ankanの介護塾

１　モニタリングについて、

モニタリングは、経過観察・記録です。
サービス提供責任者のモニタリングの対象は、
利用者の心身の状況の変化であり、環境の変化です。

よって、この変化の基本データは、アセスメントです。
訪問介護計画を立てるための、介護目標設定を定めるのが
アセスメントです。

最初に利用者の心身の状況や環境について、
アセスメントを行いますが、この内容がどう変化したか？を
経過観察・記録することがモニタリングであり、
この変化を捉えて、訪問介護計画書を変更するのが、
介護保険制度のシステムです。

即ち、モニタリングを行いその評価をし、訪問介護計画を
修正するならば、これは、再アセスメントということに
なります。

介護保険制度は、その有する能力に応じてとあることから、
この有する能力を確定するためには、その反対の
機能低下を確認することが必要になります。

このことは、日常生活の機能の低下の項目を設定し、
これをアセスメントとして、調査を行います。
アセスメントの初回は、サービス提供責任者が行いますが、
その後のモニタリングは、ヘルパーの業務です。
モニタリングは、毎月行うことが必要です。

アセスメントにせよ、モニタリングにせよ、
サービス提供責任者とヘルパーの共同作業であると、
認識することが必要です。

モニタリングによって、捕えた変化について、
ケアマネに報告することが義務付けられています。
ケアプランに必要な情報であるからです。

サービス提供責任者は、このモニタリングの変化について、
評価を行い、サービスの変更の意見を付けて、
ケアマネに報告し、ケアプランの変更を求めてください。
これがケアカンファレンスです。

アセスメント・モニタリング・評価・ケアマネへの報告・
ケアカンファレンス・ケアプランの変更の流れが、
毎月繰り返されるものであると、理解することが必要です。
これが、介護保険のシステムです。

アセスメント、モニタリング評価、ケアマネの報告、
ケアカンファレンス、を一枚の用紙で処理する
ＡＤＬアセスメントをお送りしますので、
コメントからメールアドレスを記入してご請求ください。

　　　　　　　　　　　　　　　　以上　庵漢