幻塾庵 てんでんこ
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2017/02/19 12:24:18|
雑記
春一番のオクリモノ
春一番が吹いた翌日、庵に届いた2冊の新刊ギフト
『辻原登の「カラマーゾフ」新論』(光文社)
『文学都市ダブリン――ゆかりの文学者たち』(春風社)
前者の著者「文学講義の名手」は、庵主がかつてお世話になった人だそうな。
後者は、「スウィフト、ワイルド、ジョイスから現代の作家まで、作品を生み出す土壌となった都市ダブリンとの関係に注目しながら、文学者たちの足跡をたどる」気鋭の研究者たちによる労作。
当庵ゆかりの佐藤亨氏が第13章「パトリック・カヴァナ」を執筆している。
庵主の敬愛するボルヘスは晩年、眼疾と図書館長という二つの宿命を甘受した。
そのボルヘスの書物愛に思いを馳せながら、衰弱して本が読めないと嘆く庵主の代わりに、誰かに《代読》してもらうのも一興か。
特に前者は、庵主も若き日に熱読したドストエフスキーについての連続講義なので、「声に出して読んでみる」のに適しているかも。
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2017/02/18 14:21:09|
雑記
新聞
庵主には新聞を読むという習慣がない。
「来たり来なかったリ」で規則的に新聞が配達されるような環境でもなかった、
とか。
読まない新聞を購読するという無駄を排除する! と言い募っていたのに、
平田詩織さんの詩「冬の朝」が写真つきで掲載されたり、
書籍広告が載ったりして、排除の勢いがそがれた模様。
広げて読まれている新聞のまんなか、視線の矢印の先端のあたりに
寝そべると決まっているのが猫族のお約束だし、
ぐしゃぐしゃにする時の音も愉しい。引き被って遊ぶこともできる。
役に立っていないわけではない。
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2017/02/16 14:09:16|
下の詩歌畑
平田詩織さん「冬の朝」
朝日新聞夕刊の「歩き出す言葉たち」に平田詩織さんの作品が掲載されたのが
1月11日だから、もう1ヵ月以上もたっている。
しかも写真がシワシワ。ごめんね。
クリックして拡大してください。
わずか2行のプロフィールのスペースに、
《「一本の白羽の矢のように私たちの始原を刺し貫いた」と評価された》
とあって、こちらにも白羽の矢が真っ直ぐ飛んできたようでした
。
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2017/01/11 19:03:04|
蟷螂斧記
〈酔うべし〉
左義長のために準備されたサイト(正月飾りなどで作った高さ8メートルほどの塔)
14日夕、無病息災を祈って燃やされる
右は事務長近影
〇月〇日
ボードレール『パリの憂愁』を再読。
かつて愛唱した33の終わり『今こそは酔うべきの時だ!「時間」に酷使される奴隷となり終らぬためには、絶えず酔っていなければならぬ! 酒であろうと、詩であろうと、徳であろうと、それは君にまかせる、』を口遊んだ。
○月〇日
下の詩歌畑に新年詠を寄せてくれた井口時男氏からの便りに「殺風景な正月」とあったが、こちらも同じ。
ただ年末年始に一つだけ、思いもかけないことが……
およそ10年前にブランデーに漬けておいた梅……忘れはてていたそれを年末のそうじで「発見」。ビンの外見はすっかり古びていたが、苦労のすえフタをあけてビックリ、すばらしく芳醇なる味わいで、しばし陶然とするほどであった。まさにボードレールのすすめる酒の感触。
○月〇日
自家製梅酒のおかげで正月気分が味わえたことに気を良くしていたところ、風の便りで、文芸評論家の藤田直哉氏が水族館劇場という劇団に寄せたエッセイ「遊びをつづけましょう」を知る。
http://fishboneonline.net/vol2/asobiwo.html
これを読んで、ボードレール的な徳を看取。
○月〇日
10年以上前に愛読した辻原登氏の初期作品を正月気分で再読。そこに「きょうのでなければ新聞は古ければ古いほどよい」とあった。
○月〇日
きょうの新聞すらろくに読めなくなって久しい貧老が愛読するのは、たしかにおそろしく古い新聞だ。
たとえば、昨日読んだ柳田国男の、徳の満ちあふれる小文「大日塚の話」は明治43年7月の讀賣新聞、同じく「竝木の衰微」は大正14年11月の朝日新聞といった具合。
この二篇は、柳田が水曜日ごとに付近を散歩した折の紀行文集『水曜手帖』からのものだが、たまたま水曜日の本日――1月11日付朝日新聞夕刊の「あるきだす言葉たち」という詩歌コーナーに、当庵ゆかりの詩人平田詩織さんの作品が載っていた。その芳醇さをあじわいながら、この詩人と出逢ったのが、ちょうど件の梅酒を漬けた頃であることを想い出し、長い熟成の期間があってはじめてこういう詩作品が生れるのだとうなずくことしきり……。
再度ボードレールを口遊む――絶えず酔っていなければならぬ! 酒であろうと、詩であろうと、徳であろうと……
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2017/01/08 13:30:17|
下の詩歌畑
井口時男 新年詠
シャッター街に虎落笛きく年の暮れ
犇めいて「根付の国」の初詣
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