人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。人生まだまだこれからさあ!
 
2012/06/23 9:14:30|
木漏れ日に手のひらかざす座頭市





  「 もう〜 」

            はぐれ雲



ノーサイドにしましょう もう〜

とぼけた泥鰌が柳のしたで〜

柳の下で 獲ってくれ 獲ってくれと

そのうち 獲ってくれるものも

いなくなって〜

柳の下の腐った水の泥の中

ともに動くは鰻や鯰〜

相手にするものいなくなり〜



きがつけば もう〜

太陽さんさんかがやくしたの

きらきら光る速き川〜

鮎や岩魚やアマゴなど

ヤマメやアカメやキンメダイ

タイやヒラメの舞い踊り〜

翡翠 蜻蛉 夜の蝶

この指とまれ〜

この指とまれ〜

戦国のよがはじまった〜



やなぎのしたはふるいのさ もう〜

おてんとさ〜んよ〜

おてんとさ〜んよ〜

ノーサイドなんてあるもんか〜

つよいもの勝つよのなかさ〜

それがうれしくて〜 

それがうれしくて〜

おてんとさんのしたを〜

あるくのさ〜



木漏れ日に手のひらかざす座頭市


木漏れ日や太陽のしみ踏みしめる


水底にめだかの遊ぶ桃源郷



















2012/06/22 11:15:08|俳句中心
しゃべることの難しさ知るかき氷




続 俳人達の祝賀会


料理がたくさん出ましたな〜

小鉢が数十個

味もそれぞれ特徴があって

おいしかったですな〜

カンパ〜イ! はもちろん

ノンアルコールビールで

いつものことでやんす!

窓外を眺めると、台風で落ちた

梅の実を拾っている人がおりました。

銀杏もたくさん落ちていましたが、

まだ小さいですね〜

誰も拾っていないようです。

吾輩もただで拾うのが好きで、

台風の後はよく 栗や柿などを

拾いに行きましたな〜


仕上げのお茶、

吾輩は氷水にしました。

はなしははずんではずんで

じかんむせいげん

いつまでもいつまでもつづくのです、



かき氷崩し落として小豆あん


しゃべることの難しさ知るかき氷




舌がしびれてしまいましてね〜



立派な泰山木がありました。

大きな花も咲いておりました。

いい香りがするんですね〜



光さす泰山木の花のした




おてんとさん は暑すぎることも

あるけれど活きているものに

とっては大切なものなんですな〜

それがうれしくて〜

           座頭市





今日は朝から雨が降っております。

あの亀達は

今頃なにをしているのかな〜



首伸ばし一斉にみる梅雨の月



















2012/06/22 11:02:44|俳句中心
日傘たたんで木登りをする趙飛燕





台風一過 昨日(いやもう一昨日か)

のことである。

山脈俳句会の大御所が、

上部団体の権威ある賞を

受賞したことによる大祝賀会が

平塚総合公園で挙行されました!



台風一過俳人達の祝賀会




動物園には鳥がたくさんおりました。

鳥以外には

栗鼠、洗い熊、栗鼠猿、孫悟空、


それに 見物している

大和撫子が5人、じ〜じが2人


いや〜あ〜 

きれいな鳥がいましたね〜

瑠璃鶲(るりびたき)〜色がきれい

瑠璃色というのかな〜そうだろうね〜

それ以外にマリンブルーの鳥もいた。

さらに、黄色いのもいましたね〜

まるで宝石が飛んでいるよう!

それに 金鶏という素晴らしく美しい

鳥がいました。これがまた

カラフルで美し過ぎて天国に棲むと

言われているのか 言っているのか

とにかく綺麗なのである。

ただし綺麗なのは 

オス♂ だけですよ〜

大和撫子も たじたじでしたな〜

それでも日傘が艶であったという

俳人が数人おったようですな〜

俳句とは自分中心の芸術であるとか

ないとか たしかにね〜



炎天下目つき鋭き金鶏鳥




台風4号の過ぎ去った後だったので、

あっちこっちで樹木の枝が折れて

おりました。

公園内には大人の遊具もありました。

重量挙げ、ジャンプ、木のぼり、

前屈、背骨伸ばし、等々

俳人とはとかく、興味心旺盛、

前向きだろうが、後ろ向きだろうが、

横向き、上向き、下向きだろうが、

とにかく行動的なのである。

足は大丈夫かな〜背骨は折れないかな〜

首はどうかな〜心臓は〜

吾輩も興味津津 心配しながら、

はらはらどきどき

やれやれ〜っと応援していたのである。



日傘たたんで木登りをする趙飛燕




日本庭園には

めだかの世界もありました。

その上をみずすましが歩いていました。

その影が水底に映って、

はっきりとみえました。

亀達が石の上に登って、

首を伸ばして同じ方向を見ていました。

対岸に竹林が 竹の秋色になって、

団扇で水面を煽ぐと鯉が寄ってきます。

どうやら飢えているようです。

口あけて、餌くれ〜 っと



てんてんと水底の影あめんぼう

















2012/06/19 12:11:20|俳句中心
てっぺんに岩を抱える夏木立




何となくむし暑いのである。

台風4号が近づいているという。

この辺は今夜、来襲の予定、

我が家の雨戸もおぼつかなくなって

来ているからな〜

図書館へ本を返しに行って

また借りてくる。





武陵源ねじれたいわに夏木立


てっぺんに岩を抱える夏木立


岩立つや緑陰の松一二本


駕籠やの眠る大緑陰の展望台


アバターの女のまなこ落し文


アバターの鳥いわのまにまに夏の風



番組は置き碁道場夏の雨




















2012/06/18 16:16:00|
長江と黄河を歩むみずすまし


むし暑い日である、さいわい

雨も降りそうでないので、散歩

土手の路 曇り空 いかにも雲が

熱気を閉じ込めているような

感覚なのである。

さいしょは じわ〜

やがて だら さらに だらだら

ついに ざああ ざあ〜

我が顔面からの 

水の出るようすなのである〜

こういう状態を歳時記では

溽暑(じょくしょ)という。

けっして 恥ずかしいことではない、

わが拙い表現力を くしして言えば、

べた〜 じと〜 ねっとり〜

たすけてくれ〜 どっひゃ〜

科学的に言えば 湿度は 限りなく百%

さらにくわえれば 暑いのである。

いずれにしても体感の暑さであるから

わが からda の状態と気分のありよう

にも影響するのである。 

ちなみに 一缶の缶ビールと

コップ一杯の冷酒を飲んで歩いている

だけなのである。

吾輩のからだは

水でできているのである、

顔からいくらでも水が出るのである。


座頭市が始まっちゃったから、

一時中断

ご〜め〜ん よ〜


ああ〜 さど〜え〜

さどへ〜 と〜 くさきも〜

な〜 び〜 KU〜  よ〜




やっと 晴れてきました〜

やっと 涼しい風が吹き出した〜

座頭市もおわって、

おてんとさんが出てきたようだ〜

おてんとさんは雲の向こうに

籠っているより〜

はっきりと顔をだしたほうが

いいですな〜




甚平はよしさいこうのクールビズ











「夏昼偶作」

          (中唐)柳宗元


南州溽暑酔如酒  南州の溽暑 

            酔うて酒の如し

隠几熟眠開北牖  几によりて熟眠し 

            北牖を開く

日午独覚無余声  日午 独り覚めて

            余声無し

山童隔竹敲茶臼  山童 竹を隔てて 

            茶臼を敲く





 「夏の昼間の即興作」

        (訳詩)はぐれ雲


 南国の  蒸し暑きこと

 酒飲んで  過ぎたるごとし

 北窓を  解放し

 机にもたれ  熟眠す

 昼下がり  ふと目覚めれば

 静まり返った  山すまい

 竹を隔てて  山童の

 茶臼をたたく  単調な音





 溽暑(じょくしょ)

「土潤い、溽暑にして、

大雨ときに行く」と「礼記」に見える。

蒸し風呂に入れられたような、夏の

むし暑さ を表す。


 茶臼(ちゃうす)

茶には渇きを去り、眠気を覚ます、

などの効き目があり、当初くすり

として飲んでいたらしいが、

しだいに、薬効にかかわらず好まれる

ようになったらしい。

当初の茶の造り方は、よく晴れた日に

茶の葉を摘み、それを 蒸して、

臼の中に入れて、きねでつく、そのご

鉄製の型に入れて固める。それを

乾燥させ、貯蔵するのである。

この固形の茶が

唐代の代表的な茶の一種

餅茶(へいちゃ)、団茶、と呼ばれる。





まあ吾輩は、濃くて、

苦い茶が好きだな〜



茶は苦くわずかに甘し夏暖簾


長江と黄河を歩むみずすまし


湘江を流れてきたりあめんぼう





みずすまし と あめんぼう は

そもそも同じ虫であり

水澄まし を捕まえると 水飴のような

においを出すため

飴坊(あめんぼう)となづけられた

そうな ほんとだよ〜

捕まえて実験してみたら!?

となりの猫に聞いてもいいかも!