続人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。                かすみ食へどまだ仙人になりきれず
 
2017/03/03 23:43:00|俳句関連
俳句をやりたい人 大募集!


平塚市 金田公民館の

公民館祭りの掲示

俳句会の短冊飾りをやってきました。


今世界的に注目されている

日本の誇る 最短の詩である俳句

ここ金田公民館でも

盛んに活動しております。


俳句を一緒にやりませんか?

俳句の句会に参加し

俳句を創ることにより

こころ豊かになり

発想力が磨かれ、ものの見方の感性が

高められ

なによりも自分と人との感じ方の

違いがわかること

それらが民主主義の訓練にもなるとか

そんなことも

世界でも盛んに詠まれていることかなと

おもいます。

とにかく誰にもできて楽しいのですね〜

俳句をやりませんか〜”

   大募集
   


毎月 第一、第二、第三、水曜日

第四木曜日、金田公民館で実施中

午後 1時〜4時 までやってます!

その他、年に数回外部吟行なども

老若男女、新人〜老練、誰でも

大歓迎 ! です。

是非 顔をだして覗いてみてください!


ほぼ同じ腹の出具合目刺焼く








2017/03/02 3:27:39|俳句関連
なかなかに浮世の亀は鳴きにけり



深夜トイレに起きて

雨の降っているようである

すこし寒い

そのまま眠れずに知る小腹の空きを

冷蔵庫を覗く

餃子の小パック焼き餃子6個入れ

おととい買ったものか浜松餃子との名

ああそうか宇都宮のライバルだな

チーンする。

黒酢、辣油、味の素、生醤油、

これらの調合がたのしいのだ

すこし辛めにしようかな〜

いつもならニンニク一片をおろすのだが

めんどうだからやめて

とりあえず銀麦

うまい餃子だな〜豚肉大蒜野菜等かな

焼き餃子である。

まろやかな辛さ、これは我が調合の成果

が半分を占める。

二個食べ終わるころ銀麦二缶

次は日本酒に移る。

囲碁の新年会で収穫した越の景虎超辛口

もう体は暖かくなってきた。

やがてじっとりと汗のにじむころ

そば焼酎へと移っていく

吾輩酒を選ぶときとつまみを選ぶ時が

あるが、自分の家じゃあ

一人暮らしじゃあ、冷蔵庫を覗くだけで

贅沢は言えないのだ、だがしかし、

いまの最高の嬉しさは時間無制限

制約全くなし

これがまた本当の自由自在

詩人の楽しみ空想夢想われ思う我感じる

そこにのみわれあり。

そんな自由人ではあるが

こんなじかんはそんなにあるわけでは

ない。生きていることがすなわち

制約であるようでもあるのかな〜



なかなかに浮世の亀は鳴きにけり




この俳句はあまり受けなかったな〜
















2017/02/27 21:17:00|俳句関連
春炬燵僧のごとくに推敲す



雨水も過ぎて二月もほぼ終わり

庭に出たら

腹の太った猫が、吾目を監視しながら

のろのろと、垣根をこえて逃げていく

庭の片隅に、黄色いクロッカスが一輪

際立っていた。

白い椿の花がひとつ蕾がひとつ

あいかわらず木瓜の赤い花だけが

今を盛りと咲いている。

昨日は温今日は寒かなどっちかって〜と

まだ初春というのでしょうかな〜

髪の毛が気になりだしたので

電話してみたら、あと30分待ちとか

行ってみよう。



春炬燵僧のごとくに推敲す




僧は推す月下の門がよいか

僧は敲(たた)く 月下の門がよいか

推すがよいのか、敲くがよいのか

吾輩も春の炬燵のなかでぼんやりと

考えてみた、

もちろん大関のものもをぐびりぐびりと

やりながらですが

どっちでもええんでね〜の

だがな〜ちょっとまてよ

僧の立場に立ってみれば

推してかってに入っていくのがよいか

ノックをして即ち敲いて相手に合図

はっきりと来たよ〜出迎えろよ〜

お〜いどんどん と

吾輩は敲くだろうな〜


そんなわけで


韓愈大先生は

敲くがよかろうとな?

言ったそうだ


そんなわけは

吾輩の気分の問題での〜


韓愈大先生とはどんなわけか知らないが

期せずして吾輩と意見の一致を

みたのだがね〜


はい 床屋には行ってきました

まだ風呂には入っていません。


そうそう推すか敲くかと

悩んでいた詩人の名前は

賈島(かとう)という中唐の人だそう。

こんなこだわり深い好感度のたかい

賈島のような人は

近くに何人かはいそうですね〜















2017/02/24 20:40:00|漢詩 訳詩
負け碁の帰りワイパーは拭う春霙(みぞれ) 



わが環境に恋々とするのは

人間としてさもしい

さもしい人間がテレビ上に溢れている


百条委員会

証人となるほうの人間も

委員会に群れるほうの人間も

どちらも

さもしいかなしいむなしいものなのか


人間とはもとよりさもしい生き物

なのであろうか?


利のやっこ位のやっこ多き世に

我はわが身のあるじなりけり


そのようなな詩人たちがおりましたな〜

多くの気骨ある詩人たちのみが

ひとびとのこころを

動かしえてうごかすのであろうかな〜



負け碁の帰りワイパーは拭う春霙  










「意有所得雑書数絶句」


       (清)袁枚(えんばい)


莫説光陰去不還  いうなかれ光陰は

          去って還らぬと

少年情景在詩編  少年の情景

            詩編に在り

燈痕酒影春宵夢  燈痕 酒影 

            春宵の夢

一度謳吟一苑然  ひとたび謳吟すれば

            一に苑然たり






「おもいのままに」

          (訳詩)はぐれ雲


いうなかれ

ときが過ぎれば 

かこは戻らぬなどと


わかき日の映像は

詩情のままに わがむねにあり


あかりの跡も 酒の色も

ふるえるおもいも ときめきも


ひとたび 詩を吟ずれば

まるでそのまま わかき日は

わが心象の 春の色




















2017/02/13 19:06:00|漢詩 訳詩
家路へと低く巨大な春の月


いまどきは月がきれいにみえる

昨夜本屋からの帰り道

満月に近い大きな月が

屋根の少し上にでておった

昨夜だから12夜ですね!



家路へと低く巨大な春の月




今夜もきれいな月が見たくなって

ベランダに出てみたが

雲多くみえませんでしたね〜









 「池上二絶」其二

          (中唐)白居易


小娃撐小艇  小娃 

         小艇にさおさし

偸採白蓮廻  ひそかに白蓮を

         採りてかえる

不解蔵蹤跡  蹤跡を

         かくすあたわず

浮萍一道開  浮萍 

         一道開く







 「花泥棒」

          (訳詩)はぐれ雲




かわいこちゃんが 小舟にのって


花をとる 白蓮(びゃくれん)の花


ひそかに盗って 逃げていくけれど

小舟の跡は 消せません


浮き草のなか 一本の道のみ開いている