今回送られて来た「考える人」の特集は、「ことばの危機、ことばの未来」です。正月に落ちついてゆっくりと、読みたいと思っています。 知を楽しむとサブタイトルのついたこの本を、僕はゆっくりと読みます。僕は熟読と思っていますが、単に遅いだけかもしれません。 言葉の持つ役割には、議論や討論やコミュニケーションなどの、ツールとしての役割があります。 言葉を話すということには、伝わるということが伴わなければ、役割を果たすことができません。 聞くという作業が無くとも、役割を果たすことができません。 伝えることには、言葉と表情とジェスチャーにインパクトなどが、そして相手への思いやりなどが加味されます。 言葉の持つこんな複雑な要素によって、議論は成立しています。 僕は、正直であることに努力しています。それは、こんな複雑な要素でのやり取りを、極力単純化しようとしているからです。結果、自分自身が楽であるということもあります。 腹芸という、政治の世界の言葉があります。国会でも県会市議会でも、議論のないところに存在価値はありません。 伝わる言葉を用いて、聞くことを理解する作業をへて議論を尽くせば、お互いの一致点にたどり着けるはずです。 今かみ合うことができなくとも、尊敬し合うことができるはずです。 議論すること。言葉によって理解し合うことは、人の人格まで試されているのだと思います。 特集記事の、20人以上の方が書かれた言葉、読むのが楽しみてす。
「来る年もよろしくお願い致します」 |