hitorigoto

つれづれに ただ つれづれに つれづれに
 
2010/11/07 11:48:10|その他
小さな喫茶店

素敵な喫茶店を見つけました。

この写真だと…何だかね〜と言う感じでですが、

扉を開ける瞬間からいい感じな中の空気を感じました。

骨董品や手作りの民芸品、焼き物、手芸品、絵葉書などが座って手の届く位置で椅子とテーブルをおかざるを得ない小さな喫茶店だけど…、
綺麗に清掃され
店主のおじ様の品のよさだけではなく、客に悟らせない優しい気配り…しかも知識を押し売りしない自然な人間性。
聞けばさりげなくヒントを提供してくれて、決して でしゃばらない…ほどほどの距離接客。


コーヒーや紅茶、ココアは、
手作りと見られる調度よい大きさのカップに並々と注がれてくるのも、また嬉しいものだ。
それにお菓子が二個付いて来る。
この日は?!いつも?!
クッキーとチョコレート それと季節の一枝が添えられていて…どれも五百円。

私が、最近行った喫茶店の中では最高レベル。

星五つ、どころか…
気にしない気にされない気にならない優しさがいっぱい。

いくつもの綺麗に手入れされた古い時計の音に悠久の時の不思議さを感じながら、うっすらとバッハが漂っていた♪


ひっそりと堂々と素敵な喫茶店
GOKURAKU亭
でした。









2010/11/03 16:00:30|その他
◎…ONKYOもいいじゃないですか〜…◎
お久しぶりです。


一ヶ月余り…パソコンが壊れたままでした。

突然パチッと切れてしまったのですが…急ぐ事なく捜していたら…大親友のSSさんが安くて良いのを見つけてくれました。

SSさん!ありがとう(*^▽^*)/

写真でも…判るでしょうか?!

ONKYOです。

パソコンでは珍しいと…思いましたが、ブランドにはこだわりはないので…音はいいんじゃないかと期待しながら選びました。

フルハイビジョン対応21,5型…Office Personal2010…地上デジタル録画機能付き…¥79,800- 更になんとモバイル割引百円引き。(*^o^*)
あとはなんて言っても負けてはくれませんでした。(*^o^*)

画面が今までより横長に大きいのでblogを読むのが大変です。

眼の筋肉と首の血行にはいいかな?!


……慣れなくちゃ。








2010/09/23 13:57:24|思い出
始まりも レールの先に 今もある。・・・・・同窓会

あれから 私は、…………35年…殆どの人に会っていなかった。…(・o・)ノ


レールのポイントを切り替えながら今ここまで生きて来た。

今そのレールを辿って帰る。
…35年分をたった3時間半で。


そんな日が…………とうとう来たのだ。


9月18日土曜日の夕方18時
勝田駅近くの料理屋に集合した。


茨城の田舎の町立第二中学校の同窓会だった。



思春期でもあった

多感な時期を過ごした


なんとも言えない…ほろ苦くて甘い…そしてせつなさも初めて知った…あのころ………………。

印象深い日々だったにもかかわらず…


ほとんど覚えていないのだ。(>_<)


…昨日まで…いや 対面する間際までは覚えていたに違いない。…きっと。



しかし…
見ればみるほど…記憶を辿れば辿るほど…

だけど…記憶が消えて行く。

どんどん消えて行く…


35年前の記憶と今の現実を繋ぐ間の35年の間がなかなか繋がらなくて、さ迷った。


参った。
このままじゃ〜まずい。
いくら何でも失礼だ。
ズレた事を言ってしまいそうだ。


この人の顔に名前を聞いても、どんな感じの人だったのかも思い出せない。


…どころか、そんな方がいらっしゃったかどうか…(自分が一番怪しい。)



…でも私だけではなさそうだ。

ボケてるみたいに、いや実際長い記憶の上で記憶がボケているのだろう。

方々で
『誰ですか?』
と言う問い掛けが聞こえる。

…………


どうにかしようと、苦し紛れに、ちょっと心の中で分析…してみた。


〇どうも心に感じた感覚と印象だけ覚えているようだ。


〇今現在の容姿の印象と35年前の容姿の印象が重ならない。


〇35年の時間旅行に時間がかかっているに違いない。


そうだ!きっとそうに違いない!

もう少し時間が経てばたどり着いて思い出すはず!


クジで決めた席の隣の人は、久しげに話してくれる楽しい人だ。

世話好きでまめに話してくれるが、
…当時、話した事は、きっとないだろう。


当時、話しでもしていれば、もっと楽しめていたかもしれない。が…引込思案だった当時の私に言ってもしょうがない。



…4クラスあった同窓生は多分120人位はいたはずだが内48人が出席。
担任四人の内三人が来てくれた。


…戸惑う私に付き合って、その一人一人を親切丁寧に隣の人は教えてくれたのだ。


私も含めて、それなりに歳を重ねた。

太り シワができ 髪がへったり艶をなくしたり 痩せたり 変わったが、…


不思議な事に、性格だけは、変わらない事に気づいたのだ。

そうだ!ここから入ろう…!


2時間3時間4時間と皆の中にいると…顔を見ない方が、記憶が蘇ってくる気がした。


あぁ〜おんなじだ。
あぁ〜そうだそうだ。

この人は、昔から優しかった。とか
面倒見の良い人だった とか
相変わらずキツイな〜 とか
変わらずツッパッてる とか 
大人しい人だ とか 静かな人とか
この人は今も優等生だ! 35年間きっと敢えて悪いことはしなかっただろうとか思わせる人…
探究心旺盛で細かい人…
周りの状況を判断し自分のポジションをいつも捜してる人

そのままだ。


…私は、どうなんだろう?!

どうでもいいや(*^▽^*)/

きっと性格は変わってないんだろうな。(*^o^*)
自分はわからない(ノ_・。)

どんどん時間が経つにつれ…思わぬ事を発見。


見渡せば、くじで決めたはずの私の席の周りは、隣の人以外は、当時…ちょっと気になっていた素敵な男の子が二人も揃っていた。


…カミサマノイウトオリ!… …ナルヨウニナルモノサ!……アミダサマニオマカセ…アリガトウ。…ナンテ コウウン。


くじ運はないが、
今回は、当たりだ。
私は、幸運なのかも…(^^)v
と錯覚しよう!


素敵な人は相変わらず素敵で、そこそこに幸福そうで真っ当な人生を歩んで来ているようだった。

よかったよかった(^^)v

中学生だった私の目も意外に節穴ではなかったみたいだと…ちょっと 嬉しかった。


     ・


…そうそう
そう言えば、この日集まった同級生は七割から八割 タバコを吸っている。

神奈川じゃ〜タバコを吸う人もあまり見かける事は少なくなったが、茨城は、この会場だけでも 七割越えで平気で喫煙しているようだ。


でも皆〜顔色悪いわよ〜。


     ・
     ・
     ・

あれから 五日経った今日…
ずっと思い出せなかった…わからなかったあの子がやっと誰だったのか…思い出して繋がった。(^^)v



時間とは、人間にとって 1番 変わらなくて 残酷で 平等で 素敵で 楽しい、信頼できる友達。



…しばらく もう少し 過去の今に 居たかったと思う 現実逃避…。 




忘却も 時間旅行の クラス会
   





写真   上・ 水郡線 踏切りから最寄駅を望む
   二番目・      同じ踏切から上り方面
   三番目・ 常磐線 日暮里を過ぎてスカイツリーを望む
     下・       勝田駅深夜0時の月







2010/09/05 18:35:50|なんでもないこと
響きいる  まだ見ぬ世界  聴きに行く…成田空港


離陸…

物凄い爆音

 空気震動の波が耳に届く…


ドキドキワクワク


成田空港…
さくら山の展望公園は
夕方なのに百人位の大人達が
飛び立つ飛行機を
黙って眺めていた。


ただ その爆音に、

何度も何度も心を響かせ


 感動を・・・

 物理的に

 味わっているようにも思えた。



      9月5日…夕方6時







2010/08/20 16:53:18|小旅行
幾重にも  山のあなたの  千枚田
木曾路はすべて山の中である。
…って言う名文があるけど
熊野古道もまたすべて山の中に埋まっている。 

すごい山深さだ。

昔々、何日もかかってあの山道を歩いたのか…
山の中の新道42号線は車の往来は多いけど…それでもなかなか熊野の山は貫けられなかった。

私達は鳥羽の宿から約4時間。

幾多の入江、津々浦々を辿り 山また山の峠とトンネルをくぐり

  山賊にも遭わずに熊野の山を越えた。

丸山の千枚田は、ただ田圃の風景…山間部の棚田。
それだけ…
  

自然の中の人間が、生活の為に作り出した1300枚あると言う棚田は芸術的な風景だ。


親鸞も庶民の人々の生活に開眼したように…

人々の生活の中にこそ芸術もあるのかもしれない。


段々畑は見たことはあるけど…棚田は初めてだ。

…水がなくてはいけないし、その小さな一枚一枚の田圃は機械もなかなか入らないだろうし…人の手によるものだろう。
しかし山間の人々はついに見かけなかった…。

都会では人の手を蔑ろにし殺伐としてる頃
山の奥の棚田は相変わらず人でなければ出来ない業を見せつけている。


…美しい。



    〜いにしえを 月の光に 尋ね聞く〜



そうだ…思い出した。
千枚田を眺めていたら… 綺麗な婦人を連れた初老のおじ様が、私達の湘南ナンバーを見て…

『随分遠くからきたんですね!』

と穏やかな三重弁で話す彼は、伊勢から来たと言う。

いろいろ話しているうちに…


『この時期はあまり棚田がくっきり見えませんね!?いつの季節がいいのかしら?!』

といったら…


『実はね!私も今日行ってくると友達に言ったら今頃行っても…』

と言われたと言う。
またおじ様は話しを続けて、


『田植をする前に水を張るでしょ!
夜になってね! 月夜の晩に、その水を張った一枚一枚の田圃にね。
月が幾つも幾つも映り込むらしいんですよ。
その風景は素晴らしいらしいですよね。
…でも水を張って田植をする前に月夜の晩が何日あるのか?曇り空だったら見れないものね〜』


と…


なかなかロマンチックな話しを聞かせてくれた。


昔から山間に住む人達は、田圃に映る幾つもの静かな月を眺めながら、愛を語り合ったのだろうか。




    〜田一枚  千夜一夜の  月の影〜


     紀和町ふるさと公社ホームページ
      丸山千枚田についてのURL

   http://www.kiwa-furusato.com/index.html