チェチリア工房

ここは、工房という名の音楽室です。音楽は目に見えませんが、必ず何かを創造しています。天井が高く素晴らしい音響が自慢のスペースです。レッスンやコンサート その他、創作活動の発表にご利用ください。
 
2022/05/09 22:53:02|楽曲解説
5月は母のつき・・・母にちなんだ歌「おふくろさん」
森進一の20枚目のシングル 1971年5月5日に発売された
もとは、アルバムの1曲に過ぎなかったこの曲だが
アメリカ公演で歌った時、現地の日本人客がみな涙・・・・で
シングルカットされ、大ヒットとなったそうだ

作詞 川内康範
作曲 猪俣公章

1999年に森進一の母親の出身地である鹿児島面薩摩川内市下飯島に歌碑が建立された。

コンサート等で、保富康午が改編したスタイルを披露したことがあり、川内が激怒した「おふくろさん騒動」というのがあった。森はこの曲を封印せざるを得ない状況を川内の長男の許可を得、オリジナルのスタイルで歌唱可能となった。

紅白歌合戦ではこの曲は8回も披露されている

森進一以外に
・美空ひばり  ・五木ひろし  ・天童よしみ
・鳥羽一郎  ・シャ乱Q  ・Globe     にも歌われている







2022/05/08 23:18:00|楽曲解説
わが母の教えたまいし歌
5月は母の月・・・・に因み
母に関する歌を解説させて頂いています

まさに今日は母の日なので
私の1押し母の曲「母が教えてくれた歌」(我が母の教えたまいし歌)です。言語の歌詞を直訳すると、「老いたお母さんが歌う事を私に未だ教えてくれた時」となります。
この曲は、私がクラシックの声楽を志すきっかけでもある曲です
サザーランド(写真右)というソプラノ歌手の歌唱を聴いて「声楽」という世界もステキだ!と思えました。

ドヴォルジャーク(写真左)が1880年に作曲した歌曲集「ジプシーの歌」の中の第4曲です。
クライスラーがユーモレスク、遠き山に日はおちて、スラヴ舞曲と同様、ヴァイオリンとピアノのために編曲し、さらに有名になりました。

チェチリア工房では、クライスラーの編曲版をチェロの演奏で
昨年藤森亮一さんが演奏して下さいました。

日本のソプラノ歌手佐藤しのぶさんの歌唱がYOUTUBEで聴けます。


 







2022/05/07 23:15:00|楽曲解説
母の日に因んで・・・マンマ
マンマ Mamma
ビクシオ作曲のカンツーネ
第2次世界大戦時 イタリアの兵士たちの中で流行した曲。
いつ帰れるかわからない戦地で母の事を思い歌にした曲。

イタリアの男声は全員ママコンだ・・・という話を、たしかイタリア人から、きいた記憶がある。
どくとくな陽気な気分で、いつか帰るその時は、一緒に暮らそうよ・・・・という内容で歌われている

 







2022/05/07 0:32:21|楽曲解説
母の歌 「赤いサラファン」
赤いサラファン(緋色のサラファン)
 ロシアの歌曲  
 結婚に乗りきでない娘とそれを諭す母親との会話
 原作は10番まである。
 サラファンとは女性が着るブラウス(ルパシカ)の上に斬る
 民族衣装。「赤い」という言葉には美しいという意味もある。

 1853年ロシアを旅行中だったポーランドのヴァイオリニスト
 ヘンリク・ヴィエニャフスキは、この曲を基に幻想曲「モス  クワの想い出」作品6を作曲した

主な歌手
・ガリーナ ピサレンコ
・ダークダックス
・ロイヤルナイツ
・島田祐子
・加藤登紀子
・安田祥子・由紀さおり
・研ナオコ


 







2022/05/06 1:59:45|楽曲解説
ダニーボーイ
5月は母をテーマに楽曲解説をしています
今回は、前回、前々回とほぼ同様のシーン、場所は
アイルランドです。

ダニーボーイはフレデリック・エドワード・ウェザリー(1845〜1929)がロンドンデリーの歌に歌詞をつけた曲です。第一次世界大戦の前年1913年に発表され、戦地向けて出兵する子供を想う母親、父親の切ない心境を歌ったものである。冒頭のバグパイプは兵の招集を意味するとされている。
ロンドンデリーの歌は、さかのぼって遥か1792年に最初の採譜がされ、当時は無名の伝統的な曲として、アイルランドのロンドンデリーで演奏されていた。

1792年 ヴェルファーストのハープ音楽祭では「若者の夢」として知られている伝統的な楽曲があった。拍子の変遷やルバートのかかった奏法で、類似しているものも様々で、いくつかのヴァリアントの存在が考えられている。

1894年にキャサリン・タイナン・ヒンクソンはこの曲に「アイルランドの恋の歌」として歌詞をつけた。彼女によってこの時にこのメロディーは「ロンドンデリーの歌」と呼ばれるようになった。

このメロディに付けられた歌詞は数多くあり、ゲール語やゴスペル、讃美歌にもなった。
ダイアナ妃の葬儀にはウエストミンサター聖歌隊によって讃美歌「私は真実である」が演奏された。

you raize me upはこの曲をベースとして創られた曲である。

以上、端折って紹介をさせていただきました。もとはアイルランドの各地に伝統的に伝わる楽曲であるが、様々な歌詞が造られ歌われ、クラシックや吹奏楽の編成でも演奏されている。なかでももっとも広く普及したのがダニーボーイである。