チェチリア工房

ここは、工房という名の音楽室です。音楽は目に見えませんが、必ず何かを創造しています。天井が高く素晴らしい音響が自慢のスペースです。レッスンやコンサート その他、創作活動の発表にご利用ください。
 
2023/04/04 2:20:36|うたのわ
報告 4月3日「うたのわ」
今日から2時半スタートのうたのわ
気が利かず、掲示板にもお知らせをしてなかったので
2時に来てくださった方が数名
本当にもうしわけありませんでした

自分の時間の都合を優先させて頂いたのに
みなさんの時間を無駄遣いしてしまい反省してます
このところ、ポカが多く・・・・歳のせいか?情けない
歳・・・と言えば、私の誕生日が近い事、
覚えていてくださって、お花を頂きました
クリスマスローズと名前をしらないはなの枝です
あまりにきれいで可憐でよい香りなので
小さく枝を分けで、自宅にも飾りました
おはなの名前、教えてください

うたのわ・・・・年度がかわりましたので
ちょっと流れを変えて
曲も新しくしました
・霞か雲か
・手のひらを太陽に
・森の水車
・卒業写真
・青葉城恋歌
・明日ハ晴レカナ曇リカナ
・ひまわりの約束
・ありがとうの花

次回は4月17日2時半から
楽しみにしてます
​​​​​​







2023/04/03 0:06:18|うたのわ
「うたのわ」開始時間が変わります
「うたのわ」開始時刻が変わります
4月3日(月)から2時半スタートです

練習予定曲
・ひまわりの約束(184)
・卒業写真(43)
・手のひらを太陽に(179)
・森の水車(193)
・その他・・・お楽しみに!







2023/04/02 3:25:55|楽曲解説
スメタナ と グリーグ 6「ホルベアの時代から」
前回 声楽曲から管弦楽曲に編曲された作品を紹介しました

今回は原曲はピアノ曲で、後に弦楽合奏の為に編曲され、現在ではこちらの方が有名になった「ホルベアの時代から」についてです。

「ホルベアの時代から」

原曲は1884年にかかれたピアノ曲
弦楽合奏用の編曲は1885年

ホルベア・・・ルズヴィ・ホルベア(写真・生没年1684〜1754)グリーグと同郷のノルウエーのベルゲンで生まれた文学者。当時はデンマーク統治下にあったので、「デンマーク文学の父」とか「北欧のモリエール」とも呼ばれている。

グリーグはベルゲンでおこなわれることになったホルベアの生誕200年祭の為にカンタータとピアノ独奏の為の組曲「ホルベアの時代から」を作曲した。カンタータはホルベアの誕生日12月3日に初演され、ピアノ曲はグリーグの演奏で12月7日に初演された。

弦楽合奏に編曲されたものは、グリーグの弦楽合奏曲の特徴
である、各パートが細分化されたり、ソロが現れたりという、音響的に豊かなものになっている。

・・・・・・ここから、余談ではありますが
オーケストラや弦楽合奏は憧れです。
ただ、グリーグはその作品の原曲が声楽曲だったり、ピアノ曲だったりで、自分が演奏できる身近にあるものでした。という事で、勉強の題材としていつも身近でした。また、北欧の文化や雰囲気を理解するためにもとても、イメージが掴みやすく感じていました。作曲家の肖像ではまた、曲の雰囲気と一致しているように感じていました。
今回、色々深く入ってみて、改めてグリーグのオーケストレーションの魅力がわかり、自分自身が歳をとったことも経験値として加わり、今後の人生で、まだまだ聴く喜びは尽きない楽しみとしてあるな・・・と感じました。

スメタナとグリーグの人生についても
また、紹介してゆきたいと思います。


 







2023/04/01 1:48:09|楽曲解説
スメタナ と グリーグ 5 グリーグ「2つの悲しき旋律」
今日、3月31日に因んで
グリーグの「2つの悲しい旋律」作品34の解説をします

1880年にグリーグによって作曲された
第1曲 胸の痛手
生活との闘いに傷ついた詩人の心が春の訪れとともに蘇ってくる・・・と歌った

第2曲 過ぎた春 (最後の春)
この春は自分にとって人生最後のはるであろう・・・と感慨深く眺める・・・という内容の詩

国民楽派の作曲活動を志すグリーグがヴィニエ(ノルウエーの詩人)の詩におおきな刺激を受け作曲した15曲の歌曲のうちの12編を「12のメロディ」として出版
原曲はこの歌曲のうちの2曲で、弦楽合奏用に編曲したもの

個人的な事を言わせて頂くと、仕事について、音楽コースの生徒にオーケストラの授業を複数の教員で担当していた時出会った曲で、あまりにも曲が美しいのでこれを機会にグリーグにのめりこんだ時期があった。未だにこの曲の美しさは何度聴いても胸にしみる最愛の曲の一つです。
確か、Ñ響のサヴァリッシュ(写真)の指揮のものが特に気に入っていたのを思い出しました。


 







2023/03/31 3:25:16|楽曲解説
スメタナ と グリーグ 4
グリーグ 抒情小品集

エドヴァルド ハーゲルップ グリーグ
1843・6・15〜1907・9・4 
スウェーデン統治下のノルウエー

グリーグが抒情小品集第1集を出版したのは1867年
その後グリーグにとって重要な作品である抒情小品集を次々と出版した。体調が悪化し健康状態が悪い中で、1901年に第10集を出版。全10巻56曲のピアノ独奏曲である。
グリーグはペール・ギュントやピアノ協奏曲が大きく知られているが、この抒情小品集はグリーグの本領を発揮した作品集といえるもので、この中の作品を、その後、管弦楽や弦楽合奏用に編曲したものも多くある。

グリーグは北欧のショパンとしょうされることもある。

この抒情小品集をピアノを習う途中で、だれしもが出会う曲集である。是非鑑賞だけでなく、何曲かは手掛けて頂けたら・・・と思います。北欧の雰囲気を楽曲を通じてまた、理解したりできると思います。