暑いですね、もう初夏の陽気です 山の木々も若葉が吹き、とても綺麗ですが、それらを愛でる暇もなくひたすら茶葉を摘んでいます お出しする物は全て自家製で自主採取で賄います 今は野生の茶木から新芽を摘み取り、紅茶の仕込みです 前に書きましたが、畑の栽培物とは違い、雑木林に点在する茶木は好き勝手に伸びています 背を越す高い木もあれば、斜面にへばりつくように生える木もあり、新芽は枝先にチョッピリ! まず摘み取ることから始めますが、一時間平均で150グラム摘めれば良い方・・・ それを10キロほど集めます 一日ではとても無理なので、約一か月は奮闘しますが、その間にも茶葉は成長します ですから、最初は日当たりの良い暖かな場所から始め、終盤は日陰山という事になります 摘んだ茶葉はすぐに加工します まず、写真のように新聞紙の上に広げ、一晩置いて茶葉を空気さらし、しおれさせます それを両手に挟み込んで揉み込むわけです やがて楊枝のように細くなったら、まとめてビニール袋に入れて、暖かい所 (30度)に放置すれば、後は勝手に発酵を始め茶色く変色します 頃合いを見て新聞紙の上に薄く広げ、乾燥させれば見慣れた黒い紅茶が完成します 今仕込んでいるのは、細〜い新芽だけで作る「王様の紅茶」とてもやさしいお味の紅茶です 今後摘み取る茶葉は、少し葉が開いていますので「しっかりとした紅茶らしい紅茶」が仕込めます |