続人生まだまだこれからさあ!

老いた駿馬は馬小屋に伏すも志は千里にあり。烈士は暮年なるも壮心止まず。                かすみ食へどまだ仙人になりきれず
 
2015/06/05 4:17:43|俳句関連
失せし歯を辿ればけんか皐月闇


深夜2時半過ぎ

冷蔵庫が呼んでいる

がたごと ごとがた ぐあああ〜



皐月闇冷蔵庫が呼んでいる





どうしたどうしたと開けてみれば

マグロの切り落としが待っている

さといもの煮つけが呼んでいる


そうか〜

きのうくえるものを買っといたんだ

我歯のじょうたい

リハビリ調整忍耐がんばっとるんや



歯医者通いのいつまで続く皐月闇





最初はグー 金麦から



テレビをつけたら 「わかこ酒」

という番組

ホルモンてんぷらだって〜

うっま囌〜

歯がまともになったら広島へ行くぞ〜

そう この番組広島でやってる

次の店は鉄板料理や〜

広島地酒の升酒だ〜 生牡蠣がうまそ〜

焼牡蠣も〜 汁までのんで〜

炙りねぎ 箸など不要 へら喰いだ〜

さいごの一へらは分け合って

次のみせは府中焼きだって

お好み焼だ〜

焼けるまで時間がかかる

そのかんは

たちまちメニューがたくさんあって〜



吾輩も

たちまち 金麦から 始まって

濃い赤ワイン 米だけの酒へと

わかこ と一緒に

広島の夜をほっつき歩いてる感じで

B級グルメを楽しんでいるのでした


一見中情 歌迷 球迷 食迷食迷食迷〜



こんな夜は烏柄杓で酒を酌む




烏柄杓(からすびしゃく)とは

植物 花の名前 夏の季語



庭の紫陽花もかなり色がついて

きました!


お〜 

もう新聞配達が来てしまったよ〜




(後記)

烏柄杓は釣竿だって?釣竿じゃあ

酒は酌めませんな〜

肴は釣れるかもしれないけれど、

そうして柄がなくなれば

ただの茶碗 しかしこのちゃわんは

へんな形をしてますな〜

そう言えば古代中国の金属製の酒飲み器

がこんなかっこうをしてますな〜

三国志の曹操なんかが両手で器をもって

とがった先っぽを口に入れて飲むような

両手で持って口を隠して酒を飲む

烏柄杓は

古代中国のお猪口なのかもね〜

烏柄杓はハンゲ(半夏)とも言って、

このハンゲが生じるころを半夏生と

言うそうな、今年は7月2日

何を食うかって?

吾輩歯の調整修理リハビリ中

何を食うかよりも何を飲むかに

うんそれが問題だ!

烏柄杓で酒は飲めないですかね〜

なくなった自分の歯がうらめしい〜



失せし歯を辿ればけんか皐月闇




千葉の海にはそろそろ

卯波が立ってくるころでしょう

      お元気で

            謝謝!















2015/06/03 0:07:31|俳句関連
金魚釣りおいてけ堀に青い月




昨日は玄鳥俳句会の小田原教室


いつものようにおこなわれた


恒例により主宰のコメント

1、難しい、俗っぽい。

2、季語が無い。

3、面白くない。

4、落ち着きがない、因果関係を連想

  しないような配慮。

5、意図がみえると面白くない。

7、囲碁の話か?

11、卯波 連想しちゃう。

12、3段切れ。

14、理屈的、広がりがない、俗っぽい。

15、句柄が幼い。

16、中途半端。

17、田植寒、季語?→田植時

18、内容がよく見えない。

21、孝(こう、ちち)亡父のこと

   妣(ひ、はは)亡母のこと

22、言葉だけで具象化に欠ける。

24、作者の想いが見えず。

27、ちょっといいすぎ。

30、特定できないとイメージが

   うかばない。

32、鳥語 嫌いな言葉

34、繊細でよし。

35、季語の重要性?

38、類想感、ちょっとオーバー

39、一般的、臨場感なし、具象化を

40、想像力を膨らませる工夫を


次回は12月7日、題は小

9月6,7日 1泊吟行会予定



2次会は歯が不調よって食を選択

ゆえに酒量多くなる

いわゆる飲み過ぎ

千鳥足 ふらふら あたまぐらぐら

帰りの小田原駅 小田急のホームへ

入っちゃって、平塚へ行く方法解らず

ホームを出てふらふら

東海道線のホームをついに発見

時間がかかったけれど無事かえれる。

よって平塚組からおいてけぼり

平塚につくころ電話あり。

ありがたいことです、

心配していただいて!



金魚釣りおいてけ堀に青い月




















2015/05/31 20:51:00|自作 漢詩
串刺しの魚の香りや夏炉辺




インドの熱波は酷いですね〜

死者2100人以上

47.6度 インド全土で40度C超

アメリカでは雪が降って雹が降って

竜巻が多発して鉄砲水だそうな


日本列島の地下も地球のマグマが

うごめき始めてね〜

地面もゆれはじめましたな〜


日本も熱くなってきましたな〜

人の世も酷くなってきて

なんですかあのFIFAは世界規模の汚職

その時の会長が留任するんだって?

ブラッターというらしい

人がいいらしい

人がいいから汚職も起こるんだわさ

考えられませんな〜


近隣には自分勝手な勝手なことを

やって自らを大国と言う国や

何もやらずにいちゃもんばかりの国

今年の夏は熱くなりそうですな〜


ペルー沖の海温上昇

エルニーニョ現象より推測すれば

日本の今年の夏は

豪雨の冷夏であると言うが、さ〜て?



串刺しの魚の香りや夏炉辺 




いやあ〜熱いですな〜







       21
「酔郷夏」

        2005.8.12.

            はぐれ雲



清爽如秋午夢長  清爽秋の如く

           午夢長し


鶯声飛去白蓮香  鶯声飛び去り

           白蓮香る


山光海色是仙境  山光海色

           是れ仙境


雨後竹風一枕涼  雨後の竹風

           一枕涼し





「酔郷の夏」



秋のようなる爽やかさ

うつらうつらと昼寝かな


鴬の声飛び去って

花の香りの残りたり


山の光や海の色

淡粧濃抹(たんしょうのうまつ)

これ仙郷


雨後の竹林吹く風の

眠りを覚ます現世(うつしよ)か
 





淡粧濃抹(たんしょうのうまつ)は

北宋の詩人蘇軾の杭州の西湖を詠った詩

「飲湖上初晴後雨」よりとりました。





















2015/05/30 22:32:00|自作 詩
金魚釣るおいてけぼりに青い月



ほとんど客の居ない床屋

吾輩の行っている床屋

一番近いから行ってる床屋


今日午前10時頃に行ってみた

珍しく客が1人いた

“30分まってください!”

と 床屋の兄ちゃん

なぜか得意そうに嬉しそうに見えた


吾輩 待つのが嫌いなんです

しょうがないから吾輩の小放浪が

はじまった

少し歩くと道の向こう側に

昔からの個人経営の八百屋がある

小鉢の花がたくさん置いてある

花屋もやっている

八百屋だけでは儲かりそうもない

いつのころからか小鉢の花や等を

はじめたようである

花の方が目立つので八百屋と

言うよりは花やにみえる


きれいな花に吾輩の眼が反応した

この花何て言うの?

水をやっていた店のばあちゃん

わからない と

よく見ると名札が小鉢に挿してある

“ホクシャ”と書いてあった

こんな花を買うのは

久しぶりと言うか 1年ぶりか

何年振りか 久しぶりなのだ


天気がすこぶるよい

天気が良いと吾輩の気分もよいのだ

花をさげて家に帰る

濡れ縁において水を遣って

それから 床屋へ行きました


真夏の熱さ異常な熱さである

あっちこっちで火山が噴火して

各地で地震が発生して

日本列島大異変の予兆なのかも



金魚釣るおいてけぼりに青い月






1993.12.10.

「大地の手(インドの回想)」

          はぐれ雲



潤んだ瞳、土ぼこりの体

何かを求め手を差し出す

じっと見つめるその瞳は何を言い

差し出す手は何を求めているのか


土色の肌は土ぼこりなのか

それとも持って生まれた肌の色か

印度の大地に生をうけ

その生活以外は何も知らず

観光客を見れば手を出すのが癖となり

じっと目を見て哀れを誘う

それ以上も以下も無く

大地と共に土まみれて生きている


その幼い手はこれから何を

掴もうとするのか

如何にその地が貧しくも

如何に親がつれなくも

お前の将来には夢がある 

はずなのだ

その幼い手を

インドの天に向かって差し出すがよい

そこにはほかでは見られない

光り輝く太陽も月も星もある


















2015/05/29 12:53:00|自作 漢詩
アパートの裏に十薬雨催


ごみ置き場への途


我家からゴミ置き場までの途は

とても近いのですが

いろいろと

季節による風景が楽しめます。


いまはまだ初夏なんでしょう

紫陽花の花のかすかに色付く頃です。

家を出て前のアパートの縁に

十薬(どくだみ)の白い花が

薄暗いごみ出す頃には

星のように輝いています


前の途を出て右へ曲がりますと

メイン道路へでる路となります。


ここに朽ち果てた自動販売機が

設置されております。

この家の人はけして取り除こうとは

しません。まるでオブジェのように

通行人の眼を楽しませております。

きっとこの自動販売機は

そのうち世界文化遺産になることを

密かに狙っているようでもあります。


その横の電信柱が

有名な毎年蔦に占領される電信柱です

この蔦はいまは青々としていますが

秋になって冬が近づくと

毎年真っ赤に紅葉して

それはそれは見事なのでございます。


この路からメイン道路を左に曲がれば

すぐごみの置場となっております。

今朝は珍しく鴉が一羽ごみを漁っており

吾輩が近づくと

名残惜しそうに 恨めしそうに

飛んでいきました。


午後いつのまにか翳ってきて

雨模様の涼しい風が吹き出した。



アパートの裏に十薬雨催








         47
 「老江湖之詩」

     2006.10.11.

           はぐれ雲 
        


没舎不得去失事  失くして惜しい

           ものも無く

還没什磨可怖的  何にも怖い

           ものも無い     

吾在天下一個人  俺は天下の

            一人者

任意胡稿老江湖  勝手気ままな

            老江湖






老江湖 lao4 jiang1 hu

   〜世間を渡り歩いてきた人

江湖 jiang1 hu2

  〜放浪生活者




老江湖(ラオジャンフー)”の意味は

“はぐれ雲”に

通じるものがありますな〜