続人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。                かすみ食へどまだ仙人になりきれず
 
2015/02/23 18:57:43|自作 漢詩
山笑ふなにやっとんねん手拍子碁





「文芸を性命にするものは今少し

美しい夢を見なければ幅が利かない。

こんな夢では大部分

画にも詩にもならんと思いながら、

寝返りを打つと、いつの間にか

障子に月がさして、木の枝が二三本

斜めに影をひたしている。

冴えるほどの春の夜だ。」

夏目漱石「草枕」の一節である。


どんな夢でも見られればいいと思います

な〜 吾輩はほとんど夢を見ないので

昼間起きているときに夢を見ている

ような そんなときが度々ありまして

たいへん心もとないのでございます。



山笑ふなにやっとんねん手拍子碁




なんか変な天気ですね〜

左脳と右脳が卵かけご飯のように

スクランブルされて

ゆめとうつつが

仲良くなってしまって困ります。








        4
「囲棋」(囲碁)

      2003.12.17.

             はぐれ雲



争雄任性力難支  雄を争い性に任さば

           力支え難し


閑坐悠々心不移  閑に坐して悠々とし

           心移さざれば


力学通神吾豆恐  力学神に通じ

           吾あに恐れんや


困学活計救安危  困しみ学ぶ活きる計

           安危を救う







感情にまかせた力戦のみでは

   城を支えきることは難しい


静かにして悠々と 

   心自然のままにあらば


吾が力はおのずと神に通じ

   恐れるもの何も無からん


どんな窮地も吾が考える知恵は

   活路を必ずや見いだせるはず





























2015/02/22 21:55:25|その他
亀鳴けり行間をよむ朦朧体






早朝五時ごろ目を覚ます

寒いのだ


トイレへ行ったら雨音が

そうか雨だったのか

雨の降る日は天気が悪い

今の季節は天気が悪いと寒いのか

今とっている新聞は読売新聞

半年ごとに違う新聞と交替している

それは理由があってね


早い! 配達が早いのだ!

この新聞は 早いのが取り柄である。

今日は日曜日 


日曜版は よみほっと

煩悩から逃れられないのが人間だ

老いてもなお 老いたればこそ

したかった べきだった

などと心ざわつく、、、、


吾輩はそんな後悔はしない

後悔はしないけれど、感ずることは

ある あるけれどしょうがないこと

しょうがないことは

ただしょうがないだけなのである


この主人公は

老境で心の安寧を得たそうな

しあわせなひとでしたね〜




亀鳴けり行間をよむ朦朧体





俳句なども行間を読む

文芸なのかも

または行間を読んでほしい

ものなのかなと思うのであります!

なかなか読んでもらえないけれど

ね〜


今日は東京マラソン

ランニングポリスが現れましたね〜

おおいに行間を走り回って

もらいましょう!



















2015/02/21 19:21:32|自作 漢詩
下萌や土竜の穴を踏んで行く






鼻むずむず 眼しょぼしょぼ

杉花粉が舞い始めたようである。

吾輩まだ薬を飲んでいない

いつもの医院も休みなので

マスクをして散歩する


金目川の土手

だけどそれほどひどくはない

どうやら歳と共に反応感度が

鈍くなるようだ。

歳をとると良いこともあるようである

だがまだ吾輩仙人になってる

わけではないので不完全な状態

鈍くはなったようだが反応はする

常用のマスクで防護する以外

ないのである。

月曜日には薬を貰いに行くつもり


土竜(もぐら)には花粉症は

無いようである。眼はほとんど無い

に等しく、鼻だっていつも

土のなかだからな〜


金目川の土手を歩くと

土竜の穴がよくわかる

まるで地下鉄のように

はりめぐらされているようである。

しかもあれは駅なのかな〜

あっちこっちに土が盛り上がって

秘密の出入口のような処がある。

金目川の土手には

土竜地下鉄があって、

しかも駅がたくさんあって、

駅のある処は地下街になっていて、

居酒屋も焼き鳥屋もスナックも

オートバックスだってあるようである。




下萌や土竜の穴を踏んで行く





白梅の花もかすかに匂っておりました。






       3
「寒夜読書」

       2003.12.15.

             はぐれ雲


破屋月寒酒独酌  破屋に月寒く

           独り酒を酌む

三更冷酔夜方深  三更(夜長)に冷酔

           夜まさに深し

詩書有味孤灯下  詩書に味有り

           孤灯の下

時習迎霜惜寸陰  時に習う霜を迎え

           寸陰を惜しむ




茅屋に月寒く 独り侘しく酒を飲む

酔いの醒めて 夜長の冬深し

詩書に趣有り 孤灯の下

タイムスリップ 詩情に耽る















2015/02/18 18:05:45|自作 漢詩
コーヒーは甘し足の指には寒戻る





ず〜っと 雨が降っている。

東京ではよく雪になるのだが〜

ここ湘南平塚では雨のままが多い

しかし春の雨とは言っても

うすら寒い 冴えかえる 寒戻り

それなりに寒い雨なのである。




コーヒーは甘し足の指には寒戻る





全国的に大気の状態が不安定

大気が不安定であると

わが脳の状態も不安定になるのです

こんな時に風呂に入りたくなるのは

不安定な脳を沈めることにも

なるのですね〜

風呂で読む本の王維の漢詩の本を

持って、湯船の中で眺めていると

これがまあ〜心を癒し〜

脳を鎮めるのですな〜


独り幽篁(ゆうこう)の裏(うち)に

坐し〜〜 長嘯(ちょうしょう)す〜

深林 人知らず〜



我家の白木蓮の蕾はかなり膨らんで

もうすぐ開花のきざしが

見えたのだが〜

またちじんでしまったのかな〜



冴え返るメール打つ指太すぎて




明日は暖かくなるのかな〜





     2
「短日」

      2003.12.16.

             はぐれ雲


短日黄昏景物奇  短日の黄昏

           景物奇なり

小春霜気日光移  小春の霜気

           日光移り

枯枝花発無人解  枯枝に花開くこと

           人のしるなく

窓外園庭百草萎  窓外の園庭

           百草萎えて





短か日のたそがれの 不思議かな

小春日は 霜の気と日のひかり

枯れ枝に花の咲く 不可解さ

窓外の百草 未だ萎えて声なし























2015/02/17 9:51:04|自作 漢詩
足の指コーヒー甘く寒もどる








寒い!


足の指コーヒー甘く寒もどる   





あさってが春節だから

台湾 中国 韓国 から

観光客が大勢来ているらしい

まあよしあしは別にして

中国人はバイタリテーがあるな〜

持ちきれないほどの買い物をして

隅々まで見てあるき

ぼうじゃくぶじんな行動力

この逞しさには敬服しますな〜








      1
 「初敲詩」

     2003.12.14.

            はぐれ雲


東海楓林夢一場  東海の楓林は

           夢の一場

敲詩初度気軒昂  詩を推敲する初度に

           気は軒昂たり

丹峰山色秋風裏  丹峰の山色は

           秋風の裏

富岳寒雲六十霜  富岳は寒雲にして

           六十霜




楓のキャンパス 夢のひととき

気力いまだ高く 漢詩に挑戦

丹沢の山色は 秋風のなか

吾輩知らぬ間に 還暦を過ぎし