訪問鍼灸マッサージの湘南希望治療院

介護の現場で20年。 出張専門、健康保険、自費にて 鍼灸マッサージで活動しております。 皆様に希望をお届けできるように、 皆様の希望をお受けできる様に 頑張っておりますので、 今後ともよろしくお願い致します。
 
2010/04/09 14:34:28|巷の役立つ情報
ロコモティブ?介護の予防
 ロコモティブシンドローム(locomotive syndrome)とは運動器の障害のために要介護となる危険の高い状態をさす。

運動器(locomotive organs)とは、
身体機能を担う筋・骨格・神経系の総称であり、
筋肉、腱、靭帯、骨、関節、神経、脈管系など、
身体運動の関わる組織・器官の機能的連合です。

「ロコモシンドローム」、「ロコモ」と略されることもある。日本語では「運動器機能低下症候群」と訳される。「

修正中すみません。







2010/04/03 0:23:54|巷の役立つ情報
さすると麻痺が回復することを研究により証明
神経細胞が持つたんぱく質の一種が、物理的な刺激に反応し、神経が突起を伸ばす働きを助ける効果があることを、群馬大大学院医学系研究科の柴崎貢志講師(分子細胞生理学)らが動物実験で突き止めた。  
研究結果は、31日付の米科学誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」に掲載された。
 
実験結果から、けがをした際に患部をさするなどの行動が、傷ついた神経の修復を促すことが推察できるといい、柴崎講師は「再生治療への寄与が期待できる」としている。
 
このたんぱく質は「TRPV2センサー」と呼ばれ、熱に反応する性質が知られていた。
 
柴崎講師は、マウスの細胞やニワトリの脊髄(せきずい)神経細胞を使い、TRPV2センサーが含まれる場合とそうでない場合や、一定時間動かし続けた場合の効果をそれぞれ比較分析。
 
TRPV2センサーが物理的な刺激に反応し、神経の突起が伸びるのを助ける働きがあることを確認した。  
 
研究結果から、例えば交通事故などで神経を損傷した場合、リハビリをすることで運動機能が回復する仕組みを、分子レベルで解明することに寄与する可能性があるという。
 
また、TRPV2センサーを薬物などで効果的に刺激することができれば、神経の突起の伸びをより促すことができ、胚(はい)性幹細胞(ES細胞)などを用いた再生医療との組み合わせによる相乗効果も期待できるという。 (2010年4月1日 読売新聞)
 
 
マッサージをやっているものにとってこのような研究結果は
自分の行為に自信がもてるものであり、とてもうれしく思います。
 







2010/03/30 8:38:34|巷の役立つ情報
握力は健康の指標?
高齢者では握力低下が死亡リスクの増大と関連していることが、新しい研究によって示された。
 
今回の研究で、オランダのある研究者が、高齢者555人を対象に、85歳時と89歳時に握力を測定した。
 
その結果、85歳および89歳時に握力が弱く、また時間の経過とともに握力の低下がより大きいと、すべての原因による死亡リスクが増大することが判明した。
 
さらに、握力と死亡リスク増大との関連性は加齢とともに増大していた。
 
筋力と死亡リスクとが関係する理由は不明であり、筋力が死亡リスクに直接影響を及ぼすかどうか、あるいはそれが最終的に死亡原因となる他の因子と関連しているかどうかは判明しなかったという。
 
握力の評価は、医師がリスクを有する高齢者を特定する際に有用であり、筋力を維持する措置をとることで生存率を改善することができると結論づけている。
 
研究結果は、カナダ医師会誌「Canadian Medical Association Journal(CMAJ)」オンライン版に2月8日に掲載された。(HealthDay News 2月8日)
 
 
私は体力測定に興味があります。
 
ただマッサージ、運動指導するだけでは、状態が改善したかどうかわからないし、
担当する方がどのくらいの状態か判断するのはとても困難なことです。
 
その為、数値や、客観性をもって対象者の状態を測ることはとても大事です。
 
病院であれば、精密機械、採血検査があってだいぶ、詳細に調べられますが、
私は金もないし、場所もないので、なかなか詳細に測るのは難しい。
 
しかし、以前スポーツクラブのアルバイトで、企業に出向いて、体力測定を
行うなんて活動やっていて、握力測定やバランス感覚測定、柔軟性なんて測定
したことありましたから、せめてこれぐらいでもやれば、
やらないよりもましかと思います。
 
・・・今回私がいいたいことは、握力測定はどれぐらい信用できるのか?
と思っていたので、上記のニュースをみて、世界的にみても握力の数値は
健康を考える上で有効なようなので、今後、体力測定を行っていこうと
思っていたし、握力測定は有効であるということがわかって安心しました。
 
大事な内容なので、後で修正します。
 
時間がないので失礼します。
 
今日も一日頑張りましょう!







2010/03/18 8:45:04|保険マッサージ
同意書取得後について
同意書取得後の流れについて説明させていただきます。
 
〇同意書取得後、初めての治療にて
同意書がとれましたら施術開始となります。
初回施術ではまず問診にて利用者様ご本人、ご家族の希望、症状の確認を行います。
 
初回の問診時間
しっかりした計画書を作成する為にもできるだけ詳細に情報を聞きたいと考えてますが、あまり長い時間ですと負担になると思いますので、初回の問診は長くても15分ぐらいにしておきたいと思います。 
 
初回の施術
次に施術を開始しますが、状態を確認しながら施術を行っていきます。
 
状態の確認に重点を置くので、マッサージを行うよりも、関節の動き具合を調べたり
することが多いです。
また、ご利用者の方は体力が低下している方が多く、初めから刺激をたくさん与えて
しまうと体に対してかなり負担になることが予想されます。
以上のことから物足りない点もあるかとは思いますが、症状の改善の為にも
ご理解いただけます様、宜しくお願い致します。
 
施術終了後
施術終了後、施術に対する感想きき、おおまかな目標、計画をたてます。
また、週に何度かお伺いすることになりますので、一週間のスケジュールの確認もさせていただきます。
最後に次回の訪問日時の予定を確認して終りになります。 
 
 
〇基本的な施術毎の流れ
訪問・・・ご自宅にお伺いいたします。清潔な状態で施術できる様、
手を洗わせていただき、施術用に薄手のタオルをかしていただけるとありがたいです。
バイタルチェック・・・血圧測定、口頭にて今日の気分、体の状態を伺います。
施術・・・基本的に25分ですが、体調によっては負担がかかるので短くさせていただくこともあります。 
記録記入・・・施術終了後、施術内容や症状、特記事項を記入致します。
次回訪問日の予定確認・・・次回お伺いする予定の日の確認をし、表に記入しておきます。
退出・・・「立つ鳥跡を濁さず」布団や、物の位置など、できるだけもとの状態で退出する様、努めます。
もちろんご利用者の状態も最後まで確認し、できればご利用者様の笑顔を
確認して退出したいです。
 
〇申請書の作成、押印、郵送
保険による施術の為、治療費の保険者に負担していただく分の料金を申請書にて請求しなければ全額自己負担となってしまいます。
指定の申請書にて必要事項を記入の上、印鑑を押し、保険者に提出します。
申請書の内容に不備がなければ施術が行われた翌々月にお金が払われます。
 
〇自己負担分の集金
施術が行われた翌月の上旬に治療費の自己負担分を集金させていただきます。
現在、集金は私が施術で訪問した際に集金させていただくことなっておりますので、ご協力宜しくお願い致します。
 
〇計画書の作成について 
計画書は1ヶ月以内に完成・・・今までの経験では初回に詳細な情報収集することは時間がかかりすぎてご利用者様に負担がかかります。又、施術開始から1ヶ月の間に状態が大きく変化する可能性があり、計画を頻繁に修正しなければいけない可能性がでてきます。以上の理由から初回に取りあえずの目標計画を設定し、1ヶ月の間に詳細な計画をたてていこうと考えております。 1ヶ月以内にご本人ご家族のサインをいただき初回計画書は完成します。完成した計画書は基本的に同意頂いた医師、ケアマネージャーに提示、ご利用者様の許可をいただければ、携わっている関係者の方にもみていただこうと考えております。
 
・計画作成におけるポイント
居宅で可能な限り自立した日常生活を営むことができるように配慮・・・症状の改善だけでなくADL・・・日常の動作において必要な動きの改善に重点を置いた計画を作成していきます。
希望の反映・・・ご利用者様本人、ご家族の希望を聴き、希望が反映されるように計画書には希望欄を設け、計画実施の際には計画書に同意のサインを頂いた上で計画に添った施術を進めていきます。
課題分析・・・ADL、心の状態、環境等、できるだけ詳細に調査して課題分析を行い、計画作成に反映させたいと思います。 
 
〇継続同意の確認について
健康保険の制度では3か月ごとに同意書を書いて下さったお医者様にマッサージを継続していいかどうか、許可が必要となっております。
この許可は口答での確認でよいということになっておりますので、3か月同意の日の前までに同意書を書いて下さったお医者様の診察を受け、マッサージを継続してよいかどうか確認してください。
 
〇3ヵ月同意前に計画の修正・・・上記の様に保険マッサージでは3ヶ月ごとに医師の継続同意が必要になってきます。
特に報告書などを提出する義務はございませんが、当治療院では計画書をお医者様及び、ケアマネージャ様に提出致したいと思います。
その為、この3ヶ月同意に間に合うように計画の修正を行い、計画書を作成していきますので3か月同意日の1か月程前から計画について話し合いを行わせていただけます様宜しくお願いいたします。
 
 
 
 
 
 
 







2010/03/16 9:21:55|レポート
介護の現場における体操の重要性
平成12年にスタートした介護保険制度は約10年経ちました。制度の定着とともに、介護保険の総費用は急速に増大しています。
現行制度のままでは、保険料の大幅な上昇が見込まれ、「制度の持続可能性」が課題となっています。
制度スタート後、要介護認定を受ける方は増加しましたが、特に、軽度者(要支援、要介護1)が 大幅に増加し、認定者の半数を占めています。
軽度者の方は、転倒・骨折、関節疾患などにより徐々に生活機能が低下していく「廃用症候群(生活不活発病)」の状態にある方や、その可能性の高い方が多いのが特徴で、適切なサービス利用により「状態の維持・改善」が期待されます。
そのような中平成18年には制度の改正が行われ、軽度者の方の状態像を踏まえ、できる限り要支援・要介護状態にならない、あるいは、重度化しないよう「介護予防」を重視したシステムの確立を目指す改正となりました。
 
 インターネットにおいて厚生労働省の作成した「介護保険制度改革の概要」というレポートには上記の様なことが記されておりました。
制度や介護報酬の変更などが書かれてあったと思うのですが、無知な私の解釈では、運動をすると運動していないより健康でいられるので運動に重点を置いた制度にした、と解釈しております。
 
私は7年間介護の現場に携わってきました。厳密にいうと健康保険のマッサージの制度により歩行困難、寝たきりで麻痺、拘縮などの症状のある方に対してマッサージや運動の指導をしてきました。
マッサージ師は介護保険には参入してませんが(施設における機能訓練士や介護支援専門員としては活動できるが)、少なくとも私の担当していた方の多くは介護認定を受けた方がほとんどだったので、介護の現場で活動していたと思っているのですが 私の活動は麻痺、拘縮などの症状がある方に対して一対一での対処でした。
始めに掲載した、介護保険制度の持続ということはもちろん、施設などで人手不足の中、職員の方が嫌な顔一切せず、ご利用者の方にやさしく汗水たらして接している姿をみていて「多くの方に対処して症状の改善ができたらいいのに・・・」ともどかしさを感じることがありました。
 
 一方で施設に訪問した時、多くの方が集まって体操を行っており、一人の職員の方が体操の指導をしているのをよく拝見していて、一人の人間が、複数の人間に対して体操を指導して健康維持に貢献しているのはとてもすばらしいことで、デイサービスや施設における体操は、些細なことではあるけれども、今後多くの方の健康状態の維持改善、介護保険制度の円滑な運営ということを考えるととても大切な活動であり、重点的に取り組んでいくことが大事であると思いました。
学生の頃競泳をやっていて、運動には興味があり、施術においてもマッサージだけを行っているよりは運動を指導した方が改善がみられたということも、そのように考える一因であったかもしれません。
 今後介護予防ということを考えると、引き続き体操に取り組んでいくことが大事であると同時に、体操の内容についても検証し、より効果のある体操を考えていくことが大事であり、各組織で個別に取り組むだけでなく、組織の間で情報交換を行い、内容や効果などについて研究していくことも大事だと考えているのですが、皆様のご意見を聞かせていただけると有り難いです。
 
 最後に、私は上記に記した通り、今までマッサージで1人の方に対する対処しかしてなく多くの方への体操の指導は仕事の活動で数回したくらいで、あまり経験がなく、そんな私が意見を述べるのも厚かましいとは思いましたが、いつも考えているだけで、なかなか実行にうつせない自分がもどかしく、思い切って書いてみましたので寛大にみていただけると有り難いです。
また、ご多忙な所、拙文を御一読頂き、誠に有難うございました。