チェチリア工房

ここは、工房という名の音楽室です。音楽は目に見えませんが、必ず何かを創造しています。天井が高く素晴らしい音響が自慢のスペースです。レッスンやコンサート その他、創作活動の発表にご利用ください。
 
2022/08/18 0:24:34|チェチリア工房情報
この秋のコンサート企画中です
送り火をたいて
お盆の行事も終わりました

コロナ禍の夏休み
世界を眺めて思う事は色々ありました

秋からふゆにかけてのコンサートを企画中です
良い年の締めくくりをめざして・・・
音楽からたくさんの恵みを広げられるよう
ステキなコンサートの企画をどうぞ、お楽しみに




 







2022/08/17 2:37:51|コンサート
ステキな秋のコンサート 〜she〜
チェチリア工房主催 「ステキな秋のコンサート」

2022年 私たちは未だコロナ禍の中にいます
様々な思いが募る今年ですが、
美しい秋を迎えたいものです

チェチリア工房で活躍中の
表現のスペシャリストが贈るステキな秋のコンサート
音楽の魅力を満載してお贈りします

ノッティングヒルの恋人から「she」
海に来たれ
ムゼッタのワルツ 他

10月2日(日)2:00から
出演 加藤知志(バリトン) 
   高寺真美(ピアノ) 
   二川めぐみ(舞踊)
チケット 3000円

 







2022/08/16 2:07:20|楽曲解説
ブラームス ヴァイオリンソナタ第1番
ブラームス・Vnソナタ第1番ト長調「雨の歌」
1878年〜1879年オーストリア南部のヴェルター湖畔の避暑地で
作曲・完成された。この地で、ブラームスは交響曲第2番やヴァイオリン協奏曲も作曲した。

ヴァイオリン・ソナタ第1番以前にイ短調のヴァイオリンソナタを作曲していたが、それは、自己判断で破棄されたそうだ。

第1番は通称「雨の歌」と言われるが、第3楽章の冒頭に、ブラームスの歌曲「雨の歌」の主題を用いているからである。ただし、ブラームスはこのような通称でこの曲を呼んではいなかった。

この曲は、ヨーゼフ・ヨアヒムのヴァイオリン、ブラームスのピアノによって、プライベートな場で最初の演奏が行われた。その後ボンにて、公開公演が行われ、ブラームス自身の再演も行われた。

ブラームスはクララ・シューマンに送った手紙でフェリックス・シューマン(写真右)の病気を見舞うとともに、この曲の2楽章の主題を、送っている。クララ・シューマンはこの曲を「あの世に持っていきたい曲です」と述べている。

フェリックス・シューマン(1854〜1879)クララ・シューマンの子供。詩の才能があり、いくつかの詩にブラームスが曲をつけている。フェリックスはメンデルスゾーンに因んで名づけられた。肺を病んで24歳で亡くなった。

写真左はブラームスとロベルト・クララ シューマン家の子供たち


 







2022/08/14 23:40:52|うたのわ
8月16日「うたのわ」はお休みです
皆さま いかがおすごしですか
夏バテしてませんか?
お家で歌ってますか?

歌は心身の健康の為の、最高なサプリメントです!

第3週月曜日、8月16日の「うたのわ」はお休みです。

9月第1週、5日月曜日にいつも通り、お会いしましょう







2022/08/14 3:11:18|楽曲解説
クライスラー
8月27日 開催予定の
伊藤太郎 ヴァイオリン リサイタル 
で演奏される曲や作曲家について解説しています

今回はフリッツ・クライスラー
本名 フリードリヒ クライスラー
(1875年2月2日ウイーン〜1962年1月29日ニューヨーク)
世界的ヴァイオリニスト 作曲家

3才からヴァイオリンを習い始め7再でウイーン高等音楽院に特例として入学。アントン・ブルックナーに作曲を学び10歳で首席で卒業。在学中ヨーゼフ・ヨアヒムら大家の演奏を聴き、感性を磨き、パリ高等音楽院に学び12歳で首席で卒業。

1895年にはオーストリア帝国陸軍に入隊。一時は軍人になろうとしたが、家庭の都合で除隊後、音楽界に復帰
ウイーン・フィルの入団試験を受けたこともあった。
この頃から、レパートリー拡大を図り作曲を始める。

第一次世界大戦では東部戦線に出征、重傷を負って護送され、間もなく名誉の除隊となる。
大戦終結後はヨーロッパ楽壇に復帰。マネージャーが同じだったセルゲイ・ラフマニノフと親交を深め、グリーグのヴァイオリンソナタ第3番等の録音を残した。

クライスラーは演奏旅行中に埋もれていた作品を発掘しそれを演奏会に架ける事を楽しみにしていた。作品をそのまま演奏するのみならず、一部を自作に取り入れ、かこの忘れられた作品の再発見と称して演奏・公表した。それらの楽曲には、○○の様式による○○と題され出版された曲が多数ある

その中の1曲
「クープランの様式によるプロヴァンスの朝の歌」は
8月27日のコンサートで演奏される。

1950年 引退
1962年 心臓疾患で死去
ブラームスの「ヴァイオリン協奏曲」とショーソンの「詩曲」の自筆原稿は終生手放さなかったと伝えられている。