続人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。                かすみ食へどまだ仙人になりきれず
 
2015/03/20 15:53:00|漢詩 訳詩
鱗小波(こけさなみ)夢か現か蝶の舞ふ





オバマミッシェル夫人はどうなったの〜

もういないのかな〜

ニュースでは全く見かけないようで〜

いかにオバマの人気がないからと言って

日本のメデイアは極端ですな〜

全く興味のない吾輩でさえも

少しは気になるんですがね〜

これじゃあまるで

習近平以下ではないですか〜

社交辞令でもいいから少しは取り上げて

やればいいのにね〜




明日はもう春分の日です

どんどん日が長くなってきます。

庭の白木蓮の花も

急いで散っておりますね〜




鱗小波夢か現か蝶の舞ふ





鱗小波(こけさなみ)とは

細かく寄せ来るさざ波のことです。



中国有句話説、

飯要一口口吃、路要一歩歩走。


昨日の中国語で教わりました。

ご飯は一口一口しっかりと食べて、

路は一歩一歩確実に歩こうとね〜






 「池上二絶」其二

          (中唐)白居易


小娃撐小艇  小娃 

         小艇にさおさし

偸採白蓮廻  ひそかに白蓮を

         採りてかえる

不解蔵蹤跡  蹤跡を

         かくすあたわず

浮萍一道開  浮萍 

         一道開く





 「花泥棒」

          (訳詩)はぐれ雲




かわいこちゃんが 小舟にのって


花をとる 白蓮(びゃくれん)の花


ひそかに盗って 逃げていくけれど

小舟の跡は 消せません


浮き草のなか 一本の道のみ開いている





花さそふ 比良の山風 吹きにけり

こぎ行く舟の 跡見ゆるまで

   (新古今和歌集128 宮内卿)







  「初夏戯題」

         徐夤(じょいん)


長養薫風払暁吹  長養の薫風 

            払暁に吹き

漸開荷芰落薔薇  漸く荷芰開いて 

            薔薇落つ

青虫也学荘周夢  青虫もまた 

          荘周の夢を学び

化作南園蝴蝶飛  化して南園の 

         蝴蝶となって飛ぶ





 「初夏たわむれに記す」

         (訳詩)はぐれ雲



こころのかての 薫風が

夜の明けるころ 吹いてきて


紅いはすや 白いひし

しだいに咲いて くるころに

そうび(薔薇)の花は 散っていく


青い毛虫も 夢の中

荘周の夢の 真似をして


胡蝶となって ひらひらと

南園のなか とびまわる
  













2015/03/16 23:23:00|漢詩 訳詩
オムレツの大きな腹や朧の夜





こういうことはないのだと思うけれど

月の出ていない朧夜

雨の降っている朧夜

あさから特徴のないぼけた天気

朧月がでていない

イメージだけが朧夜

そんな感覚なのでございます



朧月散歩帰りの焼き鳥屋



オムレツの大きな腹や朧の夜




家の中に居ると

春の雨の音は聞こえません

春の炬燵に潜り込んでいると

なんとなく朧夜なのでございます






 「 楊叛児 」ようはんじ

           (盛唐)李白



君歌楊叛児   君は歌う 

           楊叛児

妾勧新豊酒   妾は勧む 

           新豊の酒

何許最関人   いずこか 

           最も人に関する

烏啼白門柳   烏は啼く 

           白門の柳

烏啼隠楊花   烏は啼いて 

           楊花に隠れ

君酔留妾家   君は酔いて 

           妾の家に留まる

博山鑪中沈香火  博山鑪中 

            沈香の火


双煙一気凌紫霞  双煙一気

            紫霞を凌がん







「 楊叛児 」

          (訳詩)はぐれ雲



あなたは唄う   「楊叛児」の歌

わたしは勧める   新豊の酒

どこが一番     気がかりかしら

からすの鳴くのは  白門の柳の枝

からすが鳴いて   楊花に隠れるころ

あなたは酔ってしまって 

          わたしの家よ

博山の香炉のなかで 

      沈香の火が燃えあがり

二つの炎の  一つになって

一気に登る    真っ赤な雲は

夕焼け空をも   凌がんばかり
 



   
「楊叛児」とは

童謡で宮中の女巫(みこ)の

息子とされる。

恋歌の第二首に

「暫く白門の前に出づるに、楊柳

烏を蔵す可し。きみは沈水の香となり、

われは博山の炉となる」

李白はこれに基ずいて詩にしたようだ。



新豊

長安の東北東約60KMの地名。

美酒の産地として知られる。

一説には江南の美酒の産地とも。

いづれにしても、新豊の酒を探し求めて

飲んで、李白に自慢したいもんだ。



紫霞(しか)

空に浮かぶ赤や紫色の雲、霞。


(追記)

新豊の酒 まだ巡り会っておりません

なんとかね〜

李白に電話して送ってもらおうかな〜

















2015/03/15 18:10:01|自作 詩
石捨ててきれいになろう日永かな



白木蓮が満開です!

杉花粉も飛び回っているようです。

嚏が飛び散ります。

すごいエネルギーです。


日曜日

久しぶりに囲碁を打ちに撫子公民館

思考に余裕のある日でした。



石捨ててきれいになろう日永かな




この俳句を看て、囲碁の話とは

なかなかみて貰えないだろうな〜



亀鳴くや浦島太郎愚痴ばかり




これも囲碁の話とは

なかなかみて貰えないだろうな〜


撫子公民館で囲碁を打つとその後

海を見に海辺を散歩するのが

日課になりましてね〜

吾輩は海を見るのが大好きなので〜

今日も見に行きました〜



囲碁のことささやきかえす春の海


片腹をさらさらさわる春の風


春濤のぎんぎらぎんと押し寄せて




暖かい日だったので

サーフインの黒鴉どもが

バシャバシャとたってるやってる


花水川橋が新設されて

2車線が4車線になり

湘南バイパスも渋滞が減ったよう〜

花水川の河口も整理されて

コンクリートの護岸の岸もできて

きれいになりましたな〜


金麦の桜の花も満開になって

食欲も満開ですな〜






1996.4.21.
            はぐれ雲



我が生の終わる時

飛鳥悲しみに泣き

庭の花うなだれて

天空にわかに曇り

雷はほえるが如く

暴風吹きまくり

雨狂ったように降る


想い出は走馬灯の如く

夢幻の雲上空を徘徊す

深紅の夕日限りなく大きく

白月長き影を作る


我が人生を省みて

こんなものなのだろう

可も無く不可も無し


我は今 時の過客

千里の旅の始まりか

千里の涯をきわめんと

うごめいて

生と死の区別も知らぬ


仮の宿を去るにあたり

我が実績は二人の子供のみ

本能が終わろうとする

さらなる生を認められず

あくなき望みも

なお終わらず


無限の旅は更に続く

悲しみも無く喜びもなし

いままでの生に感慨なし

空は限りなく青く

雲は限りなく白い


深紅の太陽は燃えるが如く

我が生を受けしときと変わらず


知人皆涙を流し

悲しみに打ち震えるが

それがまた

限りなく滑稽に見える

変わらないこと空の如く

軽やかなこと大気の如し


生きるものは死をしらず

自然のまま そのまま

何も変わるもの無し


これより無限の霧となる

人生影と共に生まれ

影と共に過ごしたならば

我影もついに、、、、、、、




















2015/03/10 16:46:00|俳句関連
告天子(こうてんし)西湖の虹は何処より



抜けるような上天気の暖かさだった

あさ 

ごみをおいてくる

ほんとうに抜けちゃったようで

抜ける風がさむくなってきて

そうして風がないできたら

先日来の寒い天気で

咲きかけた白木蓮が

萎んでしまったのだが

そのしぼんでしまった蕾が

一斉に咲き始めました

欲求不満が解消されたようです

ひる

隣の家では車を洗っている

吾輩は二度目の顔を洗って目薬たらす

テレビをみているのです

丹波哲郎の鬼平犯科帖もうおわり




蘭亭や川のほとりの諸葛菜



告天子明日の天気も晴れ模様




告天子(こうてんし)とは?

インターネットで調べてみました

@、モンゴル、中国東北部に棲息

  鳴き声がよいので鳴き合わせに

  使われる。百音鳥とも言われる。

A、雲雀(ひばり)のこと

  日本全国に棲息。高いところが好き

  春の季語にある。

B、日本最大の通販サイトの名前だって

  はじめて知ったわ!

C、アフリカの国の一つ むむ???

  中国人が作ったのか?首都は

  モニロビアだって?


なんかいっぱいあるんだね〜

声はよさそうだね〜

吾輩が推測した告天子とは 告げる天子

天気予報士かも〜

天が好き即ち空が好きなんだね〜

論より証拠 今度世界大会を

やってみようか?


各国の告天子を持ち寄って、

どれが一番良い声か!

どれが一番高く飛べるか!

どれが一番焼き鳥にしたら美味いか!

どれが一番安く売っているか!


そうだな〜大会場所は橋のほとりの

焼き鳥屋で、審判長は李白に

やらせてみようか? どうですか〜

天気予報士としては諸葛孔明先生も

絶対呼ぶべきだと曹操が言ってるが〜

あっそう そうですか!

そうせい そうせい かってにせ〜



告天子西湖の虹は何処より



















2015/03/07 9:36:00|自作 詩
長城を走って上る春の空



朝から雨が降っております

うすら寒い土曜日です

音がな〜んもきこえまへん

きっとみみがわるくなったのかも

それともほんとうに音がないのかな〜

パソコンで安室奈美恵の歌を聞く

まともにきこえております


はるですからね〜

ぼんやりするのもしょうがないのかな〜




長城を走って上る春の空




もうかなり遠い日

北京の空も曇っておりました






1964.2.8.
          はぐれ雲



剣道のけいこのあと

あしからジーンと広がって

すばらしい眠気がやってきた

ぜんしんの疲れがきもちえええ〜






1963.11.20.
          はぐれ雲




力 偉大なり すべてを支配している

男も女も恋も金も

力 宇宙の根源 頼もしい喧嘩の対象

俺をも支配している

力 不思議なり 見えずにあらわれる

心 感覚 認識までも支配している

力 偉大なり

我が支配する対象にすべし







1963.11.20.
         はぐれ雲


寮生活

がいとうの襟をおさえて

北風のなかをあるいてかえる

帰る処には冷たいみそ汁と

冷や飯だけがまっている

ふるえながら冷や飯くえば

ふるさとの家族の顔がうかぶ