チェチリア工房

ここは、工房という名の音楽室です。音楽は目に見えませんが、必ず何かを創造しています。天井が高く素晴らしい音響が自慢のスペースです。レッスンやコンサート その他、創作活動の発表にご利用ください。
 
2022/07/29 23:28:03|楽曲解説
ハイネとピアノの融合
8月3日開催の「あのうたこのうた」では
さまざまなジャンルの楽曲を演奏させて頂きます

その中で、シューマン(画像)のリーダークライスという歌曲集から
1曲歌います。この歌曲集はシューマンが詩と音楽を融合させたもので、ピアノは伴奏ではなく、1つの楽曲のように詩に寄り添い、1つの世界を造ります。詩はハイネの作品で、ドイツ語で書かれているので、日本語訳をご紹介します

この曲の後、シューマンのピアノ作品を1曲ご紹介させて頂きます


愛らしく、優しいばらやミルテで

愛らしく優しいばらやミルテで
また馥郁としたサイプレスや金箔で
僕はこの本を棺のように飾り付けよう
そして、その中に歌草を納めよう

ああ 恋も棺に納めることができれば!
恋の墓から、慰めの花の芽が出て
咲き出せば 人はそれを摘み取りもしよう
でも、僕は摘めない 墓に入った後で咲くのだから

ここにある歌草も もとはと言えば
エトナ山から噴き出した溶岩の様に荒々しく
胸の奥底からほとばしり出て
あたりに、火の粉をまき散らした物なのだ

今はそれも物言わず 死んだようになって
冷たく 霧のように青ざめて硬直している
だが 愛の息吹がひとたび歌草に触れてくれば
消えた灼熱の想いが再び掻き立てられることだろう

そしてぼくの心は高まる予感を声にして出す
いつの日か 恋の息吹が 硬直した歌草を溶かし
いつの日か お前はこの本をてにするだろう
はるかなる国に住む優しい恋人よ

その時こそ呪縛の力が歌草から掻き消えて
色褪せた文字がお前にみとれはじめる
思いを込めて お前の美しい目を見つめつつ
悲しみと 愛の息吹をささやきかけるのだ







2022/07/29 1:49:16|うたのわ
8月1日 うたのわを開催します
8月1日 2時より、「うたのわ」を開催します
8月の「うたのわ」は1日の1回のみです
暑さの最中ですが
しっかり声を出して、元気も出しましょう!

練習予定曲
・ばあや訪ねて(23)
・秋桜
・うたの翼
・水色のワルツ
・鈴懸の道
・木の葉のお舟

「うたのわ」はどなたも参加できます
初めての方も大歓迎です。
どうぞ、ご心配なく、いらして下さい。
1時間、みっちり声を出しますので、水分補給の為
ご自分の飲料とマスクを忘れずにお願いします







2022/07/28 1:12:47|あれこれ
近くに在る潤い・・・チェチリア工房のコンサート
長引くコロナ禍の間に様々なできごとがありました

世界の各地に
人々の上に
私の上に

でも、心の力をぬいて ちょっと 周りを見渡せば
なにか工夫できる
なにか、新しい見方があることに気が付く

そのことに気付く為に
コロナ禍がはじまったのではないか・・・・と思える程だ

すぐ近くにある潤いは
自分のまわりに当たり前にある物事に目を開いてくれる

近くで聴く喜び
チェチリア工房では、
様々なコンサートを企画・主催しています

このブログや掲示板でご案内しています
こんなときだからこそ・・・
なまの音楽をたのしみに来てみてください


 







2022/07/27 1:10:06|チェチリア工房情報
エスタビエン 2022アース実施について 
エスタビエン・2022アース・ステージを
予定通り、7月31日 2:00から 実施いたします

出演者の方は、プログラム順を確認し、
少し、早めに会場入りしてください
昨今の状況で、出演者の当日欠席等も想定されます

当日、音出しをしたい方は
11:00過ぎより、到着の順番で、できます。
お知り合いをお招きする方は、
感染防止の為、マスクの着用と
ご自分の出演が終了したら、次の休憩時間に
ご退出をお願いしてください。

1時間に10分の休憩と換気タイムを儲けます
宜しく、ご協力の程
お願い致します

当日は、エスタビエンの精神に則り
自身を以て、楽しく演奏してください

皆さまの交流の機会にもなれば幸いです。


 







2022/07/26 3:32:25|コンサート
あのうたこのうた
8月3日 (水) 2時より
「あのうたこのうた」というコンサートを開催します

出演は
大貝扶美子 小林洋子 澤田陽子 そして 長岡和子です

コロナ禍で歌が歌えない時期がありました

世界に在る様々な歌を
人は歌い、聴き、日々の生活を営んでいます

コロナ禍で、起きた様々なことを
見つめ、受け止めながら
世界がかわりつつある実感を感じています

世界が変わるとき
変わらずにあるもの・・・
そのヒントがうたの中にありました

私たち4人は歌を勉強する途上で出逢った友人です
勉強の途上ですが
この夏、皆さんに歌を聴いて頂く機会を作りました

チェチリア工房は
2年後、10周年を迎えます
高校の教員を退職し 「音楽」という道しるべを頼りに
来た道の途上で、皆さんと出会うことが出来ました

「音楽」に導かれ、歩む道は厳しくも、潤いがあり
不滅の力をいっぱいに感じられるものです
みちの途上で出逢った歌を
一つの節目に、心を込めて歌い、聴いて頂くことも
修行の一つと心得て
「あのうた・このうた」のコンサートに臨みます

ご都合があいましたら、是非聴いて頂き、
ご批評を賜りたいと思います
どうぞ、宜しくお願いいたします

メモ・・・・・
チケットは当日券もあります
1000円