ハワイから帰国して最初に感じたことの一つが、「日本の食事は本当に美味しくて、しかも安い」ということでした。
ハワイ滞在中は、ランチでも3,000〜5,000円ほど、少ししっかり食べると一人7,000円を超えることも珍しくありませんでした。 もちろん、物価や人件費、円安などの影響もありますが、帰国して日本で食事をすると、改めて日本の外食の質の高さと価格のバランスの素晴らしさを実感しました。
舎鈴のらーめんは、魚介の旨みが効いたスープともちもちの麺が絶妙で、一杯で十分な満足感があります。 アウトバックのランチステーキは、やわらかいお肉にライスと野菜が添えられ、ボリュームも十分。 そして黒潮のランチスペシャルセットは、新鮮な寿司を気軽な価格で味わえる贅沢なランチでした。
ただ、不思議なことに、ハワイでの食事は「高かった」という印象だけでは終わりません。 ワイキキの海風を感じながら食べる朝食や、夕日に染まる空を眺めながらのディナーには、日本では味わえない特別な時間が流れていました。 その景色や空気、人との会話も含めて食事を楽しんでいたため、価格以上の満足感があったことも事実です。
今回の旅を通して感じたのは、「食事の価値」は料理そのものだけで決まるものではないということです。 味、価格、景色、一緒に過ごす人、その日の気分、それらが重なって、一つの思い出になります。
だからこそ、日本では「この品質をこの価格で楽しめること」に感謝し、旅先では「その土地でしか味わえない時間」を楽しむ。 その両方を知ることで、食事は単なる栄養補給ではなく、人生を豊かにしてくれる体験なのだと改めて感じました。
食を通して異なる価値観に触れることは、自分の「当たり前」を見つめ直すきっかけになります。 その気づきこそが、旅が与えてくれる一番のお土産なのかもしれません。 |