mikkoの山旅日記Ⅱ

最初は食べ歩きの旅、そしてハイキング、100名山、そして次は沢登り、岩登りと広がり冬は3000m級の冬山へ・・・・
 
CATEGORY:沢登り(泊り)

2019/09/12 15:14:00|沢登り(泊り)
№1393-47-② 谷川 湯檜曽川東黒沢~ウツボギ沢(沢登り)

★写真の上でクリックすると拡大します。

日  程: 2019年9月6日(金)夕~8日(日)
メンバー: mikko(LD)、おたま、つっちぃ、takka、ike
行  程: 1日目 5H33′ / 2日目 8H40′
歩行距離: 1日目 9.16km / 2日目 10.49km
総上昇量: 1日目 664m  / 2日目 670m
天気  : 1日目 晴れ  / 2日目 曇り時々晴れ

2日目 ウツボギ沢編(9/8)

コース:
9/8)
広河原→6:37広河原→10:36二俣(1910m)10:48→11:12登山道合流→12:06白毛門12:18→13:01松ノ木沢の頭→15:17白毛門登山口ⓟ⇒湯テルメ谷川(入浴料570円)⇒水上IC⇒嵐山PA(夕食)⇒厚木IC⇒自宅着

日記:
昨夜は暑くて暑くて大変だった。途中から入口を全開にし、時々腕を外に出し涼を取りながらうとうと。。。。。。

4時半起床の予定が皆で寝坊して5時起床になるが、段取りよく仕度、撤収等ができたので、ほぼ予定通りの時間に出発できた。
お隣さんとウツボギ沢出合にテントを張っていたおふたりさん達は台風が心配だからと言って登山道で宝川温泉へ戻るとのことだったが、我らは予報を信じてウツボギ沢を遡行することにして出発する。始めのうちはどんより曇っていたがだんだん晴れ間も見えていい感じになって行く。

ウツボギ沢は開けていて明るく水も綺麗な気持ちの良い沢だった。処々にイワナの内臓が沈んでいるのが目につき、警戒警報が出ていなかったら釣れたんだろうな~と残念に思いながら眺め進んで行く。

小さい瀞を越える場所で、どちらへ進むかを検討、待っていてもらって偵察に行くが、ヌメリと手掛かり、足がかりが乏しくて断念、元に戻って反対側を進むと簡単に越えられて拍子抜け。ここで昨日ハナゲの滝で写真を撮って頂いたパーティが先行していく。

沢がくの字に曲がっていて滝を正面から見られない滝は、左岸側のカンテを登った後、急な草付に着く踏み跡を登り、笹の藪を漕いで落ち口に出た。

支沢の出会いで現在地を確認しながら滝をドンドン登って越え、高度を上げて行く。
高度が上がるにつれ処々で滑っている個所もあるので慎重に、慎重に。。。。

1465m付近で休憩を取り、水流も細くなって来たので水分の補給もする。ここから草原状の笠ヶ岳が良く見えたが遥か遠い。

水線が殆どなくなり、1610m付近で右岸側からの支沢を確認するが、分岐する支沢が1630m付近にあると勘違いしていたmikkoは更に20m高度を上げたが支沢がなかったので間違いだと気づいて戻るが、仲間には余分に登らせてしまって申し訳なかった。

1610mで支沢に入って間もなく両側から被さる笹と草を掻き分けながらの登りになり、沢がえぐれた状態になると頭上から草と笹が覆い被さってトンネル状の中を四つん這い状態で進んだ。えぐれた沢形からの脱出は2m弱のほぼ垂直なツルツルの上りで、笹を掴みながら這い上がらなければならなかったので凄く大変だった。mikkoはここで力尽きて先頭を、後ろを歩いていたikeさんにバトンタッチ!

やっとこさ這い上がったと思ったら今度は密生する笹の藪漕ぎになる。藪を漕ぎながらの上りは足を余分に上げなければならないのでかなり疲れ、稜線の登山道に合流した時には超嬉しくホッとした。ふぅ~

登山道からは谷川の峰々の展望が良く疲れを癒してくれ、昨年秋に馬蹄形を歩いたことを思い出すと、眺める景色も懐かしく愛おしく感じた。

登山道へ出ればもう安心、あとはゆっくりのんびり下しましょう。と言っても疲れた体には守門岳までの上りが長く感じ、お腹もすいたので途中でランチタイムを取ってから守門岳へ向かった。

守門岳に着くと、谷川岳の山頂に掛かっていたガスもすっきり晴れて、全容を見せてくれた。そしてタイミングよく湯檜曽川を遡行してきたパーティも着いたので写真も撮ってもらえて感謝だった。
あとは本当に下るだけ、ゆっくりペースで休憩を入れながら下って登山口に戻った。

帰りに湯テルメ谷川に立ち寄って二日間の汗を流したあと解散、おたまちゃんと別れて家路に着く。
道中、豪雨に処々で遭い、PA等に寄る時には運よくカサを出さずに済んだが、神奈川に入ると雨だった。予報は夜中が、台風が通過するのでピークだとか。。。。。。
いいタイミングで遡行出来て感謝、良かった!同行いただいた仲間にも感謝だった。





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2019/09/12 14:59:00|沢登り(泊り)
№1393-47-① 谷川 湯檜曽川東黒沢~ウツボギ沢(沢登り)

★写真の上でクリックすると拡大します。

日  程: 2019年9月6日(金)夕~8日(日)
メンバー: mikko(LD)、おたま、つっちぃ、takka、ike
行  程: 1日目 5H33′ / 2日目 8H40′
歩行距離: 1日目 9.16km / 2日目 10.49km
総上昇量: 1日目 664m  / 2日目 670m
天気  : 1日目 晴れ  / 2日目 曇り時々晴れ

1日目 東黒沢編(9/7)

コース:
9/6)
平塚自宅17:10⇒TATUYAファーム⇒圏央厚木IC⇒下牧PA(テント泊)

9/7)
下牧PA5:05⇒水上IC⇒5:37白毛門登山口ⓟ6:27→6:29分岐→6:50入渓→6:54ハナゲの滝→7:17白毛門沢出合→丸山のコル10:40→支沢下降→ウツボギ沢→12:00広河原(テント泊)

日記:
9/6)
我が家の駐車場に車を止めたikeさんと一緒に出発、TATUYAファームでつっちぃとtakkaさんをピックアップして厚木ICへ向かうが、ICの入口付近は先での事故のため渋滞だったので急遽、圏央厚木ICに向かう。しかしR129も渋滞していたが圏央厚木ICからは順調走行で下牧PAに着き、一角にテントを張らしてもらっておやすみなさい。
おたまちゃんは22時半頃に到着して車中泊です。

9/7)
早く目が覚めたので予定より早く下牧PAを出発し、途中コンビニ経由で白毛門登山口駐車場に着く。なんと駐車場には既にたくさんの車が止まっていて、出発準備をしている人達の姿も多かった。ハーネスを付けている人達も多かったので、もしかしたら皆さん今夜は広河原泊まり?って心配になる。

早々に朝食を済ませて、出発の準備をする。ikeさんがテント装備を1式と食料の一部を持ってくれると言うので、残った共同装備を四つに分け、久しぶりにじゃんけんをして勝った順に選んで各自のザックの中へ。

駐車場を発つときに声を掛けたパーティは、我らが二日掛けて回るルートを日帰りで行くと聞いてビックリ。羨ましい体力です。

駐車場の少し先で二手に分かれている道を右に進み、処々で沢を数回渡渉しながら踏み跡を辿り、ハナゲの滝の少し手前で入渓する。入渓後、7~8人の若者パーティに追い抜かれるがハナゲの滝前で彼らに追いつき、お願いをして写真を撮ってもらう。彼らも同じルートだと聞いて入渓者が多いことを実感し、またまたテン場が確保できるか心配になる。

ハナゲの滝を眺めた後、ひと足お先に水流の左側から登って行く。下部は乾いたところを登れたが、落ち口に近づくに連れヌメリが多くなってきたので、スリップしないように慎重に登った。落ち口で巻き道から登って来た先ほどのパーティがまた先行し、大岩を過ぎたあと姿を見ることがなかった。

白毛門沢出合を過ぎ、小さな滝をどんどん越えて行く。
つっちぃとikeさんは美味しそうなミズ(山菜)を見つけて夕飯用にゲット。夕飯が楽しみです。

暫く進むと男女二人のパーティに追いつく。少し深そうな瀞状の場所で左岸側から巻けそうな感じの場所だったが、ふたりは流れを突破しているところだった。少し回り込んで巻いた先の下り口を見ると手掛かりがなさそうだったので、おたまちゃんとmikkoは流れを胸下まで浸かって突破し、残る三人は巻きへ進む。takkaさんは上手く下りられたが、ikeさんは滑って初ジャッポ~ン、つっちぃはナイト二人のサポートを受けて無事に下りることが出来てホッ! 良かったね。

少し先で先行していた二人に追いつく。おふたりによると今日は大勢のパーティが入っているとのことで、広河原まで行ってもテントを張る場所がないかもしれないので、自分たちはここから戻るとのことだった。

トラロープがフィックスされている滝は、最初の一歩を腕力で登ると傾斜が緩いのであとは問題なく登れたが、滑っぽかったのでスリップに注意した。
この後ナメが続き楽しみながら越えて行く。

1040m二俣で左俣に入ると沢が狭くなり、1085m二俣で右俣に進むと傾斜が増してきて急登で丸山のコルへ乗る。コルは藪の中なので真ん中あたりにある3本の立ち木を目指して進み、そこから下り始めると直ぐに小さな溝を見つけることが出来たので、そのまま下って行くとだんだん沢型になって来た。コルから40分ぐらいで下りられると踏んでいたのだったが意外と滑っていて思ったより時間が掛かってしまった。一ヶ所滝の下りでロープを出すが今回、唯一ロープを出した場所だった。

ウツボギ沢出合まで下りてホッ!
出合の直ぐ側に少し狭かったが何とかテントを張れそうな場所をキープして、広河原へおたまちゃんとikeさんが偵察に行き、テントを張る場所が空いているということでラッキー!広河原のテン場に移動出来てホッとした。先行者の人達は対岸の森の中にテントを張っているようで既にたき火の煙が幾つか上がっていた。

着いて間もなく、先行パーティの人達が何組かに分かれて釣りをしていることを聞く。おまけに本日は釣り師たちも入っているということでテンションが更にダウン・・・・・
とりあえず装備を解いて、テントを張ったあと焚火用の枝や倒木探しに手分けをして出かける。そしてつっちぃがチチタケとタマゴダケを見つけてゲット。いつもながら凄いぞつっちぃ!

焚火の準備が整った後、いよいよ我らも夕食用のイワナを釣るために出かけることに。。。。
takkaさんは単独で宝川下流へ、ウツボギ沢はイワナが釣れなかったと戻って来た人に聞いたので我ら四人は宝川上流に出かけて行く。
釣れそうなお釜で竿を出しながら登って行くと、下りて来る釣り師とすれ違う。その方の持っているビニール袋に2匹の釣果が入っているのが見え、いつから釣っているのか分からないが釣果が少ないような気がした。

そして宝川を遡行して来た6~7人のパーティがテン場を探しながら先行することになり、あっちゃーこれで一部の望みも切れた感じ。。。。
彼らは快適なテン場がなかったため傾斜のある河原にツェルトを張っていてチョッと気の毒だった。

7m滝を巻いて、先まで行って見るが全く当たり無しに・・・・
どうやらイワナたちには警戒警報が出ているようです。
諦めてテン場に戻るとtakkaさんが、我らがあったパーティが遡行して来たのでもう釣れないだろうということで早々に戻ったと言って焚火を起こしていてくれた。そしてテン場にはお隣さんも出来ていてタープやツェルトが張られていた。お隣さんは千葉から来られた年配の男性3人組だった。そして私たちが途中で追い抜いたおふたりさんも戻らずに登って来ていてウツボギ沢出合にテントを張っていた。

そんな訳で残念ながら今回は釣果ゼロ、動物性たんぱく質は現地調達の積りだったので、竹輪のみしか持ってきていなかった。イワナの天ぷら、イワナの塩焼き、イワナ汁のフルコースを夢見ていたが頭を切り替えて夕餉の支度をしましょう。

テン場にブルーシートやBBQ用の焼き網、焚火用のトングがあったので使わせてもらい焼きナスを作った。takkaさんが上手に皮をむいてくれ熱々を、ポンズを掛けて食べたら激ウマ。その後、切り干し大根、竹輪、キュウリ、錦糸卵入りのサラダを作り、いよいよメインの天ぷらです。イワナが無くて残念だったが、オクラ、しし唐、モロヘイヤ、ゴーヤ、ナス、竹輪を揚げてお塩でいただくが、揚げたての天ぷら大好評だった。茹でたミズはポン酢で和えて食べ、つっちぃが採ったキノコとミズは長ネギを入れてキノコ汁にした。どれも美味しくいただき、〆の釜揚げうどんは3把でいいと言っていたのに、結局残りの2把も平らげ、用意した夕飯用の食料は全て食べつくしてしまった。下山後の体重増、確実です。。。。。





翌日のウツボギ沢遡行に続く。

関連記録 ikeさんの記録(ヤマレコ)へ

関連記録 NET山岳会“HALU”おたまちゃんの記録へ










2017/08/31 23:53:02|沢登り(泊り)
№1257-56(後編) 北海道 クワウンナイ川(沢登り)


日  程: 2017年8月21日(月)~27日(日)
メンバー: mikko(LD)、AKINA、higuma
走行距離: 740km

クワウンナイ川後編

コース:
8/25) 強風雨のち曇り時々雨/行程8H46′
ヒサゴ沼避難小屋7:57→9:35化雲岳→第二公園→第一公園→15:54滝見台→16:43天人峡温泉⇒天人閣(入浴料1,000円)⇒旭川・大雪地ビール館(夕食)⇒道の駅旭川(車中泊)

8/26) 晴れ 札幌~苫小牧ドライブ
道の駅旭川⇒札幌IC⇒白石(higumaさん下車)⇒道の駅恵庭⇒道の駅ウトナイ⇒海の駅ぷらっと港市場(昼食)⇒海天丸(夕食)⇒17:00苫小牧フェリーターミナル(higumaさん合流)18:45⇒

8/27) 晴れ
13:30大洗フェリーターミナル14:20⇒14:33水戸大洗IC⇒常磐道・首都高・東名⇒港北PA⇒厚木IC⇒17:28平塚自宅

日記:
8/25)
5時起床の予定だったが、若者たちが掛けた2時50分の目覚ましの音で目が覚めてしまい、そこからずっと眠れずに目をつむっているだけ。。。。。。
若者たちが4時頃発って、そのあと30分後残りの二人も発ってしまって、残るはmikko達だけになった。その頃から風雨が強くなる。

5時に起床し朝食を済ませるが、雨風が強すぎるので様子を見ることにする。
今朝もmikkoの調子が悪くなり、めまいはなかったが体がふらつき真っ直ぐに歩けない状態にチョッと焦る。

雨が少し弱まったのでmikko達も出発するが、風は相変わらず強
い。


登山道に合流するまでの登りがきつく度々休ませてもらいながら登り、合流すると体が少し楽になったが、急に下を向いたり横を向いたりすると体がふらつくのでストックでしっかりカバーしながら歩く。

化雲岳から小化雲岳の間が特に風が強く、耐風姿勢を取って一瞬風の弱まるのを待って進んだ処もあったが、ハイ松帯の中に入ると風が避けられるので、休憩はハイ松帯の中で取るようにして進んだ。しかし、歩いても歩いても平坦歩きの感じで標高が中々下がらないのには参った。


途中から登山道がぐちゃぐちゃの中の歩きに変わり、気が付けば登山道は小沢と化し、小滝に小さなプールまで出来ているので沢下降をしているような気分で下って行く。
mikkoの体調も時間が経つにつれ落ち着いてきてホッ!よかった。

第一公園を過ぎると、やっと高度が落ちだし、滝見台で羽衣の滝を眺めるとあと少しです。頑張ろう。。。。。。
最後は急下降で天人峡温泉に下りて2泊3日のクワンナイ川遡行を終える。

天人閣で三日間の汗を流した後、旭川の『大雪地ビール館』で生ラムのジンギスカン、エゾシカ、ロールラム、三元豚の焼き肉やそば粉のピザ、ザンギ(鶏のから揚げ)、北海道玉ねぎのコロッケをお腹いっぱい頂いた後、道の駅旭川で車中泊をする。





8/26)
5時頃起床、higumaさんが札幌の息子さん宅へ行くので札幌まで一緒に行く。higumaさんと別れた後、mikkoとAKINAさんは一般道で道の駅恵庭と道の駅ウトナイに寄りながら苫小牧に向かうが、立ち寄った道の駅が面白くけっこう楽しめた。






苫小牧に着いて、ランチはhigumaさんお勧めのホッキカレーを食べるために海の駅港市場に行く。お昼時だったので結構込み合っています。
ホッキカレーを食べる時に隣のテーブルに座っている人達の中に、どこかで会ったことがあるような気がする人がいるが思い出せない。。。。
隣のお客が帰った後お店の女の子が、mikkoが会ったことがあると思った人は国立競技場を設計した方だと分かる。会ったことがあるではなく、テレビの映像で見たことのある人でした。そしてmikkoの隣に座っていた方は苫小牧市長だったと聞いて二度ぴっくりだった。



スーパーで時間をつぶし、乗船前に回転ずしの海天丸で美味しいお寿司をたっぷり食べてフェリーターミナルに行き、higumaさんと合流後乗船し、帰路に着く。
夕食は済ませていたので、お風呂に入って早々におやすみなさ~
い。





8/27)
目が覚めるまで寝て、小説を読んだりお風呂に入ったりしている間に大洗港に着く。今回は30分速い到着となってラッキー!
東名高速の港北PAでhigumaさんと別れて17時半頃の帰宅となる。

三度目でやっと無事にクワウンナイ川を遡行できたこと、同行メンバーに感謝するとともに北海道の仲間のもっちぃやあさやんにも感謝、感謝であった。ありがとう!
そして、楽しく美味しかったね!




余談
翌日、めまいやふらつきが出たことが気になったので病院で診察を受けたが原因は不明だが、大病ではないだろうということでホッ!過労やストレス等でもこのような症状が出ると言われたが、とりあえず大事にならずに済んでホッとした。

クワンナイ川前編に戻る。

関連記録 NET山岳会“HALU”higumaさんの記録へ






2017/08/31 17:49:00|沢登り(泊り)
№1257-56(前編) 北海道 クワウンナイ川(沢登り)

GPSの軌跡

日  程: 2017年8月21日(月)~27日(日)
メンバー: mikko(LD)、AKINA、higuma
走行距離: 740km

クワウンナイ川前編

コース:
8/21)
平塚自宅19:05⇒(東名・首都高・常磐道)⇒水戸IC⇒22:40大洗フェリーターミナル

8/22)
大洗フェリーターミナル01:45⇒19:45苫小牧フェリーターミナル⇒旭川北IC⇒23:50天人峡・清流橋Ⓟ(車中泊)

8/23) 小雨のち曇り時々雨/行程6H53′
清流橋Ⓟ6:30→6:50ポンクワウンナイ川出合→7:44凾(618m)→8:24柱状節理→12:34二俣(876m)→13:28カウン沢出合(ツェルト泊)

8/24) 曇り時々雨のち風雨/行程10H25′
カウン沢出合6:52→8:07魚留の滝(1070m)→8:23F2-10m滝(1085m)→8:32滝ノ瀬十三丁始まり→9:13二俣(1170m)→9:50滝ノ瀬十三丁終わり→10:07ハング滝(1320m)→11:51二俣(1355m)→11:52(2段15m滝)→13:02すだれ状の滝(1460m)→源頭→15:30登山道合流→16:23ヒサゴ沼分岐→16:52水場→17:17ヒサゴ沼避難小屋(泊)


日記:
8/21)
AKINAさんと一緒に大洗フェリーターミナルに向かう。久しぶりの首都高、しかも夜走行なので老眼のためナビの矢印の向きが殆ど見えずに珍道中ならず珍走行でやっと大洗フェリーターミナルに到着でやれやれ。歳をとったものだと実感せざるを得ません。。。。

深夜1時45分の出航であるが、到着後まもなくhigumaさんとも合流し10時40分ごろから乗船が始まる。
深夜便はベッドが4台の個室であるが、今回は三人で1室使わせてもらえたのでラッキーだった。
直ぐにベッドに入り眠ってしまったため気づかないうちに出港していた。。。。
明日は寝不足気味で入渓になるので、しっかり寝だめをしておきましょう。

下船する前にお風呂に入り、20時過ぎに苫小牧から高速道優先で天人峡に向かう。
零時少し前に清流橋側の駐車場に着くと、札幌ナンバーの車が一台止まっていたので入渓者がいることを知る。昨日入渓したのか、今日入渓したのかは不明ですが入渓者がいると思うと心強いですね~

5/23)
5時起床、各自用意の朝食を済ませて、装備をじゃんけんで振り分け出発します。
出発前に橋の上からクワウンナイ川を見ると平水の様でホッ!3年前に同じ場所から見た時は水量も多く濁流と化していたので即断念、翌年は悪天候によりフェリーは何日間か連続で欠航、天人峡にも被害が出るほどの大雨のため中止にしたので、今回は三度目の正直といきたいところです。

清流橋の直ぐそばにあるしっかりした踏み跡を辿ると、まもなく行き詰まり???
もう一度入口を探そうと引き返し、車道を少し天人峡側に進むと入口が2m位だけ舗装されている個所があり道が続いていそうなので入って行く。入り口側のポールにはピンクのテープが巻かれていた。

草ぼうぼうであるが林道跡に着く踏み跡を忠実に20分程辿ってポンクワウンナイ川出合で川床に下りる。出合に下りるのが大変だったと記された記録が多くあったが、少し先まで進めば2m位のゆるい傾斜の所を簡単に下りることが出来ます。手前の崩れた場所(記録に記されている下降場所?)に足跡が付いていたがここで下りると高さもあり大変だと思った。

クワウンナイ川に入渓すると間もなく小雨が降り始めドキッ!
予報は曇りだったのに外れです。前進するか、撤退するかを相談の結果、もう少し先に進みながら様子を見ることにする。するとまもなく止んでホッ!
暫く河原歩きが続き、ポンクワウンナイ川出合から1時間弱で凾に着く。

凾(618m)
凾の右岸側に斜面を直上する踏み跡を見つけ、跡を辿ると直ぐに壁に当たってしまう。この踏み跡を登っている写真をHPで見ていたので、間違いないと思ったのだが間違いでした。一旦、戻って今度は右側に向かう踏み跡を辿るが、トラバースから1段下の踏み跡に下りるところが摑まるところが無く、落ちたら凾にドボンなので怖いです。higumaさんは強引に通過するが、よく見ると下の岩伝いに踏み跡に行けそうなのでmikkoとAKINAさんは少し戻って岩伝いルートで踏み跡に合流する。大岩の上からこのルートは見えないが岩の末端まで行けば見え、松の木?にスリングも1本下がっているのが見えます。(しっかりした踏み跡が2本もあるが間違いなので踏み跡に入らないよう要注意です!)
踏み跡を辿ってトラバース後、少し高度を上げた後、下りは摑まる木が小さすぎるので安全を取って懸垂で下り、下りた場所から少しトラバースして川床へ下りる。
川床に下りると直ぐに、柱状節理の壁が現れる。





川幅もだんだん狭くなっていくと、水深が深くなり流れも急になるので、緊張を強いられる渡渉もあります。極力渡渉を減らすために、台地があるところは踏み跡を探しながら進み(結構あります。)、へつれるところはへつって進み、13時半頃カウン沢出合に着く。
本日入林届が出ていたのはmikkoパーティのみだったので貸し切り状態です。

早速ツェルトを張って、楽しみにしていたオショロコマ釣りをしましょう。
mikkoが持参したぶどうむしは6匹だけ。。。。。これで6匹釣りたいけど大丈夫かなぁ。
竿を出すと直ぐに当たりがあり1匹ゲットでヤッタネ!
竿を出すと直ぐに当たりがあるが、合わせが難しく引き上げると吐かれてしまってあ~あ。。。。。こういう場面を何度となく繰り返し、途中まで釣り上げたのに、空中で針から外れてしまってドボンも3~4匹ありチョッと悔しい。

エサが無くなって、仕方ないので食料の竹輪を小さくちぎって餌の代わりにしたらなんと25cmのオショロコマが釣れてしまってヤッタネ!そのあともう1匹超大物が掛かるが引き上げる途中で針から外れて小沢にドボンで愕然、おまけにこの時竿の先端部分が折れてしまってあ~あ。。。。
本日の釣果はmikkoが4匹、higumaさんが1匹。焚火で美味しく焼いていただきました!(オショロコマは竹輪が好物?)





夕飯を済ませたあと、焚火を囲んで団欒していると3人組パーティの姿が見え、目の前の川を、スクラムを組んで渡渉してきた。(時間は18時ジャスト。)
三人の年齢はトータルで211歳だそうでビックリ、清流橋をmikko達より1時間遅い7時半に出発したそうです。彼らはテントを張っている間に日没を迎え、直ぐに暗くなってっしまったのでギリギリ間に合って良かったね。




8/24)
5時起床、
起きぬけにめまいがして心配するが2時間ぐらいで治まってくれてホッ!
焚火で暖を取りながら朝食を済ませて、お隣さんより一足先に出発する。彼らもヒサゴ沼の避難小屋を目指すそうで夕方お会いしましょう。

出発して間もなく、大岩ゴロゴロの倒木帯に突入し、岩を乗り越え倒木を跨ぎ、潜り抜けしながらの進みになる。(体力が消耗しそうです。)
魚留の滝の手前で、川底に沈む大きな平らな石の上にたくさんのオショロコマが集まっている姿を見る。我らが側にいても動じることなくじっとしています。時間があれば釣竿を出したいところですが、本日は3日間の内で一番行程が長い日なので横目で見ながら先に進みます。

魚留の滝(1070m)
迫力があり見栄えの良い滝です。もっちぃはここでたくさんのオショロコマを釣ったそうです。
巻は左岸側、水流寄りの泥斜面にあり滑りそうなのでチェーンアイゼンを付けて登る。


魚留の滝を巻くとナメが始まり、直ぐに10m滝(1085m)です。ここは右岸の巻き道を辿って落ち口へ出ると、いよいよ滝ノ瀬十三丁の始まりです。


先にクワウンナイ川を遡行していたもっちぃから、滑るからフェルトシューズが良いとアドバイスをもらっていたので三人ともフェルトシューズにしていて良かった。藻が生えていない個所は、滑っていて滑りやすいです。もっちぃに感謝!

延々続く2kmのナメの間には、ナメ滝が幾つも現れ、水面にはたくさんの鳥が飛んでいてきれいな風景に心癒されます。


1170mの二俣は右岸から巻き、左俣へすすむ。右俣に掛かる2段の滝も迫力ありきれいです。この辺りから時々降ったりやんだりになる。

まだまだ続くよ、滝ノ瀬十三丁は。。。。。
傾斜がややきついところもあるので、スリップに気を付けながら更に進み、大きなナメ滝を左岸側から登りきると滝ノ瀬十三丁はお終い。ここからまたゴロゴロ歩きになり15分後にはハング滝に着く。

ハング滝(1320m)
ここは滝の裏側を通り、そのまま壁沿いに岩場を登ったあとガレ場(4~5m)をトラバースし、草付きの中の踏み跡を辿ると壁に突き当たる。壁(4m)には4本の残地ロープがフィックスされている。
先ずは空身でロープを引いて登ってから、higumaさんに登ってもらい、ザックを3つ二人掛で引き揚げたあと、ラストをAKINAさんに登ってもらう。ザックが重くなければ難しく感じないと思うが、重荷を背負って登るのはキツそうです。
この時に後続三人の姿が後方に見え、大きな声で叫ぶが滝に声を消されて届かなかった。時間にして1時間ぐらい離れているのかな?
巻を終え、沢床に戻る手前にテントを張るスペースがあった。


大岩を乗り越えながら先に進みます。

2段15m滝(1355m)
二俣から2段15m滝が見え、左俣に進むと直ぐに巻き道があり左岸側の木の枝に赤テが付いている。入り口はボサボサに葉が茂っているのでテープが無いと分かりづらいと思う。今までテープに依る印は無かったので唯一の赤テかな。
2段一緒に巻いて、巻きの終わり付近にテント1張り分のスペースあり。

源頭っぽい雰囲気の中をさらに進むとすだれ状の滝が目の前に。。。癒し系でとってもきれいです。

すだれ状の滝(1460m)
ここは、右岸側の草付きに付く踏み跡を登ったあと、跨げる幅の小さな流れの中を登り、途中小沢から離れてトラバースで越える。チェーンアイゼンを付けて登ったので苦労はしなかったが、草付きを登らず始めから小沢を登ったほうが、階段状になっているので楽かもしれません。


すだれ状の滝を越え1時間ぐらいで、処々に残雪の残るお花畑に。。。。。
残念ながら、ガスっていて遠くまでは見えないがハクサンコザクラ等の花がたくさん咲いていてとってもきれいです。テントスペースも1張り分あり、ここに泊まっている人達の記録も何度か見たが今夜は雨予報が出ているので先を急ぎましょう。

ガスが濃い中、踏み跡を忠実に辿り岩場を越えて進み、やっと登山道に合流出来てホッ!ここまで来ればもう安心です。
ヒサゴ沼分岐から岩場を下り、途中から雪渓下りに変わってドンドン高度を下げ、雪渓の切れ目で水を確保して避難小屋に向かう。

遠くに見えていた小屋が段々近づいてきてやっと17時17分到着でホッ!10時間半弱も掛かってしまい長かった~
小屋の中は一見満員状態に思えたが、我らの分を気持ちよく空けてもらって寝床を確保でき感謝!ありがとう。
外は小雨が降っています。

先着者の若者パーティは3時起きと聞いたので、直ぐに夕飯の支度をして、20時前には就寝。。。。おやすみなさい。
mikko達の後続パーティは小屋に着くことが出来ませんでした。大丈夫かなぁ、少し心配です。




クワンナイ川後編に続く。






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