はちはち会で南相馬市小高区に6月26日夜発〜30日でボランティアに入りました。 今回の作業は原発による立ち入り制限が解除された地域の個人宅の後片付け作業でした。仏壇と神棚は残してくれと言われましたが日用品の類を始め、洋服タンスや整理タンスの中の衣類や洋服、布団、家具、電化製品や感謝状や賞状、絵画なども全てをビニール袋に詰め廃棄します。家はあとで解体されるそうです。
原発事故で着の身着のままで避難、3年以上も放置されたままの状態なのでどの部屋も鼠の糞が凄かったです。28日に入った家の方は横浜の避難先から時々、掃除に帰られていたのか、部屋がわりと奇麗で、真新しい布団や立派な家財の廃棄、代々続くはずだった蔵や大きな家の解体に心が痛みました。原発事故は財産も人の思い出や心も全てを奪い去ります。 政府と南相馬市は福島第一原発事故に伴う市内の避難指示解除準備、居住制限を平成28年度4月の解除を目指し今年8月〜10月を試行するそうですがまだ水道も使えません。 ここには忘れては行けない福島の現実があります。写真は27日の作業で庭に積み上げられた廃棄される家財の山です。 「はちはち会」とは旧KSVNボランティアバスの岩手便に乗っていたボラ仲間で岩手便を継続するために作られた被災地支援チームで松原さんが会長をやっています。 |