hitorigoto

つれづれに ただ つれづれに つれづれに
 
2010/05/28 9:24:16|ふっと、思った事
精霊は 立ち枯れてなお 天をさす
近くなのに、遠い場所

誰でも知ってる街なのに、通り過ぎてしまうような忘れさられた街


しかし、人々が忘れてくれたお陰で、時の経過と共に素敵で魅力的な場所として残す事が出来たのかもしれないとも思う。

地図も書けないような迷路のような路地を持つこの場所は、住んでいる人でさえ説明は難しいと言う路地だらけのまち。

国有地で無許可で商売してても、面倒くさいからか?表からは誰も何もいわないような無法地帯を含む街


自然は生き生きと、原生林が続き、何となく車で走るとジュラシックパークのようでもあり…楽しい。

夏も近くなって、このところ木々が生い茂り遠くから観るとまち全体が、ふさふさとふっくらとした感じにみえてきた。

そんな場所に、立ち枯れても尚、雄々しく
精霊が宿るような大木楠木を森の中に見つけた。

私は、木と一体化するが如く 立ち尽くしてしまった。

言葉にできない程、この光景に圧倒されるばかりだった。

鬱蒼とした森は、生き生きとし、大きなブロッコリーが重なり合うような大きな緑が夢のように揺れている。
そんな中で、一本の大木が立ち枯れていた。

その存在感は、矢に刺されてなお立ち尽くしたと言う弁慶をも想像するようだ。

海へと続く毛細管のように張り巡らされた無数の路地と坂道は、草の匂いと日向に花が咲いていた。

その陽のあたる坂道は、行きかう者を、かつて温かく抱かれていた望郷へと誘出す。

…あの画家がこの場所を愛した訳がよくわかる。

…住みたいくらいだが、通えるのでしばらく通う事にした。

…魅力がないと言って人々は通り過ぎていく。
忘れさられた街は、底知れぬ魅力を秘めていた。

あたかも文明が砂に埋もれたように…

私は、この木の精霊に心奪われてしまったのかもしれない。

志は、枯れても死んでも生き生きと生きるものなのかも知れないと思った。







2010/05/17 18:35:50|小旅行
青空に ただ一点の 曇りあり…茨城空港

ゴールデンウィーク中の とある日。
水戸の先でひとり暮らしをしている母に会いに、日帰りをする事にした。

本来なら子供達を連れて何泊かしたいところだが、
それぞれの計画があるらしく、
親との計画は、二の次にされてしまう。

それを聞いてしまうような、ばか親なので、、
赦される事を承知の上で
お互いそれぞれの個性を出し切ってしまう。
だから、実を言うと車内密室にいると
ぶつかり合ってしまう事もしばしばって事もあって、
仕方ないので、お父さん(夫)と二人
とは言うものの
ホントは、渋滞してようと時間がかかろうと、
穏やかにして楽な時間がもてる
と言うのも
悲しいかな、また事実なのである。


…とは言っても、
常磐高速は20数`渋滞してると言うので
…比較的に空いているルートを選びつつ…
羽田経由成田方面へ向かった。

…思い付きで …継いでに
茨城空港を見学してから
母の家に行く事にした。


茨城空港で、名入りのドラ焼きでも買って…
お昼ご飯も食べようとしたけれど…
着いた時は…
神戸、ソウル往復2便の最終便も行ってしまった後で、
2時を回っていたにもかかわらず…

入口付近は、軽く渋滞
食堂も長蛇の列をなしていた。
お土産屋さんは品薄で、
見学デッキは、まだまだ混雑していた。
しかし飛行機は飛んでない。
飛んで来ない。
飛ばない。


そんなのみんな知っている。

のに…

そんなところに行きたがるのは、
もしかしたら茨城気質なのかもしれない?!
意味はいろいろあるけれど、
私もそうだ。└|∵|┐


…面白いのは?!、デッキのフェンス。
硬質樹脂か硝子で出来ているのか?!
透明の板は、真正面を見ると透き通ってみえるのだが、
横を見ようとすると
白く曇ってしまって、見えなくなってしまう。
うっとうしい…ゞ

そして、どこから見ても
見えない場所があるのに気づかされる。
…見学デッキなのに
なんでだろう?!
と誰もが疑問に思うだろう。
そして 考えるだろう。
隠してる。
何かを隠してる。
隠せば、見たくなる。
憶測する。
見られたくないものがあるに違いない!
そうに違いない。
…と思うだろう。
探るだろう。
そうか!ここは百里基地跡か〜?!
今も自衛隊基地があるらしく、
旅客機がいなくなれば演習しているらしい。

今日は休みだから自衛隊機も
飛んでなくて、
平和な滑走路なのだけれど…。

そう思うと…

茨城空港は…………

………コラボる事で、
どこかが、
どちらかが……???????
経費節減?か
予算の蛇口を増やしてる?!
とさえ憶測させてしまう。

新種の白い曇りガラス張り。
いくらガラス張りでも
曇りガラス張りではね。

と思いながら、
食事もせず土産も買えず
疑いを買って持って、

HISの窓口や看板が
やたらに多いのが気になる
茨城空港。

まるでHIS営業所に
茨城空港がついてるような
中身だが、

これも茨城空港の生きる道らしく
使用料などが安く空いているので
チャーター便を引き込みやすいらしい
と言う理由があるらしい事を
後でテレビで知った。

ホントかな〜???、

最初からそんな計画だったりして…???!

そんなこんな憶測疑問を残しながら、

母の待つ田舎へ急いだ。
日帰りだし…。


それでも着いたのは5時を回っていただろうか…


父の仏壇に

『…いつもありがとう』

と手を合わせ…


少し早い母の日に
ピンクに白色の縁取りのある紫陽花の鉢植えを贈ろう。

母はその植木鉢をどう思ったか、

『お父さんも喜んでるわ!』

といいながら
仏壇に見えるように
静かに少し向きをかえた。
     …。
母の日なのにな〜。
と思いながら
私は、眺めていた。


滞在時間2時間


お米を40`と
裏山で取れた筍
ご近所から戴いた菜の花
親戚から貰った葱、
母が煮た煮物

ふるさとの温もりを
車に閉じ込めたまま
子供達の故郷になるであろう
二宮へ届けて開封しよう。


そして 子供達は、
どこへ運んでいくのだろうか?!

知らない間に、
無意識の部分だけが
伝承されていくのかもしれない。
と思った。

休日だった。









2010/05/05 17:11:17|こどもたち
我が身より 影になりたや 朧月


先日、娘も私も、お互い違う場所に出掛け、
帰りの時間が同じだったので、
月夜の晩に駅から歩いて帰ってきた。
ホントは夫も一緒だったのだが、
スタスタと先を歩いているので、
娘と私は世間話をしながら
ポクポクゆっくり歩いた。

娘は、少しお年頃の域に入って来たのか…
スタイルをよく気にするようになった。

…後ろから月に照らされた私達の影は
細く長く羨ましい限りのスタイル。
そんな影を見ながら
娘の過去や現在や未来の事などを話しながら歩く。

母の私にとっては、
なんとか幸福多い未来にしてあげたいと願うのは
私だけではないだろうと思う。

親バカと言われようと、
バカ親と言われようと、
どうでもよろしい└|∵|┐

影にでも肥やしにでもなろう…
娘には、いや息子にもだけど…
どんな状況に立たざるを得なくなっても
毅然とした態度で強く明るく…
幸せを感じ取れる人になってほしい。
と、慎ましく…願う。


        ・


…………娘は中高一貫の女子校に通って、四年目。
今年高校に入学した。
って事で、高校受験がなかったので、受験勉強などしていない。
…親が目論んでいたように、ホントの勉強をする事が出来たと思いたい。(*^o^*)

多感な思春期に受験は、大変な事だろう。
それはそれで勉強にはなるだろうが…、日本人には向かない競争と敵をそんなとこで作る事はないだろう?!

しかし 娘達には女子校って事もあって、敵もなくあまり競争心も生まれなかった。(シメシメ)

それどころか…学校の友達は、皆仲間の何者でもなく、
外界と一部の嫌われ係のような先生を相手に、
団結してしまうようだった…。
そんなこんなで、毎日楽しい楽しいと言って帰って来ていた、温かく楽しい中学を卒業した、娘だった。

高校に入学し、今まで、とても仲の良かった友達や仲間達とは違うクラスになってしまった。
かと言って皆気の合わない人達しかいないクラスメートでもないのだけれど、余り今まで、付き合った事がないだけで知らないだけではないかと母は憶測している…。

娘は…ガッカリしていたのもつかの間…。
とは言っても、寂しくはないかと心配だったので、
親子間の緊迫した空気の元、聞くにも聞ずらく…
やっと 一言
『慣れた?』
と言ってみた。

『お母さん!学校の事と勉強の事は、今は言わないで!今日、学校で、コンコンと学校の事と勉強の事をヤバイホドたたき込まれて…疲れた。』

と…どうも、高校は義務教育ではないから 自分がやらないと進級卒業は出来なくなると 言われたようである。

それを素直に受け取ったらしく、
…学校側も面白い授業を展開していきます。とは明言はしていたが、
…その通り、授業は、どの科目も面白い!
らしい…(^^)v(*^▽^*)/
     が、!

    …難しい!(≧□≦)


ついていくのが大変で 予習復習しないとわからなくなってしまうから、と言って 勉強をし始めた。

中学の頃は、あんなに
『勉強したら?!』
と散々言ったものの、ニコニコしながら、勉強なんかやらなかった我が娘であるが、
………何も言わないのに勉強を始めた。
…………で、おかしくなったのか…?

『お母さん!勉強って言う字は、よく見ると気持ち悪い字だね!』
と、いいながら、
…………ふっと 娘を見たら、携帯電話の画面に
『勉強』
の文字を羅列しては、
『わ!気持ち悪い』『わ!…』『気持ち悪い!』『『わ!』

と言って、笑ってる。


わ!まずい !
オカシイ??????

大丈夫かしら〜。


あ、大丈夫だ。

今日は勉強やってない…。(+_+)


…良い加減にバランス取れてるって事で…こんなんで…いいのかなぁ〜?!







2010/05/02 1:52:48|小旅行
今生は 夢か現か 春霞
 
 
相変わらず 夫は、休日だと言うのに、急に、
ちょっとだけ 会社に行って来る
と言って9時頃家を出た。
 
 
 娘と私は、お昼ご飯…何にもないね〜といいながら、
台所の引き出しや地下収納の中を探り
ホットケーキミックスを探りあてていた。
 お喋りしながらタコ焼き機でホットケーキを焼いた。
(これも至福のひと時。)
 
 
すでに粉は二人分しかなかったので、
夫と息子の分を買って来ようと思って
立ち上がろうとした頃、
 
夫が帰って来た。
『お父さんも行く!』
と言う…。
『粉…買いに行くだけだよ!』
といったのだが、
行くと言うので、粉を買いに、
車でわずか2分半…
二人で買い物に行った。
 ………粉。
 
 
別に話したい事があった訳ではない。
その2分半を車で走ったら、
 
余りに陽気が良かったので …
 『どっか…いかない?!』
と言ったら
『いいよ!』
と弾んだ声
『お昼ご飯食べたらね』
と言うので、
『うん』
と答えた。
(…意外に嬉しそうだ。)
 
 
 粉を買って帰ってきたら
調度…部活から息子も帰ってきた。
『お腹空いた〜』
(…絵に描いたようなホームドラマかな?!)
 
『タコ焼き機でホットケーキだよ!』
と言ったら
意外な喜びようだった。
 
 
タコ焼き機でホットケーキを焼き、
チーズを入れてみたら
更に美味しくなった。
 息子はタコ焼き機で焼かれている
ホットケーキを
串で転がしながら、
 
これから遊びに来るらしい
友達にも、食べさせたら
喜ぶだろうな〜?!
とつぶやき…
 
自分は他のを食べるから…
これはおやつにしたいから!
と言い…
自分も少し食べはしたが、
お皿に取り分けて
これから遊びに来るというお友達に残した。
 
 
 …いつからか
一緒には出掛けてくれなくなった
娘と息子を尊重しつつ…。
 
 
 二人で出掛けたのは、
いつもながら2時過ぎだった。
 
これまた
車に乗り込んだのはいいけれど
 まだ
行き先が決まっていない。
 
家を出て 坂を下り
取り合えず東名高速
 
『まだ 千円だよね〜?!』
といいながら、
秦野中井インターへ、
 
でもまだ東か西か決めてない。
 
東へ行っても、恩恵ないから?!
西へ行こう!
 
静岡へ…!
 
・・・でも目的はない。
 
 富士山は雲隠れ
 
 由比の海は明るい翡翠色。
 
 
 間もなく富士川の丘の上に、
スタバが見えてきた。
(前後してるかな?!)
富士川サービスエリアだ。
 
ここは景色が最高なので、
わざわざここへ
コーヒーを飲みに来てもいいくらいだ。
 
足元には、
悠々と流れる富士川と
活気あふれる車の流れる東名高速
すぐそこには
堂々たる富士山がそびえ立つ。
 
 
そんな景色を眺めてコーヒーを啜る。
 …しかし今日はイリーにしよう。
手作りソフトクリームも食べちゃおう。
その前に、
かき揚げ丼も美味しいと聞いたから…
お昼ご飯も食べたけど…
二人で一杯の丼を食べた。
油っこくなくさっぱり甘めのつゆで美味しかった。
 
 
 また 西へと向かう
 今度は日本坂パーキングエリアに寄ろう〜!
ここには、
海鮮丼がオススメと
書いてあったが、
さすがに食べれないのでスルー。
 
 
本線に出たら上り車線の渋滞。
恐ろしくなったので
もう 戻ろうと言う事になり
静岡で降りた。
 
 
しかし
時はすでに5時を回っていたので
どこにも寄らず、
しかも 渋滞を避け
1国を走り
清水辺りからまた東名に乗る事にした。
 
 
静岡に来ても別にどこへも寄らない。
何となく、
たまたま駿府城跡の横を通っただけ…
静岡駅を見ただけ…
道幅がひろいな〜と思いながら、
清水インターへ。
 
 
 
東名に、
なんとなく惹かれる名前の
パーキングエリアがある
 
。愛鷹(あしたか)
 
なんか素敵な名前。
 
手塚治虫の漫画に登場しそうな名前
毅然とした姿勢の孤高の人って言うイメージ。
(多分私だけ…だろう…。)
寄ってみよう。
 
ここのオススメは、
塩ねぎ豚丼ミニうどん付き。
これも 一つの丼を二人で食べた。
 
お腹は当然空いていなかったけど、
薄切りの豚肉が沢山のってて、
お得感もたっぷりだし
あっさり塩味で美味しかった。
 
完食
(あんまり名前と関係ない)
 
 暗くなりかけた空を仰ぎながら
帰路についた。
 
 
相変わらず富士山は
 
裾野をチラリと見せながら
 
とうとう顔は見せてはくれなかった。
 
 
 … 運転する夫
今更…?!昔から・・・?!、
それほど会話が弾むわけではないけど…
 
先日の環境フォーラムで聞いてきた、
地球温暖化がなぜいけないか?!
ってな話しを肴に
点在する工場や茶畑や民家を横目に…。
 
2000円使ってエコエセガソリン車?で
CO2を富士山の麓に撒きながらの…
環境フォーラム ?
 
 
地球環境に優しくって事を考えると、
人間が生きる為の経済と
人間にも優しくって事も
密接に係わって来る事などを考えると、
 
 
こんな感じなところがあって…
 
なんだか よくわからなくなって、
 
迷子になってしまう気がする。
 
 
 







2010/04/10 16:10:29|小旅行
うららかに たとえ老木 桜舞…山北駅


今日の御殿場線の山北駅付近です。


秦野南が丘の延々と続く桜並木


富士霊園の広〜い桜並木

飯山観音の桜


里山に点々ととびちらう山櫻


二宮の葛川の桜


箱根の宮城野の段々畑のような堰のある川の桜


掘り割の中を走る線路に電車と桜


今日はここが一番素敵な場所。
…山北駅


そう思うのも、小さい時から線路を見て暮らしていたせいなのかもしれないけど…。


それにしても 春の山北は、素晴らしい。


山北駅の裏駅も、嬉しくなる程、
素敵な駅舎?!改札口?!です。


いやなこと全〜部忘れてしまいました〜。(^^)v