有り余る時間を楽しく過す極意を知った友人らとの交流の場。 環境にやさしい趣味の世界へどうぞ。 趣味は現役の時から持つと人生が倍に楽しめます。
 
2011/08/03 20:23:10|竹とんぼの面白さ
絆(きずな)坂・・・・竹とんぼから派生し知り得た愉しさ

 絆(きずな)坂・・・・・何でしょう?  

 絆(きずな)坂と命名した玩具を作りましょう。           何年か前の群馬大会の前夜祭で教えて頂いた玩具の改良型です。 竹とんぼと関係ないじゃないかとのお叱りを受けるかも知れませんが、お付合いください。工作過程を披露しましょう。  

写真ー1 絆坂の全体写真です。
 子供剣士が竹刀を上段に構え、上に向って進んでいます。竹の傾きを逆にすると、剣士が向きをくっると変え、坂を上っていきます。文章だけでは理解し難いし、説明もし難いですから作る過程をこれから順を追って掲載します。

 錘の鋳込み突然、錘とは・・・・? 
 
 写真ー2 アルミ管に罫書き
 Φ10mmのアルミ管を12mmの長さに裁断します。鉛筆で印を着けただけでは作業中に消えてしまします。のこぎり目立て用のヤスリでマークします。

 写真ー3 アルミ管の切断
 ロータリーハンドカッターにより切断します。 40個のピースを作るのに1時間も掛りませんでした。

 写真ー4 アルミ管のピース
 切断面のバリを取ります。#800の紙やすりでやさしく削ります。これだけの部品を全部使うわけではありません。必要なのは2個だけです。一挙に大量に加工した方が楽なためです。

 この長さに決めるまでには長い実験過程がありました。頭では理解しても、いざ実物を作り思考したものを具現化することの難しさを、またまた学ぶことになります。
レオナルド ダ ビンチの凄さが解る次第です。







2011/08/02 22:25:32|竹とんぼの面白さ
炎天下の工作台

 竹とんぼの製作は空調の効いた環境の良い状況下で行われているわけではありません。
好きこそとはいうものの、ごらんのような環境です。
竹とんぼの羽根との戦いではなく、暫くすると薮蚊との戦いに状況はにわかに変わります。
足元には、大型の蚊取り線香、作業服に帽子、首には熱中症防止用クールバンド、余り暑くなったら床に水を撒くバケツも用意しての取り組みです。

 羽根の裏面平面削り作業中です。
削り屑は余り出ませんが、冬場の風の日はゴーグルは欠かせません。
テーブルに置かれたコーヒーカップの中はいつの間にか粉だらけ。

 有り余る時間の活用にはぴったりの趣味だと自画自賛しています。周りから見れば、よくも飽きずにと思われるでしょう。
競技大会の成績はまるで駄目、それでも毎日が楽しく、竹とんぼに感謝申し上げている次第です。

 日除け防止の効果を試そうと作業を始めましたが、日照りが厳しくないここ二三日です。もう少し様子を見ましょう。







2011/08/02 21:41:07|竹とんぼの面白さ
羽根面の削り

羽根の形は、回転方向の羽根の端が前進した「前進翼」とします。羽根の裏面を削り終わった時、軸周りは厚さと幅で得られる角度が大きく、羽根の端は水平のままとなります。このため少し捻れば揚力を得易い羽根となるであろうと期待しています。
この羽根は大人向けのお土産に使おうと作っています。軽く回すだけで竹とんぼが自分で浮上るような性能を求めています。
材料が軽いため、回転持続力はありませんがスーッと上昇します。軸の太さは2mm程度が良さそうですが、今だ飛行錯誤中です。
 千葉の友人から頂いた真竹で数年分の材料が確保できました。カビやられず、虫食いにならないよう養生していきます。

 写真ー1
 羽根の裏面削り開始
 
 写真ー2
 羽根の上面から見た形です。

 写真ー3
 羽根の裏面の削り状態です。

   写真はクリックすると多少大きくなります。







2011/08/01 22:06:48|竹とんぼの面白さ
長さ調整 〜 外形粗切り 〜 外形仕上げ

 羽根材の長さ調整と外形の削り作業に入ります。 

 写真ー1
 のこぎり目の入った竹材の軸孔から両端までの長さを調整します。
調整するといっても、単に2mmの軸孔を2mmの固定ピンで留め、グラインダーにより両端の外形を半径50mmに削り落とすだけです。
この改造工具については、2010年1月26日に掲載しました。そちらもご覧ください。
このように改造した工具は、危険ですから使用中の安全には十分気を使いましょう。ゴーグルは必ず着装し眼球の保護に努めましょう。

 写真ー2
 大量の羽根材を加工するとモーターが熱くなります。電動工具には、稼動した時間に相当する休みをあげましょう。

 写真ー3
 罫書き線の外側を狙いニッパで粗切りします。ニッパはプラスチック切断用のものです。刃を順手側と逆手側に使い分け、罫書き線を残した状態で粗切りします。先にのこぎり目を入れてあるので、ニッパで粗切りする際、竹の縦繊維方向の割れがここで止まります。ナイフで削る時でもこののこぎり目が重要です。
 ニッパの関連記事は、2010年1月25日にあります。

 写真ー4
 グラインダーの円周を活用し、羽根の括れ部分を削ります。括れ部分の半径はグラインダーの半径に合うよう寸法を決めています。







2011/07/31 23:37:26|竹とんぼの面白さ
外形の罫書き 〜 穴あけ 〜 のこぎり目入れ

 写真ー1
 板材が調整し終わったら、羽根の外形の罫書きに掛ります。
平にすり合わせた裏側に罫書きます。表側にけがく方法もありますが、自分なりで構いません。プラスチックの型板を押し当てて、ボールペンで外形をなぞります。

 
 写真ー2
 中心の軸孔に相当する点を千枚通しでポンチングし、ドリルの先端ガイド(センターポンチ)とします。ドリルでΦ2mmの孔を開けます。
孔開けを終えた羽根材を20数枚重ね、竹串で一挙に串刺しにします。このセットを何組も用意し切断作業を行ないます。一枚一枚の羽根材を完成状態までもっていくのではなく、一工程を数十枚一挙に進める方法を採っています。

 
 写真ー3
 この状態で円鋸にかけ、中心近く(括れの一番狭い所)にのこぎり目を入れます。位置決めは円鋸に付属のガイドバーを調整します。円鋸の回転数は遅くし、送り速度もゆっくり進め、羽根材が割れないよう注意します。
円鋸を使う時は、ゴーグルを装着し、手袋ははめない様気をつけます。

 
 写真ー4
 のこぎり目を入れ終わった羽根材です。
 15分定格の円鋸で300枚ほどの板材を簡単に加工できます。円鋸様々です。