・脊柱管とは?・・・背骨の背中側にある神経を通す管のことです。(図がなくてすみません)
   
  ・脊柱管狭窄症とは?・・・ 
   
  ・椎間板(背骨と背骨の間にあるクッションの役割をするゆで卵みたいなもの)がずれる
  ・変形した骨が脊柱管を圧迫する。
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  このようなことが原因により・・・
   
  脊柱管の中に入っている神経や血管を圧迫
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  下半身に神経信号がうまく伝わらなかったり、血流が悪くなる。
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  下半身に痛みや、しびれ、脱力感など様々な症状がでてくること。
   
  特徴的な症状としまして、痛み、しびれ、脱力感の為に歩けなくなり、少し休むと歩けるようになる「間欠跛行(かんけつはこう)」がみられます。
   
   
  ・治療法
   
  薬・・・血流をよくする。 筋肉を柔らかくする。 
  神経ブロック・・・痛みの刺激が伝わらない様に遮断します。
  コルセット・・・腰にコルセットを巻くことで腰の負担を軽減させます。
          脊柱管狭窄症においては前かがみの姿勢がよいので前かがみで固定され    
          たコルセットがあります。
  電気刺激・・・電気刺激を与えることで筋肉の緊張を緩和させ血流をよくします。 
  マッサージ・・・筋肉をやわらかくし、血流をよくします。 
  鍼 ・・・鍼を患部に刺鍼することで、奥にある筋肉の緊張を緩和できます。
  灸、ホットパック・・・温める熱刺激により血流をよくし、筋肉をやわらかくします。
  手術・・・上記のような保存的治療が効果がなく、症状がひどい場合には手術を行います。
   
  ・日常の対処 
  温める・・・血液の流れよくすることで硬くなった靱帯などを柔らかくする。 
  運動・・・筋肉を鍛え腰の負担を減らす。 
  姿勢をよくする・・・脊柱管狭窄症においては姿勢を反らせると神経が圧迫されて痛みな  
   どの症状がでるので、前かがみの姿勢をとる様にした方がよいと思います。移動には 
   手押し車や自転車を使用した方がよいでしょう。
   寝るときは仰向けで寝る場合は腰を反らせない為に、膝の下にタオルをおき軽く膝を曲 
   げると腰があまりそらずにすみます。
   
  参考までに・・・
  ・あるサイトでは特殊なホットパックで芯まで温めることで改善させる
  ・あるサイトでは特殊な鍼治療で患部の硬い、筋肉に直接刺激を与えることで硬さをとる
   
  というような治療法が紹介されてました。
   
  個人的所見
  腰は重い上半身を支え、一方で下半身の動きに対する衝撃に耐えなくてはいけない部位です。しかしいろいろな方向に動くことができてとても不安定な部位でもあります。
  筋肉が弱ってくると少ない筋肉で腰を支えなければいけなく、余計に患部に負担がかかってくるので、まずは運動をすることが大事だと思います。
  また、冷えたり、長時間同じ姿勢ですと、血液の流れが悪くなるので、もし仕事などで同じ姿勢が続けなければいけない場合は30分ごとに軽い体操を行う、下半身を冷やさない様にするなどの工夫が必要であると思います。
  もし私が施術を行うのであれば、腰部を硬結部を中心に筋肉の緊張をほぐし下半身の血流がよくなる様にマッサージを行っていきます。
  できれば時間の10分ぐらいは腰部を鍛える、運動の指導をしたいと思います。