子どもの頃から知識を記憶(暗記)し、記憶の量をテストされて、点数によって優劣がつけられてきました。
ひたすらにこの作業を繰り返すことは、通知表によって良く出来ましたと言われてる間は、すなわち学生の間はよかったのですが、コンピューターの出現によって、知識を単純に覚えこむ作業は勝てなくなりました。
どうしたらコンピューターに勝てるのか。
知識を記憶し、記憶にあることをそのまま引き出しから出すのではなく、わすれる事だそうです。
わすれる事によって、何だったっけなーと思考する。思考する訓練を子どもの時から繰り返すことによって、残っている知識を組み合わせて創造することにつながる。
コンピューターに出来ないことは、創造力なのである。
よって、子どもの時にいくら頭が良くても、社会に出てからそのまま生かされるかどうか、違った実例が出てくるのだそうです。
20年ほど前に、麻生太郎さんがある講演会で言ってました。麻生さんのおばあさんが、アメリカと戦争になった時、負けると言ったそうです。
アメリカ製のハサミを持っていたおばあさんは、日本のハサミと違って、こんなすごい鋼を作れるアメリカに、日本は勝てるわけがないと言ったそうです。
こんな例から、情報は一つでいいのだと言っておられました。
情報がないと我々はよく言って、情報集めで終わってしまうようなことが多々ありますが、正しい情報が一つ、あるいは正しくない情報でも、その情報から何が正しい情報なのか見抜く力があればよいのです。
情報という知識を、思考して整理することの出来る人が、現代社会において求められているのです。
昔、勉強が嫌い(今でも)だった自分の戯言です。
2月7日 「しんどMKO」 AM9:00真土自治会館に自転車で集合。 |