hitorigoto

つれづれに ただ つれづれに つれづれに
 
2010/08/06 23:27:10|その他
見せかけの 微妙な平和 ズレ悲し
今日は、お休みだったので、
黙祷だけでもしようと思い
久々にテレビで
広島平和式典をみてました。

せっかく65年も平和の灯を絶やさないで式典を続けてきてくれた人がいるのに、
ダイナシにしてしまった様な式典だと思いました。

あの子供達の挨拶は、どこかの国の独裁国家か、
戦前の日本のようではなかったのかと思わせるような光景だった。

わずか11・12歳の子供が65年前の時代を、まるで見てきたような事を言わされてる違和感と、言わされてる内容とやっている事のギャップを感じました。

そうやって、大人の言う事を聞いていると、
ろくなことはないですよ。
と、蝶々になって耳打ちしたいくらいだった。

65年たってもまだ懲りずに反省なんかしていない日本だったことに胸が張り裂ける位悲しかった。

子供達よ!
そんなに素直に大人たちの言う事なんて聞かなくていいのよ!
悲惨な目にあっちゃうからね!

歴史を見て!
キミ達は頭が良いんだろう。

だったら…、
お願いだから、
なんか、おかしいとは思わなかったのかな?!

自分の考えは、自分の言葉で、お話ししましょね。

自分の口からでる言葉は大切に丁寧に扱お。
           

              ………母より












2010/07/10 19:11:25|その他
はつ夏の  雨降る庭に   しみじみと … 明月院

孤独は、全ての人の心の奥底にある。


辛いから嫌うのじゃなくて闘うものでもなくて よくみつめて仲良くする。


明月院に行く前に立ち寄った 葉祥明絵本美術館の本の中から拾ってきた。


孤独… 


そんな言葉を道連れに…今日の友としよう。


6月の終、娘の学校の個人面談の帰り道だった…。

ひとりぼっちなので孤独にひたる事にした?!


そして穏やかな時間もできた。

…そう考えると 謎が解けてくる



『縁側の 雨降る初夏に 一休み …』



雨降る明月院の丸窓の向こう側の縁側に座り込んだ。


池に広がっては消えていく、いくつもの雨粒が作る小さな波紋。
竹林に更に白い筋を引いては消える雨模様。


小石や苔を濡らして、しっとりと落ち着かせてくれる…。


雨は動物を静止させてしまうようだ…。


孤独と一緒に3、40分 

ただ…雨降る庭を眺めていた。



愛や恋はお金で買えるとは思えない。


孤独を、埋めようとして…安易にお金で買おうとする人もたまにいたりする。


でも…気がするだけで、ホントは埋められてるかどうか、わからない…。


お金は流動してこそ価値があるものだ…?!

仮に穴埋めされたとしてもいつかは剥がれていくものなのだろうし…。

そこをまた穴埋めする事に繰り返しても…疲れるだけだろう。

いつになっても愛や恋心で満たす事も繋ぐ隙間もなくしてしまうだろうから…
更に…寂しくて不安になるかもしれない…。



でも、…本当は孤独を埋める必要も排除する必要もない…♪



と、これも葉祥明の本から戴いてきた続きの言葉。


孤独は愛するもの。
孤独を愛してこそ人を愛せるものなのだ。
と更に続いている。



北鎌倉駅を降りて、傘の花と人の波に紛れて…この庭に落ちる雨にたどり着くのに800円
(入場料500円・丸窓のお茶の間…セルフのお茶と煎餅付き…300円はユニセフに寄附と書いてあった)が、入場料500円から寄附すればいいのに。寄附を強要しちゃう お寺って…?
明月院って言うお庭かな?!


でも理不尽な中でも…
蓮の花の様に泥の中から育つ美しさは生まれるって事もあるので♪
……

そこを狙ったお寺なのだろう。
と思う事にしようか。


孤独に贅沢をして…
贅沢に孤独と連れ添ってもらって…


愛は孤独を愛してこそ…のようだ。


孤独を愛し自分を信じ他人を愛する。


孤独を愛する事が出来ていれば、
せめて無差別殺人なんておきないかも知れないと思う。


すべては孤独から始まるのだから・・・
孤独を愛することからはじめることなのかも。




    ・・・孤独の格言・・・
http://kuroneko22.cool.ne.jp/solitude.htm








2010/06/26 16:57:33|なんでもないこと
父の日に 夫を祝う 恐妻家
お父さんの日曜日


いつの日か、夫は父さんになっていた。

『お父さん!父の日だし… 一緒にどっか行ってあげる!』

いつしか…妻は万年反抗期の娘になった。

いつもながら子供はついて来ない。

が、しかし、息子は

『父の日だから…夕食作りたいから二千円位置いていってね!
それから…四時半までには帰って来てね!』

と言う。

寛容で癒される、心の母のようでもあり父のようでもある息子がいる。

そして最も現実的なように見える…生まれてからその姿勢を変えようとしていない娘がいる。?!


       ♪


『 業平の 途中だからに 価値をみる 』


(昭和33年生まれの父さんは東京タワーに思い入れがあるらしい。

だから?!
東京スカイツリーを見に行きたいらしい。

…しかも建設途中に価値があるらしい…。
途中は今しかないからだとか…└|∵|┐)


       ♪


『 高速の 取締機に 頭下げ 』


(そうじゃないよ〜父さん!
スピード落としてよ〜  …。
あまりにスピードを出すので、自動速度取締機じゃないの?〈ツマラナイお金つかわないでよ〜。〉
って言ったんだよ♪
カメラのゲートをくぐるのに頭がつかえると思ったのか?
挨拶か?
何なのか?
どうなのか?
。。。。。

…軽く頭をさげたお父さん。…。(ノ><)ノ )


       ♪


『♪『ヒーロー』に 満面笑顔 横に見て』


(私は飛行機を見るのが好き。なので、太田区城南島海浜公園に連れていってくれた。お父さん。〈ここは着陸寸前の飛行機の腹を真上に見上げる事ができる…もう車輪は出ている。〉

そして自分が途中経過が見たいと言うスカイツリーを見る。

東京物語…。

お父さんは、家族が、もしかしたらカカア天下の恐妻だとしても?!喜ぶ顔が見たいらしい…。

    …

お父さんって言うのは、なんて懐深いものなのだろうか。

    ・・・と、

目の前にいないと なぜだか素直に心から愛すべき人だと言う事が言える。・・・のに
おかしいな〜?

妻には、とてもマネはできそうにないよ〜。
イツモワルイデスネ〜。(ノ_・。)


その車中、ランダムにしてあったBGMは、
ファンキーモンキーベィビーズの
   『ヒーロー』

一見そんなに冴えない普通のサラリーマン父さん
…照れ臭いだけど…ホントは勇敢なこと知ってるよ!

みたいな楽曲が流れたので…説明しつつ…しかもこれは娘が借りてきたCDな事も話すと、横で運転してたお父さんの顔が、キラリと輝いたのを…恐妻は見逃さなかった。

それから お父さんは、今日までキラキラし続けている…
よ〜うな気がする♪♪

♪玄関の鍵を開けて…♪ただいま〜♪の声と共に♪ヒーローの曲が♪聞こえるようになったのかな〜?!♪♪♪


面白い事なんて
何ぁ〜んにも言わない
父さんだけど、
面白いお父さん。

お父さんの笑える天然武勇伝は、
日常に沢山あるけど…。


…とても…とても…言えない。


せめて…日頃のお礼と家族からの感謝を込めて贈ります。

どうぞ♪造りかけのスカイツリーの下で…少年の様な満面の笑顔で、タワー丼食べてくださいね♪


        ありがと…♪




『ヒーロー』FUNKY MONKEY BABYS・・・情報

http://www.youtube.com/watch?v=PD_uQZrHanA

http://www.uta-net.com/user/phplib/Link.php?ID=85740










2010/06/15 8:37:17|美術のこと
何かしら その眼差しは 共犯者…?
『マネとモダン・パリ展』

(三菱一号館美術館開館記念展T)



この『すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』

それと…もう一点
『横たわるベルトモリゾの肖像』
マネとモリゾが、お互いの全てを赦したような視線と無防備にも全神経を緩めたように微笑む姿は、本人も、最も自分らしいと言ったそうだけれど…なんか、と〜ってもいい感じで、描き手のマネとモデルのモリゾは、精神的な部分で、何かを共有しているようにみえる。

羨ましい。

マネとモリゾの人間的な知的高レベルなやり取りがモデルと画家の間で交わされている瞬間を眺めているような感覚だった。


そんな想像をさせてくれる
画家エドゥアール・マネ。

それにしても…お互い、その眼差しとその微笑みの先で何を語っていたのだろうか?!

その眼差しの軌跡の先にはマネがいる。マネの眼差しもまたモリゾの瞳に反映されているのだろうか。

…気になるところだけど、詮索はしないことにしよう。

十分に…野暮だからね。


絵画と言う一瞬の動きしか描き込む事は出来ないと思われるところだけれど…

マネの手にかかると、そうでもないらしい。

ついさっきと
今と
ほんの少し時が進んだ
三瞬?!
…なんてあるのかどうか…?!

一画面で、柔らかな物語を想像させてくれる。
魔法の絵の具と筆をもってでもいたかのように。


マネの描く絵は、深くて楽しい!


ついでに…
私のベスト5
物語るマネ

【1】:『すみれの花束をつけたベルト・モリゾ』
(肖像画なのに視線の軌跡が気になる・素敵過ぎる)

【1】:『横たわるベルト・モリゾの肖像』(すみれの花束…と甲乙がつけがたい。愛されて愛に満ち満ちているようだ。)


【3】:『ラテュイュ親父の店』
(明るいテラスでお茶をする男女を見守りつつ水差しを持って、水を差す?タイミングをはかっている親父の眼差し。言わず語らずの思いやり的愛情かな?!)

【4】:『サラマンカの学生達』
(ポーラー美術館所蔵の名画…音声ガイドはこっち〈ポーラ−〉の方が良いかも。人間の深みの心地良さ。)


【5】:『 ・・・ 』題名がわからない(>_<)
(マネの妻と息子がテーブルを前に挟み、視線と考えてる事はそれぞれ違ってる。みたいな絵。現実現状、相手の立場を知ろうとはしなくちゃいけないけど、きっと死んでも本人の事は本人でしかわからない部分があるのだろう。)


…きっと、それでいいんだろうな。







2010/06/05 8:47:24|その他
忘却は 錦が浦の 薔薇の色


疲れて眠くて怖い夢をみた。

とても綺麗で華やかで素晴らしい景色なのに…

その影に悲しい過去をみた。

その薔薇の庭園は、広大な山の斜面の日向に、むせかえる程の優美でロココな花を咲かせていた。

アカオホテル創業者の赤尾さんは
『道が二手に別れていたら、迷わず人の通らない道を選んで通る…』
みたいな事が、自分の銅像の下に自叙伝の抜粋が刻まれていた。

その訓を引き継いでかどうか定かではないけれど…、現在のオーナーが?、あの場所に薔薇を植え、花の妖精を配したのかもしれない。

普通なら忌み嫌う場所なはずなのに。

その場所の哀しみ寂しさを拭い去り…絶った。

過去の哀しみを温かく華やかな花で包み込んだのだろうか。…

今は、その過去をさえ知らない人も多くただ花を愛でにくる。
それでいいのだと思う。

私もそのひとりだった。

お金を儲けたら、本来こんな洒落たことをする事も金持ちの仕事なのかもしれない。

しかし私は…怖い夢の中の旅をした…華やかで美しいのに…。

知らないでよかった事を知ってしまった?!

知らないで良いことなんてあるのか?!

中途半端に知るからいけないのか?!

知るなら最後まで知ることか…

と自問自答する。


花の妖精のカレーは美味しかった。

お友達と、ただおしゃべりをしていた。

しかし何故か、話題は、五木寛之の本の話で、生きていると言う事は、全て悪人なんだろう…。

何かしらの命を奪い戴いてしか生き物は、生きられない…。その時点で、私は悪人だ。

勝ことは負けてくれた人がいるから勝てるのだからありがたいと思わなくてはいけないし悲しまなくてはいけないのかも知れないとか…

金子みすずの詩にも…陸の上では大漁だと言って人間はお祭り騒ぎ・・・でも・・・海の底では魚達は弔いに悲しんでいる…
とか話していた記憶なのだ。… … 

でも…その時私は、何も気づいてはいなかった。

帰ってから少し昼寝をした…疲れて眠くて怖い夢をみた。





参考:〜

           ・


         大漁
     
           金子みすず

      朝焼け小焼けだ大漁だ
      オオバいわしの大漁だ

      浜は祭りのようだけど
      海の中では何万の
      いわしの弔いするだろう

      
           ・


   〜アカオリゾート サイトから抜粋〜

   自然界から悟った“自然学経営”

   ある日、経営に行き詰まった蔵之助は呆然としながら庭に目   をやると、「急ぐことだけが仕事ではない。今、私は休んで   いるが、春になれば、元気に芽をもりかえしますよ」と庭の   枯れ草が語りかけてくるようでした。自然界の生き物たちは   バランスよく安定した経営をしよう、と思うようになりまし   た。

   “人の通りにくい道を進む”チャレンジ精神

   ホテルの個性化について悩んでいた頃、蔵之助はある文章に   出会いました。「森の中で道が二つに分かれていた、そこで   私はあまり人の通らない方の道を選んだ。するとそこには、   まったく別の世界があった。」この言葉に勇気づけられた蔵   之助はなんとか人と違う道を歩こう、と挑戦し始めました。
   バランス経営と個性化の理念はホテル経営、社員教育のモッ   トーとして現在のアカオリゾートの経営理念に引き継がれて   います。また公国にある美しい遊歩道、庭園、展望台の整    備、屋上緑化などはすべて蔵之助の錦ヶ浦への熱い想いが出   発点となっています。