きょうはまことにうららかな日で、
ついに我家の白木蓮も
蕾が開き始めました。
中国語の日で中央公民館で勉強
老師がおしえてくれました。
今日は元宵節、正月十五日、満月です。
中国では吃元宵、湯圓、と団子を食べる。
団子にはいろんな種類の
餡子がはいっており、その団子を
煮たり、蒸したり、炒めたり、
焼いたり、等して食べるそうです。
そうして今夜は月を観賞しながら
ふらりふらりと散歩すれば、
“走百病”といって
百(多く)の病(災厄)を走(去)る
と言うことで厄除けになると
そういうことで、帰りには
月はどこだ!月はどこだ!満月は〜?
満月はどこだっと 空見運転で
帰ってきたが、ざんねんながら
月はみえませんでしたが〜
家に帰り、酒飲んで、飯食って、
気分がよくなって外へ出たら
なんと白雲の流れ急にして
満月がちらほらと
見えてきたではありませんか!
これで今年は
“走百病” よかったな〜
めでたしめでたし!
我一人夜の吟行山笑ふ
歳時記に 山笑ふ
という春の季語がある。
同様に
山滴る は夏の季語
山粧ふ は秋の季語
山眠る は冬の季語
これらの出典を調べてみました
作者は 中国の北宋時代の画家であった
郭熙(かくき)という人の次の詩でした。
「四時山」
(北宋) 郭熙
春山淡冶而如笑 春山淡冶にして
笑うが如く
夏山蒼翠而如滴 夏山蒼翠にして
滴るが如し
秋山明浄而如粧 秋山明浄にして
粧うが如く
冬山惨淡而如睡 冬山惨淡として
眠るが如し
淡冶(たんや)
淡 うすい あわい すっきり あっさり 冶 とかす なまめかしい うつくしい
蒼翠(そうすい)
蒼 濃いあいいろ 深緑 青白い 翠 青緑色 翡翠色
明浄(めいじょう)
明 あかるい はっきり 浄 清らか きれいな すっきり
惨淡(さんたん)
惨 むごい さんざん みじめ 淡 うすい あわい あっさり 惨淡 うす暗い 物寂しい 不景気
四季の山々の風情を
よく表現しているとおもいます。
以上より 吾輩の勝手な解釈により
翻訳してみました。
「四季の山」
(訳詩)はぐれ雲
春山の
すっきりと美しい
乙女の笑い
夏山の
翡翠飛び交う
谷川の水の滴り
秋山の
あかるくきれいな
紅葉の粧い
冬山の
物寂しさ忍ぶ
籠りの眠り
いやあ〜
日本の四季もはっきりしていて、
それぞれにそれぞれの風情があり、
とてもおいしいですね〜
このおいしさを
いつまでもいつまでも
大切に楽しみたいものですね〜
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