

いつまでも起きていたい

素晴らしいよる、

即ち寝るのが惜しい夜。

と言うような意味。



西行忌

 西行は超有名な歌人、ほしいまま

あちこちを旅し、歌枕の地が多くある。

隣no大磯の鴫立庵にも碑がある。


「こころなき身にもあはれは知られけり

鴫立つ澤の秋の夕暮」


西行忌は旧暦2月26日です。



我家の白木蓮は先日の雨で

すっかり散ってしまったかと思ったが

さにあらず、次から次と蕾が大きくなり

けっこう花期がながいのですな〜







 「俺は今」

        はぐれ雲


飲み過ぎてベッドの中
酔いが回り頭も回る
白いシーツに白い枕
目がさえて眠るあたわず
屁をすれど匂いとどかず
見渡せば白い部屋

時計は一秒一秒 時を刻んでいる
酔いどれの間に一秒一秒
自分の寿命が縮まっている
この世に仙薬はない
一秒一秒 過ぎて行く

故郷に想いをよせて
故郷には母の俤
子宮の中には命の水が
俺の身体は水とたんぱく質

子宮で産まれ子宮で育ち
産まれた住所が俺の故郷
飛び出して光を浴びて
本能のまま餌を食い
育って育ち過ぎて今になる

美しき色に反応し 
珍しき容に興味を示し
伸びゆく草木に心驚かし
変化するもの見て喜びを感じる

俺は今いずこの者なるかを知らず
何なるかを知らず
時に感じては詩を創り
季節に反応しては旅に出る

嬉しくも命を与えられ
ありがたくも感受性に恵まれ
世の幸せ者と感じて生きている
生きているものは生あるものを大切に
それは自分の希少さがわかるから

エアコンが唸っている
一生懸命唸ってろ
仕事をしてるのだと言っているが如く
ゴーゴーと唸っている
時々ピチャピチャと舌打ちをしながら
エネルギーを目一杯使って

庭にある電灯が滲んで見える星の無い夜
キラキラと川面の波の如く
窓ガラスが露吹いて
美しきこと宝石の如し
音も無くひっそりとしずかにしずかに
きらきらと光って

俺は今大自然の中の小さな一匹の蟻
そんなことをふと感じた


















2016/03/15 9:51:27|自作 詩
バスを待つ佐保姫さそひ伊豆の旅






昨日までは

雨の降る 春の嵐めいていましたが

今朝は一転

万象玲瓏と晴れ輝く

まさに春うらら、ぬくし春、春風駘蕩、

いよいよ桜咲く季節ですね〜



バスを待つ佐保姫さそひ伊豆の旅



花の下大口開けてそれはそれ



それはそれとして

外は強烈な眩しさですね〜

目がしょぼしょぼくしゃみばんばん

大爆発

鼻汁だらだら垂れ放題なんですな〜

一気に花粉たぶんスギ花粉も大溢れて

テイッシュを

箱ごとかかえておりましてね〜

なんともいいことだけとは

いかないようですね〜




 「春の嵐」

       2013.3.14.

             はぐれ雲



木枯らしのような音をたてて

強風が断続的に吹きまわる

乾燥した土を巻き上げて

巻き上げて重ねて来る何度となく

気温は異常に高くなり夏の到来かと


杉花粉も捲土重来とばかり

吾輩に対して 

土埃と呼応し共謀して襲いかかる


我が間脳のシナプスは

けなげにも向かい打つが

たちまち切れ切れに飛び散らされて

出先機関を刺激し掻きまわし

あたかも阿鼻叫喚の地獄絵と化す


鼻は破れ花は咲き 

はな水は吹きとび吹きとび更にとび

辺り一面あたかも純水の大海となる


眼球は痒み渇いて 痒み極まりて

耐えかねて掻き毟れば

視界は薄れ囲碁の番組も春霞の中


やがてときがすぎ

夜のとばりの下りるころ

とばりとともに雨となる

天の助けかこんくらーべか

ついに白い煙の上がるころ


目のかゆみもなくなり

鼻汁も

うそのように静かになっていたのです


日が変わり朝を迎えると

しずかに冷たい冷たい雨が

降っているので御座います


トヨタ ニッサン 満額回答

春闘がたけなわだと

とおくとおくわすれていた

亡霊のようになった

言葉があらわれて〜

日本もすこしは元気になる兆しかな〜





何年か前のはなしでした。