昨日の続きです。弘兼さんは農業問題と漁業問題を取り上げました。農業問題では自給率の低さ。カロリーベースで見ると39%(1人1日当たり国産供給熱量(939kcal)/1人1日当たり供給熱量(2,424kcal)。生産額ベースで見ると65%(食料の国内生産額(9.9兆円)/食料の国内消費仕向額(15.1兆円))。これからは(今既に行われてきてはいるが)、企業が参入した農業で働く人はネクタイをしない会社員となる。例として効率的なハイテク農業を行っているオランダを挙げていました。ガラスハウスの中で光(太陽光・照明)や風向き・二酸化炭素の添付を含めた空調管理で例えばトマトを10aの面積で100t収穫する。因みに日本は8t。とてもすごいです。これ二宮でもできますよ。特に農地がたくさんある一色・中里地区の遊休荒廃農地や現在耕作中でも後継者問題で悩まれている農地を町が借り上げるなどして、集約した農地でハイテク農業をすれば、二宮ブランドとしてたくさんの美味しい農作物が一年中できる筈です。私の所有する畑は周りから見るとほんのわずかな猫の額ほどの広さですが、それでも14aありますから十分可能だと思います。写真はオランダのトマト栽培です。漁業問題では、鯖を一例に挙げ、国産よりノルウェー産の方が大きく美味しいこと(鯖すべてに当てはまるわけではないと思います)。これはノルウェーが国が個別に規制をし、若い魚を獲らせないことが理由だそうです。そういえばタラバガニも値段が高騰している理由として、ロシア産は獲りすぎで収量が減り大きなものが少なくなっていることと、カナダ産は国が大きなものしか獲らせないので、結果的に日本に入るカニの量が少なくなっていると以前聞きました。TPP問題もからめ、これからの農業は、問題が解決されない遺伝子組み換え作物を生産するより、環境に左右されないハイテク農業の方が、特に二宮のように耕地面積が狭いところなど、耕地面積の狭い日本では多い人口への食糧自給率を上げていくにはいいかもしれませんね。最も国が進めないのは何か理由があるとは思いますが。みなさんはこの食糧自給や生産についていかがお考えですか。 |