yonecルーム

豊かな人生を歩んできたと自負する私の小さな部屋をちょっとのぞいてみませんか。現在、過去、未来そして趣味、思うまま自由に書いています。「人生楽しく!」それが私のモットーです。
 
CATEGORY:映画・ドラマ

2013/03/05 23:01:10|映画・ドラマ
映画っていいね

3月2日土曜日、「暇があるから映画でも見に行こう。」と夫に誘われ「フライト」を見て来た。
本当はアカデミー賞作品賞を取った「アルゴ」が見たかったのだけれど、シネプレックスでは2日は一回限りの上映で、時間の折り合いがつかなくてあきらめた。(アカデミー賞を取ったから急遽上映することにしたという感じで、あまり一般向けではないのかもしれない。)
「フライト」は主演のデンゼル・ワシントンが主演男優賞を取るだけあってすごく良かった。特にラスト、観る人を幸せにするいい表情が心に沁みる。
高度3万フィートの上空で制御不能となった飛行機を、機長は奇跡の操縦で着陸させる。死者はわずか6名。英雄とたたえられた機長だったが彼の血液からアルコールが検出された。弁護士は彼を助けようとするが公聴会において機長は真実を述べる。乗客の男の子を助けるために亡くなった同僚のCAに罪をかぶせる事は出来なかったのだ。
刑務所に入った彼を息子が訪ねる。酒におぼれ、麻薬もやる父を許せなかった息子だったが、英雄になることを拒み犯罪者としての道を選んだ父を誇りに思うと告げる。彼の後姿を見送る父(デンゼル・ワシントン)の顔がアップになって映画は終わる。ホントにいいラストだった。
お酒を飲んで飛行機を操縦するなんて許せない事だけれど、奇跡の着陸を成功させたのはお酒の力もあったのかも知れないとも思う。お酒を飲むと気が大きくなるというから。
墜落の恐怖の中で、副操縦士とアシストを頼まれたCAは機長の指示に従い、自身の役目をキッチリこなす。人の命を預かる仕事の大変さを思う。

今年に入って「レ・ミゼラブル」「ライフ・オブ・パイ」「東京家族」「フライト」と4本の映画を見た。
私は「レ・ミゼラブル」が一番よかった。オープニングからすごい迫力で引き込まれる。登場人物がみんな魅力的で最後まで一気にみせる。ジャン・バルジャンを追い続けるジャベール警部は最後自殺するけれど、自殺しなければならなかった彼の心情もよくわかり、フランス革命へと続く若者たちの犠牲もわかりやすい。私の好きな女優ヘレナ・ボナム・カーターは、「英国王のスピーチ」で上品で素敵な王妃役から一転、強欲で品の無い宿屋のおかみを熱演していた。どんな役でもピッタリこなす。いいなあ~。
宿屋の娘エポニールもコゼットの恋人マリウスをひたすら想い続けていじらしい。マリウスの腕の中で息絶えるのが哀れでもあり、救いでもある。演じるサマンサ・バークスがかわいい。コゼットよりも印象に残っている。
本当に素晴らしいから、まだの方には是非映画館に足を運んで欲しい。大きなスクリーンで迫力満点の映像と音楽を楽しんで欲しいから。
「ライフ・オブ・パイ」も教えられることが多い良い映画だと思う。「どんな時にも決してあきらめない」というメッセージが今の私には嬉しい。
今年は早々から良い映画を見ることができてよかった! これからもいっぱい見るぞ~






2012/02/13 17:38:54|映画・ドラマ
ALWAYS三丁目の夕日

夫に誘われてホントに久しぶりに映画を見に行って来た。何を見るか散々迷って結局、夫の見たい「三丁目の夕日」に決めた。大正解だった。
泣けて笑えて心が温かくなるとてもいい映画だと思う。古き良き昭和の時代にタイムスリップしたよう。登場人物がみんないい人でまことに心地よい。俳優さんが一作目、二作目、とそっくりそのままというのも嬉しい。堀北真希ちゃん演ずる「ロクちゃん」こと六子は、田舎っ子から素朴さを残しながら美しく魅力的な女性に成長。一平クン、淳之介クンも幼い時の面影を残したまま大きくなっていた。「大きくなったのね。」と映画の登場人物なのに、知っているお子さんのように感慨深い。
両親の愛情を一身に受けて育ち、わがままでやんちゃな一平クン。かたや売れない小説家茶川龍之介(吉岡秀隆)と元ダンサー、ヒロミ(小雪)夫妻と暮らす淳之介クン。どっちもいい。泣かせるのは淳之介クン。母亡き後、ヒロミから茶川に預けられビンボーな彼のもとで一切わがままは言わず、ひたすら彼を慕って生きてきた。会社社長の実の父が迎えに来ても行かなかった。(このくだりは二作目)
生活力の無い超さえない茶川の本質を見抜き、自分を愛してくれるのはこの人だと必死にしがみついている姿がいじらしい。茶川夫妻に待望の赤ちゃんが生まれる。淳之介を前に「お前のお兄ちゃんだよ。」と生まれたばかりの赤ちゃんに語りかける茶川。4人で幸せに暮らすのかと思ったら違った。
絶縁状態だった自分の父の本当の愛情を、死後に知った茶川は親とはどうあるべきかを悟る。淳之介との親離れ、子離れが泣かせる。不器用だけれど心から自分を愛し育ててくれた恩に報いるため、茶川の敷いたレールの上を進もうとする淳之介をぶん殴って、自分の思う道を進めと追い出す茶川。「お前なんか邪魔なんだよ!」と突き放す茶川の、本当の心を知っている淳之介は大好きな茶川の元を去る。孤独の中で巡り合った二人はお互いを大切に思い、深い絆で結ばれているのだけれど、お互いのために分かれるのだ。
ロクちゃんの切ない恋も、泣かせる。もっともこちらは、もたいまさこさん演ずるタバコ屋のおばさんが間に入って笑わせもする。恋の結末は甘くてチョット納得がゆかない面もあるけれど、まあハッピーエンドでめでたし、めでたし。ウエディングドレスのロクちゃんが初々しくてとってもきれい。いい夫婦になるだろう。
夕日町三丁目の心温まる優しい光景はかって、日本のいたるところで見られたのだと思う。高度成長期を過ぎて人々の暮らしがとんでもなく豊かになった結果、世の中はギスギスしたぬくもりの少ない社会に代わってきたように思う。豊かで便利な社会はありがたいけれど、このまま突っ走って行ったら地球はどうなるのだろうなどと、少し心配もしている。
ほのぼのとした気持ちで映画館を後にして、お寿司屋さんに直行。一年経って元気になったお祝いに好きなものを好きなだけ食べた。
さすがに少し疲れたけれど大満足の一日だった。






2010/10/03 18:01:47|映画・ドラマ
「ちょんまげぷりん」
     ちょんまげぷりん            苺ぷりん               抹茶ぷりん

10月2日
社交ダンスをやっている夫がダンス用の靴が欲しいから、伊勢原にある「チャチャ」というお店を覗きに行ってくるという。私もマジック用の派手な上着が欲しかったから一緒に行く事にした。出かけたついでにおいしい物を食べて映画も見てくる事にした。
伊勢原に着くとなんだかとても賑やかだった。アチコチに露天商のテントも用意されており、各お店の前や駐車場スペースにはイスやテーブルを使って即席ガーデンが設けられそれぞれ開店準備に追われていた。車の数も多い。なんで?そうか! 2日、3日は「道灌祭り」だったのね。やっと「チャチャ」さんに着いたけれど駐車場には入れない。しょうがないからそのまま通り過ぎて、せっかく来たのだからと「イトー・ヨーカドー」さんに向かった。
時間を決めて、後は別行動。夫は紳士服売り場、私は婦人服売り場へ。買いもせずにただブラブラと婦人服売り場をうろついている内に約束の時間になってしまった。夫は「何も買わなかったのか?」と呆れていたが、気に入ってサイズも合う服ってなかなか無いのよ。
シネプレックスのメンバーズカードはポイント1000を軽く超えている。今日は只で映画を見よう。肩の凝らない軽い映画が見たくて「ちょんまげぷりん」にした。私は「ともさかりえちゃん」が好きなのだ。遠い昔、ドラマ「花嫁は16歳を」見てなんて可愛い子なんだろうと応援してきた。きれいで可愛いだけじゃない、とても魅力的だった。その後の彼女の活躍ぶりは嬉しい限り。ホントにいい女優さんになった。これからもガンバッテね!
「ちょんまげぷりん」のりえちゃん、とても良かったけれど錦戸亮くん扮する木島安兵衛が凄くかっこ良かった。真面目で誠実で何事にも一生懸命で。それゆえ生まれるギャップがおかしくて笑える。錦戸くんはホントにはまり役。すっかりファンになってしまった。
結末がいい。ヘタなハッピーエンドではなく、彼等は自分の生きるべき場所で精いっぱい、一生懸命生きてゆくだろう。遊佐ひろ子も友也も木島安兵衛と出会えたことが生涯の宝物になるだろう。
エンディング曲、忌野清志郎さんの「REMEMBER YОU」が心に沁みる。
エンディングロールも楽しめる。

* たまたま「ぷりん詰め合わせ」を頂いた。苺も抹茶も珈琲もみんなおいしかった。






2010/08/15 23:07:42|映画・ドラマ
ベスト・キッド・・・得した気分

「今年のお盆はどうやって過ごそうか?」などと言いながらグズグズしていたらあっという間にお盆が来てしまった。12日、13日は家の掃除と庭の草取りに精を出し14日はお客様を迎へ、今日は映画を見に行ってきた。
別に見たい映画もなかったので夫が見たいと言う「ベスト・キッド」に付き合った。これが、まあおもしろかった!
父が死に母の転勤に伴って仲良しの友人と別れ北京にやって来た少年ドレは言葉も生活も違う新しい環境になじめない。その上カンフーを習う少年たちの「イジメ」の対象になってしまう。いつもやられっぱなしの彼はある日反撃に出る。しかし多勢に無勢、こっぴどくやられてしまう。そんな彼を助けてくれたのがドレの住むアパートの管理人ハンだった。彼はカンフーの達人だったけれど自分のせいで家族を失いそのために自分を責め続け、生きる張り合いもなくしていた。彼は「イジメを止めるためには立ち向かえ。」とドレにカンフーを教えてくれる。「カンフーの極意は普段の生活の中にある。」と言う事をドレが自分で気づくまで根気良く待つ。気づいてからのドレは厳しい訓練に耐え強くなっていく。そしてついにカンフーの大会でイジメの首謀者チョンと優勝をかけて闘う事になる。どうしてもチョンに勝たせたい彼の師匠は汚い手を使ってでもドレを痛めつけるよう弟子に指示する。ドクターストップが掛かってもチョンと闘いたいドレ。ハンが理由を聞くと「僕はまだチョンが怖い。彼を怖がらなくなりたいからどうしても闘いたい。」と答える。ハンは試合の続行をドレに許可する。信じられないようなドレの反撃にハンは驚く。そしてドレに向かって叫ぶ。「ありがとう! キミは俺にどん底から這い上がることの大切さを教えてくれた!」と。
ハンを最高にカッコいいと思った瞬間だ。彼は12歳の少年に心から感謝したのだ。もう大丈夫、ハンは前を向いてしっかり歩いて行くだろう。
ドレに負けたチョンの態度も立派だった。二人はこれから仲良く成長してゆくだろう。チョンの仲間たちも師匠を無視して、ハンに礼儀を尽くしていた。後味のいいラストで気分がいい。日本版「小さな恋のメロディー」を思わせるドレの初恋もかわいい。エンディング・テーマ曲の「ネヴァー・セイ・ネヴァー」の弾むような軽快さがいい。楽しい気分で映画館を出た。
私的には「借りぐらしのアリエッティ」「踊る大捜査線」は期待しすぎてチョッと期待はずれの感があり、なんとなくモヤモヤしていたのだけれどこの映画を見たお陰で気分は超スッキリ!期待していなかっただけに凄く得した気分。
ドレ役のジェイデン・スミスが素晴らしかったけれどハン役のジャッキー・チェンも凄く良かった。今までなんとも思っていなかったのに、この作品で私はすっかりジャッキーのファンになってしまった。






2010/07/23 17:14:49|映画・ドラマ
「借りぐらしのアリエッテイ」

楽しみに待っていたスタジオジブリの作品「借りぐらしのアリエッテイ」が封切られた。「踊る大捜査線」も見たいけれど取りあえずは「アリエッテイ」を見なくちゃ!
7月8日、日曜日。混雑を予想して朝一番の9:20分を確保した。8:30分に家を出るのはけっこうキツイ。朝ご飯の片付けもそこそこに家を飛び出した。中央後ろよりの真ん中で席も良かった。ワクワクしながら始まるのを待った。柔らかなタッチの背景はとても美しく、音楽も素晴らしかった。アリエッテイもキリッとして可愛かった。でも感情移入ができない。心が躍らない。
「静かで心に沁みる本当にいい作品」と思われた方も多いと思う。でも私は「千と千尋の神隠し」の千や、「崖の上のポニョ」のポニョのような元気いっぱい突き進むたくましいキャラクターの方が好きだ。
魚でありながら「ポニョ、宗介大好き!」と、ひたすら宗助を目指すポニョの一途さ、一生懸命さに「ガンバレ!ポニョ。」と応援しながら見た。
アリエッテイは応援できないのだ。「人間に見られてはいけない。」という掟のもと小人たちは床下でヒッソリ息をつめて暮らしている。生活に必要な物はコッソリ人間達から借りて暮らしている。
人間に姿を見られないように「いろいろな物」を借りにゆく事が冒険らしい。あまりにもネガティブ過ぎない?
(ここから先は自分勝手なおばさんの勝手な言い草です。)

小人たちはもっとポジティブに生きよう。人間から物を借りながらヒッソリ暮らすのではなく自分たちの力で明るくたくましく生きて欲しい。床下を飛び出して、人間に依存する生活は止めて独自の文化を持ち、理想的な国を造ればいい。みんなで力を合わせれば何とかなる。
輝く太陽の下、思いっきり笑って、走って、おしゃべりもしよう。人生は誰かに遠慮なんかしないで自分の思うとおりに生きよう。
お砂糖なんか借りなくても花の蜜を集めてハチミツを作ればいい。生活に必要な物は知恵を絞って自分たちで作りだせばいい。

ラスト、人間に見られてしまったアリエッテイ達は引っ越すために、ヤカンに乗って川を下り新しい生活に向かう。アリエッテイの隣にはたくましい小人の少年スピラーが寄り添っている。若い二人はきっと力を合わせて小人社会を少しずつ変えてゆくことだろう。
私はチョッと期待はずれだったけれど夫は「おもしろかった~。」と言っていた。








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