チェチリア工房

ここは、工房という名の音楽室です。音楽は目に見えませんが、必ず何かを創造しています。天井が高く素晴らしい音響が自慢のスペースです。レッスンやコンサート その他、創作活動の発表にご利用ください。
 
2023/03/30 2:20:05|楽曲解説
スメタナ と グリーグ 3
今回はスメタナにフォーカスして書きます

ベトルジハ スメタナ(1824・3・2〜1884・5・12)
ドイツ語名のフリードリヒ・スメタナとしてもしられています。チェコの作曲家・ピアニスト・指揮者です

スメタナの生きた時代、チェコはオーストリア帝国(ハンガリー帝国)に支配されていた時代で、チェコ独立への願望が作曲活動に密接に影響しています。

スメタナは晩年、聴力を失うことになりましたが、60才で亡くなる前の10年間は黄金期で、聴こえなくなってから、より作曲活動への執念を燃やしたような時期でした。
故郷のプラハでは「チェコ音楽の父」と称され、毎年命日には
「プラハの春音楽祭」(写真)が開かれ、オープニングでは「我が祖国」が演奏されています。

聴力をなくした2年後、「我が生涯」を書き、翌年春に初演された。この曲はスメタナの自伝とも言われ、1楽章は自分の青春時代、2楽章はダンスが好きだった若い頃、3楽章は妻との思い出、最終章は絶望する自身を描いた。

是非代表曲の「我が祖国」「我が生涯」を聴いてみてください。


 







2023/03/28 1:35:16|うたのわ
2時半スタートになります
4月からの「うたのわ」
2時半スタートになります

これからも、変わらず 宜しくお願いします。







2023/03/27 0:30:02|楽曲解説
スメタナ と グリーグ 2
いろいろな国の国民楽派・・・・

国民楽派の作曲家たちは
自分の国の風景や語り継がれてきた伝説
自分の国の民謡や舞曲のなかにある旋律やリズムを使って
独自の音楽を表現しようとした

アメリカの国民楽派の作曲家
フォスター
エイミー・ピーチ
ルイス・モロー・ゴッドシャルク
スーザ  など

イギリスの国民楽派の作曲家
エルガー
ホルスト
ディーリアス
ヴォーン・ウイリアムス
アーノルド・バックス  など

中南米の国民楽派の作曲家
カルロス・チャベス
ヒナステラ
ヴィラ・ロボス  など

スペインの国民楽派の作曲家
アルベニス
グラナドス
マヌエル・デ・ファリャ
ロドリーゴ  など

ロシア「の国民楽派の作曲家
ロシアの五人組(バラキレフ、ムソルグスキー、キュイ、
ボロディン、リムスキー・コルサコフ)
グリンカ
スクリャービン  など

フランスのっ国民楽派の作曲家
サン・サーンス
フォーレ
バンサン・ダンディ
デュカス
サティ
ラヴェル
プーランク  など

北欧の国民楽派の作曲家
グリーグ
シベリウス
ニールセン  など

東欧の国民楽派の作曲家
スメタナ
ドボルザーク
ヤナーチェク
バルトーク
コダーイ
ジョルジュ・エネスコ  など

この様にリストアップすると、わかり易くなりますね
そして、イメージが明確になると思います

そして・・・本題ですが
私はその中から、今回
スメタナ と グリーグにフォーカスしました
北欧の国民楽派の作曲家たちは、自分たちの国の神話や伝説をもとに音楽を書きました。
東欧の作曲家たちは、自分たちの国の風景を題材にしたり、言語を用いて音楽を書いたりしました。

それぞれ、自分が生きた環境が存在の根源かのように感じていたのだと思います。
そして、その中で個々の人生は、また大きな要素となってくるのだと思います。
私はこの二人の作曲家の人生をたどりながら、作品を聴くという作業に惹かれ、今、その入り口にたっています。

WBCのワクワク感とはまた、異なる、既に確定され、私が知らずにいるところに入ってゆくワクワク感です。世界遺産とは違いますが、一つの旅から、自分を見つめ直すようなものかも知れません。






 







2023/03/26 2:59:59|楽曲解説
スメタナ と グリーグ 1
スメタナはモルダウでしられた作曲家です

グリーグはペールギュントで知られています

ふたりとも、国民楽派の作曲家で民族主義的な音楽を作りました。ヨーロッパでは、ドイツ・イタリア・フランスやその周辺国が音楽の中心地で、音楽史では19世紀から20世紀にかけて民族主義の音楽をつくった作曲家を特に国民楽派といいます。

中欧・東欧
ロシア
北欧
スペイン
中南米

それぞれの地域に、国民楽派の作曲家はいます。

スメタナはボヘミア(写真左)
グリーグはノルウェー(写真右)の人です


 







2023/03/25 1:00:37|楽曲解説
スメタナ と グリーグ
新しい年度に向かう季節です

わたしの感覚では
年末年始より、年度末年度始めの方がリアリティがあります
とはいえ、バタバタ過ごすのもこのじきですが・・・・

今年はWBCのおかげで
(この歳になって・・・ですが)生き方の指針のようなものが
見つかったような感じです。

そこで、このしばらく、
事を欠いていたように感じていた自分自身の取り組みを見直し
じっくり、音楽を聴く事をやってみようと思いました

この春(今日から5月くらいまで)は、
スメタナ(左) と グリーグ(右) を 身近に置いて
聴いたり、読んだりしていこうと思います

明日から
日々のノート代わりに
ここにまとめますので、どうぞ、おつきあいくださいませ