2026年3月25日、渋谷西武が9月末で閉店するというニュースを知りました。 私にとって渋谷西武は、社会人としての第一歩を踏み出した特別な場所です。
学生時代から渋谷でアルバイトをしていた私は、就職の際にも「勤務地は渋谷で」と半ば強引に希望を通しました。 今思えば、どこか学生気分を引きずっていたのかもしれません。 それでも、あの街で過ごした時間はかけがえのないものでした。
渋谷西武では、多くのメーカーの方々や西武の社員の皆様と出会い、人として大切なことを数多く学ばせていただきました。 吉祥寺伊勢丹への異動の際には盛大な送別会まで開いていただき、その時の寄せ書きは今も大切に保管しています。
20代前半の自分が詰まった場所がなくなることに、寂しさを超えた喪失感を覚えます。 まるで、あの頃の自分の一部が静かに消えてしまうような感覚です。
昨年11月、何気なく撮った一枚の写真。 あの時はただの思い出の記録でしたが、今では少し切ない意味を持つ一枚になりました。
それでも、ふと気づきます。 年度末は、もともと別れの季節。終わりがあるからこそ、新しい何かが始まるのだと。 そう思うと、この出来事もまた、自分の歩みの一部として受け止められそうです。
思い出は消えるのではなく、自分の中で形を変えて残り続ける。 そう信じて、少しだけ前を向こうと思います。 |