早春?と呼ぶにはまだ早い気がしますが、山では木々の芽が膨らんできました 山菜のフキノトウも、ボチボチ顔を出す時期が来ました この時期のフキノトウは、地もぐり・・と呼んでいますが、まだ地表にはでていません 斜面の霜柱や枯葉に覆われた場所で、去年のフキの枯葉を頼りに探します ナイフで地表を撫でまわすようにして、枯葉の痕跡を探し小さな蕾を切り取ります 小さなフキノトウはアクが強く、そのままでは使えませんので、水に放しあく抜きを行ってからの調理です 今回はサッと湯でこぼしてから刻み、パン生地に練り込みました このパンの出番は、コースの始りのオードブルからです この位置ずけのパンは、遊び心のパンで季節ごとに変わりますが、この後は魚はさかな用のパン、肉は肉用・チーズにはチーズ用のパンを添えます 余談ですが、このパンは「ルバン種」と言って、小麦に水を加えて発酵させた種で、使えるまで活性化させるのに、日数が必要です 失敗するとパンが欠品となってしまうため、必ず種を残します 活性化した種であれば、最初から作るよりも短い時間で増やせるからです 仕込みの時間が制約される中での事ですので、保険として毎回少量の種を残して作業しています・・・ |