「第28回全国竹とんぼ競技大会inみちのく」に参加した際、同室に寝泊りした竹とんぼ仲間で「からくり紐」が話題になりました。以前からその製作に挑戦していましたので会話を楽しく聞きました。やはり紐を絡める作り方に話題が集中し、根っから物つくりが好きな仲間であることを認識しました。 その際に話題になったのが、紐を通す穴以外に工作穴を開けないで作る方法でした。以前一つを作るのに一ヶ月掛かったことは掲載しました。全国大会から帰宅した後、土産物屋でくるんでくれた荷物固縛用のテープをガイドラインに使用することを思いつきました。 針金をガイドとして通す方法で作っていたのですが、どうしても針金がよじれ、紐が中で捩れたまま交錯し、摩擦抵抗が大きく円滑な動きが出来ませんでした。 固縛用テープは腰が強く幅方向には曲がり難く、上下の穴から差し込んでU字形を形成するのに好都合だと気がつきました。紐の太さ、穴の径との関係で幅が制限され、捩れることもありますが、爪の先でしごきながら真直ぐな状態にしてから穴に挿入し、U字を作ると上手くいくようです。 テープの一端はリングを作りホッチキスで留めます。そのリングに紐を通し導き入れるのです。テープは中央の穴用を一本(短め)、上下の穴用を二本(U字を作るため長め)用意すれば何回も使えます。
テープを通す順番は、上下の穴部分から始めます。中央の穴付近で交錯しているだろうと想像し、短めのテープを中央の穴から真直ぐに通します。 上下の穴に通したテープの両端をそっと引き、中央のテープに引っ掛かりの反応があるかを確認します。中央のテープがU字の中に納まっていればOKです。
写真1 固縛用テープの曲がり具合 写真2 テープを3箇所の穴に通した状態 写真3 中央のテープを引抜き紐を通した状態 写真4 テープのリング部分に紐を通した状態 |