人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2012/06/17 17:28:31|
月涼し仙女の眉の細きかな




ひそかに雨がふっているような

いないような

すこし暑いような

そうでないような

なんとなくけだるいような

そうでないような

ぼんやりとした

はっきりしない

おきているような

ねているような

そんなてんきなのである

いちおう扇風機をまわして

李白の漢詩などを

ながめているのであろ。






「怨情」

         (盛唐)李白


美人巻珠簾   美人 

           珠簾を巻き

深坐顰蛾眉   深く坐して

           蛾眉をひそむ

但見涙痕湿   ただ見る涙痕の

           うるおうを

不知心恨誰   知らず心に誰をか

           うらむを





 「みたされぬ情」

          (訳詩)はぐれ雲



美しい人 艶なひと 

珠のすだれを 巻き上げて

部屋奥坐り 眉ひそめ

涙の跡の 濡れたまま

心でだれを うらむやら





いやあ〜びっくりしましたな〜

我が朋友のあの飲んだくれの李白が

このような詩を詠もうとはね〜

すこし見直さなければいかんのかな〜




月涼し仙女の眉の細きかな


小便を我がほほに垂る雨蛙


睡蓮のねむりをさますにわか雨


















2012/06/15 15:05:44|薀蓄(うんちく)
ツンデレとたたかうときは梅雨鯰




纏近辺を歩くと、

アジサイの色が深まってきました。

アジサイは七変化ともいう。

それは色が変化する たくさん

そんなふうに見えるのでしょう。


アジサイはその名前も

変化してきているようだ。


由来を調べてみると、

もとより(あづさゐ)であった。

(あづ)は集まる様子、小さいものが

集まる意、小花が集まる か

(さゐ)は(さあい)即ち(真藍)

ほんとに藍(あい)色だ、

素晴らしい藍だ 等の意か

これらを漢字にあてはめるならば、

「集真藍」

(あづさあゐ)→(あづさゐ)→

(あじさい) とな


漢字の「紫陽花」は中国の招賢寺

にあった花の名前で、日本の

あじさい とは異なるものだった

そうな 


そうして今は歳時記によると

紫陽花、七変化、四葩(よひら)、等

なんと、

新潟県や佐賀県では 七面鳥

というらしい!  納得!



あじさいの路自転車とばす女学生



いろいろ変化することがありますな〜


「ツンデレ」 という言葉

知ってますか〜 由来は

「ツンツンデレデレ」の略で、

キャラクターの形容語のひとつである。

「初め( 物語開始段階)は

ツンツンしている(=敵対的)が、

何かのきっかけでデレデレ状態に

変化 する(変化の速度は場合による)」

あるいは「普段はツンと澄ました態度を

取るが、ある とききゅうに 

テレー っと  または

「生意気な態度が、あるきっかけで急に

しおらしくなる」 あるいは

「本心では好意を寄せていながら

天邪鬼に接してしまう」という 様子...

ツンデレ女優と言うのもいるらしい、、

などと、今も、変化進化の途上にある


“可愛らしい変化するキャラクター”を

言うらしい。



ツンデレとたたかうときは梅雨鯰













2012/06/12 10:24:12|
睡蓮のねむりを醒ます小舟かな





てんびんざ が先頭をはしっている。

早朝 テレビのスイッチをいれたら、

星占いをやっていた。

吾輩の星座は てんびんざ

よ〜し がんばれ〜

やった〜 先頭でゴ〜ル


ところで あなたの 星座は何?

ぎょうざ ぎょうざはどうだったかな〜


どじょう の顔はだいぶでていたけどな〜

言ってることが うさん臭くてね〜

論理が通らないのだ のだ〜

どうせ臭いのなら 一人だけで

徹底的に臭い とびきり臭い

にんにく入りの餃子を食ってね〜

気を吐きながら

先頭を走ってもらいたいもんだね〜

修正協議なんかいらんかもよ〜


臭さには 臭さで対抗せねばな〜

にんにくぎょうざの泥鰌鍋なんて

美味そうなんだけどな〜


雨がぽつりぽつりとふっている。

中途半端に中途半端な雲行きである。



梅雨空や碁石をとって音高く


睡蓮のねむりをさます小舟かな


ぼんやりと蛙の睡る五月雨




そうだった、纏の雨蛙も 訓練せねば

ならなかった。

雨を降らす儀式や風を起こす儀式

さらに晴れを祈る儀式

嵐を呼ぶ儀式 柏手の打ち方を

諸葛孔明の先を行ってもらわねば

纏の独立はありえないのだ のだ〜






 「勧酒」

        (晩唐)于武陵


勧君金屈巵  君に勧む 

         金屈巵(きんくつし)

満酌不須辞  満酌 

         辞するをもちいず

花発多風雨  花ひらけば 

         風雨多し

人生足別離  人生 

         別離たる





 「酒を勧める」

         (訳詩)はぐれ雲


君にすすめる

       金屈巵(きんくつし)

なみなみ酌んだ

       この酒を

けして断る

       ことなかれ

花が開けば

       雨と風

人生別離

       避けられぬ 






金屈巵(きんくつし)


曲がったとってのついた

黄金製(金属製)のさかづき

ほらあの三国志等の映画で、飲み口の

突き出ている杯、両手で持って、

口をかくすようにして飲んでるやつ

ではないかと思います。


















2012/06/11 17:00:01|その他
西湘の田園の風梅雨入り(ついり)かな





昨日は撫子囲碁クラブの総会でした。

サイクリングロードを行く、

金目川の土手のことです。

西湘バイパスの橋の工事も

かなり進んでいるようだ。


酒を飲んで、寿司を食って、

活動状況の報告があって、

その後囲碁大会

酔った勢いで

けっこううまくいきました。



五月晴れ奇山そびえる黄石寨



湘西の田園の風

      梅雨入り(ついり)かな


















2012/06/09 21:32:40|
いっせいに柏手(かしわで)を打つ雨蛙



雨が降っている〜

かなり細い そうめんより細い

おともなく ひそやかに あたたかく

ガラス戸を開けて確認して

やっと解るくらいなのだ〜

纏にも雨蛙はいるのかな〜


イチローが三安打を放ちました。

三打目はボールと競争して

やっと勝ちました

やっとだろうが 内野安打だろうが

ヒットにちがいないのである〜



いっせいに柏手(かしわで)を打つ雨蛙




どうやら茂原の雨蛙のおかげで、

こちらの雨は大したことが無く

すんだようです! さすがですな〜

纏の雨蛙も

少しは教育せんといかんかな〜








  「漁翁」

         (中唐)柳宗元



漁翁夜傍西巌宿  漁翁 夜西巌に

            そうて宿る

暁汲清湘燃楚竹  暁に清湘をくんで

            楚竹をたく

煙銷日出不見人  煙きえ 日出でて

            人を見ず

欸乃一声山水緑  欸乃一声 

            山水緑なり

廻看天際下中流  天際を見回して

            中流を下れば

巌上無心雲相逐  巌上 無心に

            雲相逐う






 「漁師の爺さん」

         (訳詩)はぐれ雲


漁師のじいさん 西の岩陰に舟泊り

暁に 湘江の水を汲み

楚竹を燃やし 飯支度

飯かきこんで 日の昇るころ

人の姿はもういない

川の流れのむこうから

あいや〜は〜ほ〜 え〜

舟唄きこえ 山水みどり

天の果てまで 眺めつつ 

川を下れば 

岩山の はるか上から迫りくる

白雲の流れ 速かりき



雲の峰一片くずれ流れ来る