訪問鍼灸マッサージの湘南希望治療院

介護の現場で20年。 出張専門、健康保険、自費にて 鍼灸マッサージで活動しております。 皆様に希望をお届けできるように、 皆様の希望をお受けできる様に 頑張っておりますので、 今後ともよろしくお願い致します。
 
2012/05/16 21:27:48|その他
足にむくみのマッサージによる対処方法
足のむくみ緩和のためのマッサージ。自分の対処方法、ポイント

患者さんで足がむくんでいる方が多く、よくマッサージしています。

施術者によっていろいろ対処法が違うでしょうが、参考までに私の足のむくみの対処法のポイントを提示させていただきます。


・基本は上に押し流します。

・上の方のリンパ節刺激 …膝裏や大腿部内側にリンパ節あり、リンパ節が硬いと下をほぐしても詰まっていて老廃物流れない。まずはこの部分を軽くほぐしておき、それからふくらはぎのマッサージをします。

・足首回す …ふくらはぎ全体の筋肉刺激されほぐれやすくなります。

・塊ほぐす …むくみを放っておくと硬くなり硬いままだと流れない。
押し流す前に塊をもみながら柔らかくしておくことが大事。

・強く揉まない…リンパ節は傷つきやすいです。あまり強く揉まない様に。できればさすりながら押し流す感じで。

・ふくらはぎ中央付近刺激…経験から承山(しょうざん)というふくらはぎの真ん中にあるツボを刺激するとほぐれやすい。

・三陰交を刺激…うちくるぶしの上の骨のきわにある三陰交というつぼの周辺はむくんで特に硬くなりやすいところです。







2012/05/15 18:09:28|その他
冷え性、生理痛、不妊などに効果あり…三陰交について

三陰交

東洋医学では有名なツボ。

足のうちくるぶしの指四本上の骨のきわにあるツボです。


不妊、生理痛 、逆子 、冷え性、など女性疾患の治療によく用いられます。

ツボはあまりもちいない自分でもよく刺激します。

不妊治療に三陰交にお灸することがあり、かなりの効果があるらしいです。


この辺りは身体全体の体重を支え、心臓から遠く血流も悪いところで、負担かかりやすいところです。

その為に筋肉が硬くなり、冷たくなりやすいです。


治療に効果があるのは、一番負担がかかるところを治療し元気にしてあげることで、

下半身全体の負担も減るから、ということがあるかもしれません。


又、足の冷たい血液が内臓に流れると内臓も冷やされて調子悪くなる。

冷えている三陰交にお灸やマッサージ等で刺激して温めることで、

内臓に冷たい血液がいかなく、温かい血液が流れるので、元気になるというのもあるかもしれません。


女性には子宮、卵巣があるから余計に効果的なのでしょう。


考えてみると赤ちゃんがお腹に入っている時に、

足先の冷たい血液が流れてきたら、冷やされてかわいそうですよね。

温かい気持ちいいお風呂に冷水をいれるようなものでしょう。


三陰交に限らず足の疲れをとり、温めてあげることは大事なことです。







2012/05/06 14:33:19|その他
介護は1年でも大変ですが…
施設に入居している私の患者さんで要介護状態になり10年になる人がいます。

こどもさんと時々会いますが会う時は穏やかで笑顔見られ自分のことを気をつかってくださる、とてもやさしい人です。

ある日話の流れで今までの介護のことを話してくださりました。

今は施設に預けているけど2年前までは家での介護。

しかも自分の親の介護の前にも旦那さんの親の介護も長かった様です。

尿、便の排泄は勿論、夜中に騒いで睡眠時間1時間とかザラだった様です。

それだけでなく子供の面倒も見なければいけず。

兄弟や周りの人もほとんど手伝ってくれず、自分の身体も精神的にもだいぶ酷使した様です。

親を施設にいれたのも、自分がいれたのではなくケアマネージャーが気づいて手配してくれたとのこと。


とりあえず自分としては今まで通り患者さんの笑顔が見られうようにマッサージしていきたいと思います。











2012/05/05 1:50:26|その他
炎症の処置

◎炎症の基本的対処方法
炎症反応が起こると
血流がよくなり、血管が広がり水分が多くなり白血球などが集まってきます。

身体が自分で治そうとしているので基本的には何もしないでいいですが、
場合によっては処置をした方が炎症が収まり傷も早く治ることもあります。
(現代の救急医療ではほとんど応急処置はやる様です。)

医療や介護の現場では炎症反応はよく見られることで、
処置方法を把握していないといけません!

それ以外の方でも急な怪我はいつ起こるかわからず
炎症の状態を知り、医療機関にかかるまでの間の処置方法を知っておくことは大切なことです。


以下に炎症の処置の基本である救急法の基本処置、RICE処置を説明させて頂きます。

REST(休む)…傷ついた部位で治そうとしているのに動いたりしていると治療を邪魔することになってしまいます。できるだけ動かず楽な姿勢でいた方がよいです。

ICE(冷やす)…治そうとして血流がよくなり熱がでているものの、過度に熱がでると返って治りが悪くなります。また内出血し血液が血管外に漏れてしまっていますので血流がよいということは血液がどんどん漏れて損傷がひどくなる場合もあります。氷の入った袋を患部にあてたりして冷やし炎症反応が過度にならない様にします。

COMPRESSION(圧迫)…炎症が起きると血流がよくなり白血球はじめいろいろな物質が集まってきて腫れます。その時は必要ですが腫れをそのままにしておくといわゆるゴミが溜まった状態で治りが遅くなります。包帯などで圧迫することは必要です。

ELEVATION(挙上)…損傷した部位が心臓より下にあると血液が戻りにくくなり損傷部位にゴミを含んだ血液が溜まってしまいます。できるだけ心臓より患部を上に挙げておいた方がよいです。


心肺停止の時の心臓マッサージなどの処置が早めに行った方が生存率が高いように炎症の処置も早めに適切に行うと後の回復も大きく変わってきます。

誰でも知識を知っておくことはとても必要なことです。

願わくば皆様に処置することがないことを祈ります。







2012/05/05 1:00:54|その他
炎症の4大兆候
◎炎症の四台兆候
転んで骨折、捻挫したり、虫に刺されたりして細胞が傷つくと傷ついた部分では、

傷を治そうと身体が反応し、血流がよくなり、血管が拡張し、水分が多くなり、白血球が集まる、
などの状態になります。

また、内出血し血管外に血液が漏れ出すこともあります。

これが炎症反応といいます。

外から確認すると、大きく分けて以下の様な状態が見られます。

・熱感

・赤い

・痛み

・腫れる


基本的に傷ついており、治そうとしているわけですから
構わず激しい運動をしたり、
間違った処置をすると返って状態が悪くなることがあります。

上記の様に炎症の兆候を把握し
適切な処置をすることは大事なことです。