人生80年と言われていたのは、もう昔。 最近は人生100年と言われています。
確かに私の患者様でも90を越える方は増えてきたように思います。
医療が発達して昔なら救えなかった病気が、新しい薬や機械で治るようになったからでしょう。
しかしそれだけでなく、介護の技術、仕組み等介護の役割の影響も現場でみていると大いにあるように思います。
特に思うのは、日々変化していく介護状態の方に対して臨機応変に、介護サービスを変えていく。この事がとても大切だと思います。
例えば歩けなくなった方に対して、杖を介護サービスで提供する。 杖がなければ、動く機会が少なく寝たきりになってしまうような方でも、杖一本で歩けるようになり、衰えた体力が回復し、外に出て人と話すことで頭も活性化していく。
このようなことが長生きにつながっていくのではないかと思うのです。
その意味では介護サービスを調整するケアマネージャーの役割はとても大きいものだと思います。
また要介護者に対して家族、介護サービスの担当者、お医者様等、周りの方々が連携してご利用者の方を見守っていくことはとても大切なことだと思います。
補足として、長生きということを考えるとマッサージ師の立場としてはできるだけ動くこと、温めることが大切だと思います。 |